近鉄百貨店の株主優待は買い物優待カードなど・株価は下落推移【8244】

「あべのハルカス近鉄本店」を中心に展開する近鉄百貨店(8244)、株主優待制度では買い物優待カードなどを実施。株主優待に加え、業績推移、株価チャートと配当推移を確認していきます。

近鉄百貨店のPOINT
  • 株主優待は普段利用する人は便利
  • 配当復配も利回りは低い
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株価情報と株主優待

株価情報と配当状況・株主優待制度を確認していきます。

株価の指標(2024年6月18日終値時点)

株価:2,321円
予想PER:30.89倍
PBR:2.48倍
予想EPS:75.13円
時価総額:939億円

最新の株価参考:(株)近鉄百貨店【8244】:Yahoo!ファイナンス

株主優待について

株主優待制度は「買い物優待カード」と「優待クーポン券」を実施しています、優待権利月は2月と8月です。

保有株式数優待内容
100株以上買い物優待カード 10%割引
レストラン街優待券 10%割引 10枚
無料駐車1時間延長券 5枚
など

株主サービス向上のため2021年8月末の優待から一部を拡充しています。普段から利用する人には便利な優待です。

参考:近鉄百貨店企業情報|株主優待制度

配当金の情報

2025年2月期の予定年間配当:10円
予想年間配当利回り:0.43%

配当金の推移について

下記は配当金の推移です。期末(2月)の一括配当を実施しています。

業績悪化により2021年2月期、2022年2月期は連続無配に。2023年2月期は復配、2025年2月期は据え置き予定としています。

配当性向は2024年2月期が14.5%、2025年2月期の予想が約14%です。

利益配分の方針を確認

配当方針は「業績や経済情勢などを総合的に勘案し、安定的な配当を目指す」としています。

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業績推移と株価推移

業績推移と株価推移を確認していきます。

業績の推移

下記は売上高・営業利益・経常利益・最終利益の推移です。

2021年2月期はインバウンド需要の消失、自粛要請などにより大きく業績悪化、最終損益は約49.5億円の赤字となりました。

2022年2月期は「収益認識に関する会計基準」等の適用による影響で、売上高が大きく減少。想定より回復が遅れたことで連続赤字に。

2023年2月期は黒字回復、2025年2月期は増益見通しとしています。

参考:近鉄百貨店企業情報|主要経営指標推移

株価のチャート

下記は5年分の週足株価チャートです。

株価は2020年3月に大きく下落。その後は戻っていましたが、2021年8月に立会外分売の影響で再び大きく下落。

その後はレンジ推移から2023年8月末に上昇も、9月中旬から下落推移しています。

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事業内容と財務状況

事業内容と財務状況を確認していきます。

近鉄百貨店(8244)の概要

株式会社近鉄百貨店(きんてつひゃっかてん、英: KINTETSU Department Store Co., Ltd.)は、日本の百貨店の一つ。近鉄グループの主要企業。

系列の近畿日本鉄道(近鉄)は三菱グループと密接な関係を持つが、近鉄百貨店は大輪会の会員企業である。

近鉄百貨店 – Wikipediaより一部抜粋

中期経営計画で「百貨店」から「百価店」への変化を目指しています。

具体的には、あべのハルカス本店強化・自主事業の進化・EC事業の強化などを行うとしています。

キャッシュフロー

下記はキャッシュ・フローの推移です。

2023年2月期の営業CFが回復しています。

配当・優待について

株主優待制度の買い物優待カードなどは普段利用する人は便利な優待です。多くの優待を実施していますが、お得度は人によりそうです。

配当は復配していますが、利回りは低いです。

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