auブランドを展開するKDDI(9433)、株主優待制度は「カタログギフト」から「自社関連サービス」に変更、優待金額が減っています。株主優待に加え、配当状況や業績推移・株価チャートを確認していきます。
- 配当・優待の合計利回りは約3.8%
- 株価は上昇推移から下落
株価情報と株主優待
株価情報と配当状況、株主優待制度を確認していきます。
株価の指標（2024年5月24日終値時点）
株価：4,302円
予想ＰＥＲ：12.98倍
ＰＢＲ：1.71倍
予想ＥＰＳ：331.37円
時価総額：9兆4,293億円
最新の株価参考：KDDI(株)【9433】：Yahoo!ファイナンス
株主優待について
株主優待制度は2025年度より「カタログギフト」から「自社関連サービス」に変更としています。優待権利確定基準月は3月で、1年以上の継続保有が条件です。
| 所有株式数 | 優待内容 |
|---|---|
| 100株以上 1年以上 5年未満 | 自社関連サービスの特典(2,000円相当) |
| 100株以上 5年以上 | 自社関連サービスの特典(3,000円相当) |
優待変更で3,000円相当から2,000円相当に、保有株式数で金額が変わらないため改悪しています。
優待利回り
100株保有で2,000円相当とした場合、優待利回りは約0.5%です。優待利回りは低めです。
配当金の情報
2025年3月期の予定年間配当：145円
予想年間配当利回り：3.37%
配当金の推移について
下記は配当金推移です。配当権利日は9月(中間配当)と3月(期末配当)です。
配当は連続で増配当推移しています。2025年3月期も増配予定としています。
配当性向は2024年3月期が46.5%、2025年3月期の予想が約43%です。
配当方針の確認
配当方針は「配当性向40%超」、「利益成長に伴うEPS成長の相乗効果により持続的な増配を目指す」としています。
業績推移と株価チャート
業績推移と株価チャートを確認していきます。
業績の推移
下記は売上高・営業利益・経常利益・最終利益の推移です。
売上・利益ともに緩やかに右肩上がりで推移していましたが、2024年3月期は減益に。
2025年3月期は増益見通しとしています。
株価のチャート
下記は5年分の週足株価チャートです。
株価は2021年から大きく上昇。調整的に下落する場面もありますが、2023年も上昇推移。
2024年は警戒感などから下落推移しています。
事業内容と財務情報
事業内容と財務情報を確認していきます。
KDDI(9433)の概要
KDDI株式会社（ケイディーディーアイ、英: KDDI CORPORATION）は、「au（エーユー）」ブランドを中心とした携帯電話事業などを手掛ける日本の大手電気通信事業者。
2000年に第二電電 (DDI)、ケイディディ (KDD)、日本移動通信 (IDO) が合併し、「株式会社ディーディーアイ」（通称及びロゴマークはKDDI）として発足する。
2001年4月に合併時より通称として使用していた「KDDI」を社名とし「ケイディーディーアイ株式会社」に社名変更し、2002年11月に現社名の「KDDI株式会社」に変更。
KDDI – Wikipediaより抜粋
「au」ブランドの携帯電話事業が主力です。
「auスマートパス/auスマートパスプレミアム」、「au Wowma!」のような非通信分野での成長も模索しています。
キャッシュフロー
下記はキャッシュ・フローの推移です。
営業CFは高い水準で推移、投資CF、財務CFも安定しています。
配当・株主優待について
配当は連続増配中で株主優待と合わせた利回りは高いです。
しかし、人気優待だったカタログギフトを廃止し、自社関連サービスの特典に変更。金額が減っており改悪しています。