青山商事(洋服の青山)【8219】高配当利回りで優待実施も不安定な株価推移

紳士服販売チェーンの「洋服の青山」を展開する青山商事(8219)、高配当利回りで株主優待を実施。配当状況や株価推移・業績推移を確認していきます。

青山商事のPOINT
  • 業績回復で配当も回復推移
  • 以前ほどではないが高い配当利回り
  • 株主優待は割引券
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青山商事の株価情報と配当・優待

青山商事の株価情報と配当状況・株主優待を確認していきます。

株価の指標(2023年11月20日終値時点)

株価:1,477円
予想PER:10.23倍
PBR:0.44倍
予想EPS:144.43円
時価総額:744億円

最新の株価参考サイト:青山商事(株)【8219】:Yahoo!ファイナンス

配当金の情報

2024年3月期の予定年間配当:60円
予想年間配当利回り:4.06%

高い配当利回りです。

配当金の推移について

青山商事の年間配当金推移

2019年3月期:105円
2020年3月期:50円
2021年3月期:0円
2022年3月期:8円
2023年3月期:26円
2024年3月期:60円(予)

業績悪化で2020年3月期の期末配当は見送り、2021年3月期は無配となりました。2022年3月期に復配し、その後は増配推移です。

配当性向は2023年3月期が30.3%、2024年3月期の予想が約42%です。

配当方針の確認

中期経営計画(~2024年3月期)にて「連結総還元性向30%目安」としています。

前中期計画(2018年度~2020年度)では配当基本方針を「連結配当性向70%を目処に普通配当を1株当たり100円とし、配当性向を目処に計算した配当が100円を上回る場合は、その差を期末に特別配当を実施する」としていたので高配当でした。

参考:中期経営計画「Aoyama Reborn2023」|青山商事

株主優待について

株主優待制度は「店舗で使える優待割引券」、優待権利月は3月と9月です。

保有株式数優待内容
100株以上 1,000株未満買物優待券(20%割引) 3枚
1,000株以上 3,000株未満買物優待券(20%割引) 4枚
3,000株以上買物優待券(20%割引) 5枚

15%割引券から20%割引券に変更しています。

参考:株主優待|青山商事

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青山商事の業績推移と株価チャート

青山商事の業績推移と株価の推移を確認していきます。

業績の推移

下記は青山商事の売上高・営業利益・経常利益・最終利益の推移です。

2020年3月期の最終損益は赤字に。2021年3月期は急激な周辺環境の変化もあり大きく減収・減益で最終損益は連続赤字となりました。

その後は回復推移です。

参考:財務・業績ハイライト|青山商事

株価のチャート

下記は青山商事5年分の週足株価チャートです。

株価は「業績悪化」や「配当減額修正(減配当)」などにより大きく下落。

2021年以降は下落が落ち着いてレンジ推移。2023年は業績回復などによる期待もあり上昇場面も出ています。

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青山商事の事業内容と今後について

青山商事の事業内容と財務情報の確認と今後について考えてみます。

青山商事(8219)の概要

青山商事株式会社(あおやましょうじ、英: AOYAMA TRADING Co., Ltd.)は、紳士服の製造と、紳士服販売チェーン「洋服の青山(ようふくのあおやま)」の展開を行う企業。

業界で唯一、47都道府県全てに店舗を展開しており、業界最大手である。ギネスブックより「スーツ販売着数世界一」の認定を受けている。

青山商事 – Wikipediaより抜粋

主力事業は洋服の青山を中心とした「ビジネスウェア事業」で、全体売上の約7割です。

3カ月決算の実績

下記は青山商事の連結経常利益の推移と前期との比較です。

2024年3月期の連結経常利益は117億円見通しとしています。

キャッシュフロー

下記は青山商事のキャッシュ・フロー推移です。

2020年3月期、2021年3月期の営業CFはマイナスです。

青山商事の配当について

前中期計画では「安定的な配当として100円」を方針としていました。そのため、株価が下落し配当利回りが上昇した時に保有した人も多いです。

しかし、新中期計画では連結総還元性向30%目安としています。

高配当利回り

以前の配当水準(100円以上)に戻るには大きく業績が伸びるか、配当方針の変更が必要と考えられます。しかし、株価が以前と比べて安いのもあり高配当利回りです。

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