ブリヂストンの株価分析!上昇・下落しながらレンジ推移・増配当で高めの利回り【5108】

タイヤで世界トップシェアを誇るブリヂストン(5108)。今後の株価と配当はどうなるのか、業績推移・株価チャート・配当推移を分析してみました。

ブリヂストンの株価POINT
  • 割安感なし、高めの配当利回り
  • 業績は大きく回復
  • 株価は上下しながらレンジ推移
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ブリヂストンの株価情報と業績推移

ブリヂストンの株価情報と業績推移を見ていきます。

株価指標

株価:5,150円
予想PER:10.52倍
PBR:1.19倍
予想EPS:489.52円
時価総額:3兆6,755億円

2023年3月22日終値時点のデータ。
最新の株価参考:(株)ブリヂストン【5108】:Yahoo!ファイナンス

同業他社と比較すると、PBRにやや割高感があります。

業績の推移

下記はブリヂストンの売上高・営業利益・経常利益・最終利益の推移です。

2020年12月期は最終損益が233億円の赤字と厳しくなりましたが、2021年12月期に大きく回復し純利益は過去最高を更新。2023年12月期も増益見通しとしています。

参考:業績推移データ|株式会社ブリヂストン

株価の推移

下記はブリヂストン5年分の週足株価チャートです。

株価は2018年以降、厳しい推移でしたが、2021年は業績不安のあく抜け感から大きく上昇。その後は下落場面もありますが下落後に戻しており、広めのレンジ推移と見えます。

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ブリヂストンの配当情報と株主優待

ブリヂストンの配当情報と株主優待制度を見ていきます。

配当情報

2023年12月期の予定年間配当:200円
予想年間配当利回り:3.88%

高めの配当利回りですが、同業種は全体的に高めの水準です。

配当金の推移

下記はブリヂストンの配当金推移です。配当権利日は6月(中間配当)と12月(期末配当)です。

ブリヂストンの年間配当金推移

2018年12月期:160円
2019年12月期:160円
2020年12月期:110円
2021年12月期:170円
2022年12月期:175円
2023年12月期:200円(予)

2020年12月期に大きく減配、2021年12月期に回復。2023年12月期は増配予定としています。

配当性向は2022年12月期が40.5%、2023年12月期の予想が約41%です。

配当方針の確認

ブリヂストンの配当方針は「連結配当性向40%を目安に、安定した配当を継続的に実施」としています。

参考:配当金・株主還元|株式会社ブリヂストン

株主優待について

株主優待制度は実施していないです。

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ブリヂストンの事業・決算内容と今後について

ブリヂストンの事業・決算内容の確認と今後について考えてみます。

ブリヂストン(5108)とは

株式会社ブリヂストン(英: Bridgestone Corporation)は、世界最大級のタイヤ製造及びゴム加工会社である。

1930年に日本足袋(現在のアサヒシューズ)のタイヤ部門として発足したのが会社の源流で、1951年に「ブリヂストンタイヤ株式会社」に社名変更し、1984年に株式会社ブリヂストンに社名変更した。

ブリヂストンブランドのスポーツ用品事業(ゴルフやテニスなど)、自転車事業はグループ子会社が行う。

ブリヂストン – Wikipediaより抜粋

タイヤ以外の事業も展開していますが、メイン事業はタイヤです。アメリカをはじめ海外売上比率が7割以上あります。

決算内容を確認

2022年12月期の連結最終利益は3,003億円と発表。2023年12月期の同利益は3,350億円見通し、年間配当は200円予定としています。(2023年2月16日の決算発表にて)

今後について

世界トップシェアを誇り国内外にタイヤ工場、原材料工場などの生産拠点を保有しています。中期事業計画では、工場閉鎖を含めた生産拠点再編・事業再編を実行しています。

業績について

2021年12月期は需要が大きく回復して好調、最終利益は事業売却益の影響もあり過去最高を更新。2022年12月期も上振れて着地、2023年12月期も好調な見通しです。

リスクに関して

主力がタイヤ事業なので石油や天然ゴムの原材料価格が製造コストに繋がります。現状では原材料価格高騰を売値で吸収していますが、円高進行するとマイナス材料となります。

株価は上下しながらレンジ推移しているため、ここからレンジを抜けて上昇するためには新たな材料も必要と言う見方も出来そうです。

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