PC周辺機器メーカのエレコム(6750)、連続増配当で推移し高めの配当利回りです。株価指標と業績推移、株価チャートと配当推移を確認していきます。
株価情報と配当情報
株価情報と配当状況・株主優待制度を確認していきます。
株価の指標(2024年8月23日終値時点)
株価:1,457円
予想PER:12.34倍
PBR:1.35倍
予想EPS:118.11円
時価総額:1,344億円
最新の株価参考:エレコム(株)【6750】:Yahoo!ファイナンス
株主優待制度(廃止)
エレコムは株主優待制度として「QUOカード」と「自社製品」を実施していましたが、2021年3月末で廃止しています。
株主優待廃止の理由は「配当金による利益還元の充実がより適切であると判断」したためです。
配当情報
2025年3月期の予定年間配当:48円
予想年間配当利回り:3.29%
配当金の推移について
下記は配当金の推移です。配当権利日は9月(中間配当)と3月(期末配当)です。
配当は連続増配で推移。2025年3月期も増配予定としています。
配当性向は2024年3月期が36.7%、2025年3月期の予想が約41%です。
配当方針の確認
配当方針は「親会社株主に帰属する当期純利益(連結)に対して30%以上の配当性向を目標として配当額を決定」としています。
業績推移と株価推移
業績推移と株価推移を確認していきます。
業績の推移
下記は売上高・営業利益・経常利益・最終利益の推移です。
2021年3月期までは売上、利益ともに好調に推移していましたが、2022年3月期は半導体不足・為替の影響で減益に。2023年3月期はさらに減益に。
2024年3月期は増益、2025年3月期も増益見通しとしています。
株価のチャート
下記は5年分の週足株価チャートです。
株価は2020年3月をのぞけば上昇していましたが、2021年は大きく下落。
2023年5月以降は上昇していましたが、2024年は下落が強めの推移をしています。
事業内容と財務状況
事業内容と財務状況を確認していきます。
エレコム(6750)の概要
エレコム株式会社(ELECOM CO.,LTD.)は、大手コンピュータ周辺機器メーカーである。バッファローやアイ・オー・データと並ぶ日本におけるIT機器大手。
マウス、キーボードをはじめとする13部門において業界トップシェアを誇っており、スマホ関連にも強い。
近年はBtoCからBtoBへ大きく経営の舵を切っており、M&A巧者で法人向けを強化。中国、東南アジアを中心に海外展開も積極的に行っている。
エレコム – Wikipediaより抜粋
「パソコン関連」、「スマートフォン・タブレット関連」、「周辺機器」が主な事業領域です。
「パソコン周辺製品メーカー」から「総合デジタル周辺製品メーカー」へ事業を拡大しています。
3カ月決算の実績
下記は各決算期における連結経常利益の推移と前期との比較です。
2025年3月期の連結経常利益は139億円見通しとしています。
キャッシュフロー
下記はキャッシュ・フローの推移です。
営業CFは減少しています。
配当・優待について
株主優待制度を廃止し配当重視に。
連続増配当で推移し、株価が下落した影響もあり配当利回りは高めです。