青山商事(洋服の青山)の株価が安値推移から上昇【8219】

紳士服販売チェーンの「洋服の青山」を展開する青山商事(8219)。

今後の株価・配当はどうなるのか、株価指標と業績推移、株価チャートと配当推移を確認してみました。また、株主優待制度も確認していきます。

青山商事の株価POINT
  • 株価は下落し安値推移から上昇
  • 業績回復で配当復配
  • 不透明感はあるが、更に業績回復を見込む
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青山商事の株価情報と業績推移

青山商事の株価情報と業績推移・株価チャートを確認していきます。

株価の指標

株価:1,700円
予想PER:12.1倍
PBR:0.51倍
予想EPS:140.44円
時価総額:857億円

2023年9月22日終値時点のデータ
最新の株価参考:青山商事(株)【8219】:Yahoo!ファイナンス

PBRはかなり割安です。

業績の推移

下記は青山商事の売上高・営業利益・経常利益・最終利益の推移です。

2020年3月期の最終損益は赤字に。2021年3月期は急激な周辺環境の変化もあり大きく減収・減益で最終損益は連続赤字となりました。

2022年3月期は黒字回復、2023年3月期は更に回復。

2024年3月期も増収・増益見通しとしています。

参考:財務・業績ハイライト|青山商事

株価のチャート

下記は青山商事5年分の週足株価チャートです。

株価は業績悪化を受けて大きく下落。「業績悪化」や「配当減額修正(減配当)」に加え、今後はスーツ離れがさらに加速する懸念も下落材料と考えられます。

2021年以降は下落が落ち着いてレンジ推移。2023年6月以降は回復期待で上昇しています。

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青山商事の配当情報と株主優待

青山商事の配当情報と株主優待制度を確認していきます。

配当金の情報

2024年3月期の予定年間配当:42円
予想年間配当利回り:2.47%

配当金の推移について

下記は青山商事の配当金推移です。

青山商事の年間配当金推移

2019年3月期:105円
2020年3月期:50円
2021年3月期:0円
2022年3月期:8円
2023年3月期:26円
2024年3月期:42円(予)

業績悪化で2020年3月期の期末配当は見送り、2021年3月期は無配に。2022年3月期に復配し、その後は増配推移です。

配当性向は2023年3月期が30.3%、2024年3月期の予想が約30%です。

配当方針の確認

中期経営計画(~2024年3月期)にて「連結総還元性向30%目安」としています。

以前の中期計画(2018年度~2020年度)では配当基本方針を「連結配当性向70%を目処に普通配当を1株当たり100円とし、配当性向を目処に計算した配当が100円を上回る場合は、その差を期末に特別配当を実施する」としていたので高配当でした。

参考:中期経営計画「Aoyama Reborn2023」|青山商事

株主優待について

株主優待制度は「店舗で使える優待割引券」、優待権利月は3月と9月です。

保有株式数優待内容
100株以上 1,000株未満買物優待券(20%割引) 3枚
1,000株以上 3,000株未満買物優待券(20%割引) 4枚
3,000株以上買物優待券(20%割引) 5枚

15%割引券から20%割引券に変更しています。

参考:株主優待|青山商事

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青山商事の事業内容と今後について

青山商事の事業内容と財務情報の確認と今後について考えてみます。

青山商事(8219)の概要

青山商事株式会社(あおやましょうじ、英: AOYAMA TRADING Co., Ltd.)は、紳士服の製造と、紳士服販売チェーン「洋服の青山(ようふくのあおやま)」の展開を行う企業。

業界で唯一、47都道府県全てに店舗を展開しており、業界最大手である。ギネスブックより「スーツ販売着数世界一」の認定を受けている。

青山商事 – Wikipediaより抜粋

主力事業は洋服の青山を中心とした「ビジネスウェア事業」で、全体売上の約7割です。

3カ月決算の実績

下記は青山商事の連結経常利益の推移と前期との比較です。

2024年3月期の連結経常利益は110億円見通しとしています。

キャッシュフロー

下記は青山商事のキャッシュ・フロー推移です。

2020年3月期、2021年3月期の営業CFはマイナスです。

参考:青山商事|Google Finance

青山商事の今後について

以前の中期計画では「安定的な配当として100円」を方針としていました。そのため、株価が下落し配当利回りが上昇した時に保有した人も多いです。

しかし、新たな中期計画では連結総還元性向30%目安のため、以前の配当に戻る可能性は現状では極めて低い状況です。

事業について

スーツ離れが進んでいることもあり、青山商事に限らず他の紳士服専門店も苦戦しています。

しかし、業績は回復しつつあり割安感があります。

ピンチはチャンスの可能性も

2024年3月期は大きく回復を見込み、ここから業績が回復すればお得になる可能性も秘めています。ただし、いくら割安でも、どの銘柄でも下落する可能性はあります。

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