亀田製菓【2220】株価が下落推移・業績警戒感から厳しめの動き

「亀田の柿の種」や「ハッピーターン」などのお菓子で有名な亀田製菓(2220)。

今後の株価と配当はどうなるのか、業績推移・株価チャート・配当推移を確認してみました。また、株主優待も確認していきます。

亀田製菓の株価POINT
  • 厳しめの業績で株価も厳しい推移
  • 伸びしろはあるが、警戒感もある
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亀田製菓の株価情報と業績推移

亀田製菓の株価情報と業績推移を見ていきます。

株価指標

株価:3,870円
予想PER:24.73倍
PBR:1.22倍
予想EPS:156.52円
時価総額:864億円

2023年11月7日終値時点のデータ。
最新の株価参考:亀田製菓(株)【2220】:Yahoo!ファイナンス

PERにやや割高感があります。

売上高と利益の推移

下記は亀田製菓の売上高・営業利益・経常利益・最終利益の推移です。

2022年3月期は「収益認識に関する会計基準」等を適用するため売上が目減り、原材料価格の高騰などの影響で減益となりました。

2023年3月期はさらに減益と厳しくなりましたが、2024年3月期は増益見通しとしています。

参考:財務データ|亀田製菓株式会社

株価の推移

下記は亀田製菓5年分の週足株価チャートです。

2020年3月の下落を除き、株価は比較的レンジで推移していましたが、2021年は下落推移。

2022年5月以降は底値から抜けてやや上昇していましたが、再び下落しており厳しい動きです。

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亀田製菓の配当情報と株主優待

亀田製菓の配当情報と株主優待制度を見ていきます。

配当金の情報

2024年3月期の予定年間配当:56円
予想年間配当利回り:1.45%

配当金の推移

下記は亀田製菓の配当金推移です。配当権利日は、9月(中間配当)と3月(期末配当)です。

亀田製菓の年間配当金推移

2019年3月期:51円
2020年3月期:52円
2021年3月期:53円
2022年3月期:54円
2023年3月期:55円
2024年3月期:56円(予)

配当は連続増配推移です。

配当性向は2023年3月期が61.3%、2024年3月期の予想が約36%です。

配当方針の確認

配当方針は「利益成長に伴う安定的かつ継続的な増配を基本とし、配当性向30%を目安」としています。

参考:配当情報|亀田製菓株式会社

株主優待制度について

亀田製菓の株主優待は「自社製品の詰め合わせ」です。優待権利月は9月です。

保有株式数優待内容
100株~999株自社製品詰め合わせ 1,000円相当
1,000株以上自社製品詰め合わせ 3,000円相当

優待利回り

100株保有で1,000円相当とした場合、優待利回りは約0.3%です。

参考:株主優待情報|亀田製菓株式会社

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亀田製菓の事業内容と今後について

亀田製菓の事業内容の確認と今後について考えてみます。

亀田製菓(2220)とは

亀田製菓株式会社(かめだせいか 英: KAMEDA SEIKA CO.,LTD.)は、主にせんべい、あられなどの米菓、菓子を製造する日本の企業。日本最大の米菓メーカーである。

販売中の商品数は、200種類以上であるが、主力の8商品で売り上げの約50%を占める。

主力8商品は亀田の柿の種、ハッピーターン、海苔ピーパック、まがりせんべい、手塩屋、うす焼き、おばあちゃんのぽたぽた焼、つまみ種

亀田製菓 – Wikipediaより抜粋

日本国内最大の米菓メーカーで、アメリカをはじめタイ・ベトナム・中国など海外へも展開しています。

今後は海外展開の加速に加え、菓子以外の米飯や乳製品、健康食品などの多角化にも重点を置いています。

3カ月決算の実績

下記は亀田製菓の連結経常利益の推移と前期との比較です。

2024年3月期の連結経常利益は58億円見通しとしています。

キャッシュフロー

下記は亀田製菓のキャッシュ・フロー推移です。

安定した営業CFの推移です。

参考:亀田製菓|Google Finance

亀田製菓の今後について

今後は海外米菓事業、国内食品事業を中心に事業領域拡大を進め「あられ・おせんべい」イメージから食品業への進化を目標としています。

事業領域拡大が進めば当然伸びしろも増えます。

リスク要因

ここ数年は期初の利益見通しより下ブレて着地。2022年3月期も減益となりました。また、海外事業セグメントは赤字が続いています。

国内は少子化の影響もあり需要が頭打ちになることを想定し、商品群の多角化・海外展開を進めますが、伸びしろと共に投資リスクなども背負うことになります。

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