青山商事(洋服の青山)の株価下落が止まらない!業績悪化で配当金は無配に転落【8219】

紳士服販売チェーンの「洋服の青山」を展開する青山商事(8219)。業績悪化により株価が大きく下落、2021年3月期の配当を無配予定としています。はたして今後の株価・配当はどうなるのか。株価下落理由、業績推移・株価チャート・配当推移を分析してみました。

青山商事の株価POINT
  • 業績悪化により2021年3月期の配当は無配に転落
  • 業績見通しもかなり悪く、今後の不透明感は強い
  • 中期計画を取り下げ今後の配当は厳しくなる
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青山商事の事業内容と株価指標

はじめに青山商事の事業内容と株価指標を確認していきます。

株価指標と配当利回り

株価:506円
予定年間配当:0円
予想PER:—
PBR:0.14倍

2020年11月13日終値時点のデータ

PBRはあまり見ないくらい割安です。2021年3月期は赤字見通しで配当は無配予定です。

青山商事(8219)とは

青山商事株式会社(あおやましょうじ、英: AOYAMA TRADING Co., Ltd.)は、紳士服の製造と、紳士服販売チェーン「洋服の青山(ようふくのあおやま)」の展開を行う企業。

業界で唯一、47都道府県全てに店舗を展開しており、業界最大手である。東証第1部に上場している。ギネスブックより「スーツ販売着数世界一」の認定を受けている。

青山商事 – Wikipediaより抜粋

メインの事業は「ビジネスウェア事業」で全体売上の7割あります。

参考:グループ事業|青山商事

青山商事の配当推移と株主優待

次に青山商事の配当推移と株主優待制度を確認していきます。

配当金の推移について

下記は青山商事の配当金の推移です。通常は年2回、中間配当(9月)と期末配当(3月)を実施していますが、2020年3月期の期末配当は見送り、2021年3月期は無配予定です。

青山商事の年間配当金推移

2016年3月期:155円
2017年3月期:165円
2018年3月期:170円
2019年3月期:105円
2020年3月期:50円
2021年3月期:0円(予)

青山商事の配当は中期計画(2018年度~2020年度)に配当基本方針として「連結配当性向70%を目処に普通配当を1株当たり100円とし、配当性向を目処に計算した配当が100円を上回る場合は、その差を期末に特別配当を実施する」としていました。

しかし、業績悪化により中期経営計画の取り下げ、2020年3月期の期末配当見送り、2021年3月期は無配予定としています。

参考:中期経営計画取り下げの背景|青山商事

株主優待について

青山商事の株主優待は「店舗で使える優待割引券」です。3月末と9月末が権利日です。

保有株式数優待内容
100株以上
1,000株未満
買物優待券(20%割引)
3枚
1,000株以上
3,000株未満
買物優待券(20%割引)
4枚
3,000株以上買物優待券(20%割引)
5枚

以前は15%割引券でしたが20%割引券に変更しています。普段利用している人には便利ですが、優待のおかげで株価が上昇する可能性は低そうです。配当を見送る中、優待の割引率を上昇させているため無くなりにくい優待と考えられます。

参考:株主優待|青山商事

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青山商事の業績推移と株価チャート

次に青山商事の業績推移と株価チャートの推移を確認していきます。

青山商事の売上高・経常利益の推移

青山商事の経常利益推移

2015年3月期:216億円
2017年3月期:210億円
2018年3月期:213億円
2019年3月期:156億円
2020年3月期:15億円
2021年3月期:-103億円(予)

2019年3月期の業績は猛暑、豪雨などの天候要因と災害による影響から下落、2020年3月期は更に下落し、2021年3月期は赤字予想と急激な周辺環境の変化もあり大きく業績が悪化しています。

参考:財務・業績ハイライト|青山商事

株価チャートの推移

下記は青山商事5年分の週足株価チャートの推移です。

業績悪化を受けて株価は大きく下落推移しています。

株価下落の背景には「業績悪化」や「配当減額修正(減配当)」などの理由もありますが、今後はスーツ離れがさらに加速する懸念から下落しているとも見えます。約2年で株価は約8分の1になっています。

青山商事の決算内容と今後について

最後に青山商事の決算内容確認と今後について考えていきます。

決算内容を確認

2020年11月10日の決算にて2021年3月期2Q累計(4-9月)の連結最終損益は169億円の赤字と発表、あわせて通期の業績予想は連結最終損益が292億円の赤字見通し、期末配当を見送り無配転落方針としています。

今後の見通しについて

中期計画にて「安定的な配当として100円」を方針としていたため、株価が下落し配当利回りが上昇した時に保有した人もいます。しかし、中期計画を取り下げ、無配転落という厳しい結果となりました。早期の復配を目指しますが、しばらくは厳しくなる可能性もあります。

スーツ離れが進んでいることもあり、青山商事に限らず他の紳士服専門店もかなり苦戦しています。しかし、株価というのはいつも過剰に反応するものです。今の株価は業績悪化だけでなく今後の業績・配当に期待できないのを織り込んだ価格と考えることもできます。

月次売上速報をみると前年同期比でかなり厳しい数字が続いていますが、10月は戻りつつあります。将来、回復すればしっかり配当に還元する企業なのでお得な株価、高配当になる可能性も秘めています。ただし、業績悪化が続けばいくら割安でも、どんな銘柄でも株価は下落する可能性があります。

参考:月次データ|青山商事

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