カシオ計算機(CASIO)【6952】安定配当推移だが高めの配当性向

腕時計・電子辞書で高シェアのカシオ計算機(6952)、安定配当推移で高利回りの期待がありますが、高い配当性向です。株価指標と業績推移、株価チャートと配当推移を確認していきます。

カシオ計算機のPOINT
  • 株価は下落後、厳しめの推移
  • 安定配当推移だが、高い配当性向水準
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カシオの株価情報と配当・優待

カシオ計算機の株価情報と配当状況・株主優待制度を確認していきます。

株価の指標(2024年2月9日終値時点)

株価:1,171円
予想PER:19.62倍
PBR:1.24倍
予想EPS:59.68円
時価総額:2,828億円

最新の株価参考:カシオ計算機(株)【6952】:Yahoo!ファイナンス

配当金の情報

2024年3月期の年間配当:未定
予想年間配当利回り:—

配当金の推移について

下記はカシオ計算機の配当金推移です。配当権利日は9月(中間配当)と3月(期末配当)です。

カシオの年間配当金推移

2019年3月期:45円
2020年3月期:45円
2021年3月期:45円
2022年3月期:45円
2023年3月期:45円
2024年3月期:未定

年間配当は45円で据え置き推移、2024年3月期の年間配当は未定としています。

配当性向は2022年3月期が68.7%、2023年3月期が82.3%です。

株主還元方針の確認

株主還元方針は「安定配当の維持を基本、利益水準、財務状況、配当性向、将来の事業展開・業績見通しなどを総合的に勘案した上で決定」としています。

仮に年間45円とした場合の配当利回りは約3.8%です。

参考:株式情報|CASIO

株主優待について

株主優待制度は実施していないです。

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カシオの業績推移と株価推移

カシオ計算機の業績推移と株価推移を確認していきます。

業績の推移

下記はカシオ計算機の売上高・営業利益・経常利益・最終利益の推移です。

2021年3月期は大きく減益、2022年3月期は回復しましたが想定より下振れ。

2023年3月期は減益、2024年3月期の利益はほぼ横ばい見通しです。

参考:財務・業績情報|CASIO

株価のチャート

下記はカシオ計算機5年分の週足株価チャートです。

株価は2020年3月に環境の悪化もあり急落、その後は大きく上昇・下落する展開に。

2021年3月以降は想定より厳しめの業績・警戒感などから下落、2022年5月に下落が止まりましたが、厳しめの推移をしています。

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カシオの事業内容と財務状況

カシオ計算機の事業内容と財務状況を確認していきます。

カシオ計算機(6952)の概要

カシオ計算機株式会社(カシオけいさんき、英: CASIO COMPUTER CO., LTD.)は電卓、電子辞書、電子楽器、時計などを扱う日本の電機メーカー。通称カシオ(CASIO)。

「カシオ計算機」の社名が象徴するように、創業時は機械式計算機などを生産、後に電子式卓上計算機(電卓)を発売する。

現在の主な事業分野は電卓、電子文具、時計などの個人向け情報機器や、システム機器、電子デバイスなどの製造と販売。近年は電波時計や電子辞書、TFT液晶などを主力商品として積極的に展開している。

カシオ計算機 – Wikipediaより抜粋

主要セグメントはウオッチ・クロックなどの「時計事業」、電子辞書、電卓などの「コンシューマ」事業です。

国内だけでなくアジア、北米、欧州にも広く展開しています。

3カ月決算の実績

下記はカシオ計算機の連結経常利益の推移と前期との比較です。

2024年3月期の連結経常利益は200億円見通しとしています。

キャッシュフロー

下記はカシオ計算機のキャッシュ・フロー推移です。

カシオ計算機の配当について

配当は安定推移しており、2024年3月期も据え置きなら高い利回りです。

しかし、配当性向は高い水準で推移しており、2024年3月期の業績見通しも厳しめです

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