青山商事(洋服の青山)の株価分析!長期で株価下落・業績悪化で配当金は無配に【8219】

紳士服販売チェーンの「洋服の青山」を展開する青山商事(8219)。業績悪化により株価が大きく下落、2021年3月期の配当金は無配となりました。はたして今後の株価・配当はどうなるのか。株価下落理由、業績推移・株価チャート・配当推移を分析してみました。

青山商事の株価POINT
  • 業績悪化により2021年3月期の配当は無配に転落
  • 株価は大きく下落推移、短期でやや持ち直す動き
  • 今後の不透明感は強いが業績回復を見込む
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青山商事の株価指標と事業内容

はじめに青山商事の株価指標と事業内容を確認していきます。

株価指標と配当利回り

株価:933円
予定年間配当:未定
予想PER:15.5倍
PBR:0.29倍

2021年5月19日終値時点のデータ

PBRはかなり割安です。2022年3月期の年間配当は未定です。

青山商事(8219)とは

青山商事株式会社(あおやましょうじ、英: AOYAMA TRADING Co., Ltd.)は、紳士服の製造と、紳士服販売チェーン「洋服の青山(ようふくのあおやま)」の展開を行う企業。

業界で唯一、47都道府県全てに店舗を展開しており、業界最大手である。東証第1部に上場している。ギネスブックより「スーツ販売着数世界一」の認定を受けている。

青山商事 – Wikipediaより抜粋

メイン事業は洋服の青山を中心とした「ビジネスウェア事業」で全体売上の7割あります。

参考:グループ事業|青山商事

青山商事の業績推移と株価チャート

次に青山商事の業績推移と株価チャートを確認していきます。

青山商事の売上高・経常利益の推移

青山商事の連結最終損益推移

2017年3月期:116億円
2018年3月期:115億円
2019年3月期:57億円
2020年3月期:-169億円
2021年3月期:-389億円
2022年3月期:30億円(予)

2019年3月期の業績は猛暑、豪雨などの天候要因と災害による影響から下落。2020年3月期は更に下落し最終損益は赤字。2021年3月期も大きく減収減益で連続赤字。急激な周辺環境の変化もあり大きく業績が悪化しています。2022年3月期は回復を見込みますが不透明感は強いです。

参考:財務・業績ハイライト|青山商事

株価チャートの推移

下記は青山商事5年分の週足株価チャートの推移です。

業績悪化を受けて株価は大きく下落しています。

株価下落の背景には「業績悪化」や「配当減額修正(減配当)」などの理由がありますが、今後はスーツ離れがさらに加速する懸念から下落しているとも考えられます。2021年からは持ち直してやや上昇する気配も出ていますが、まだまだ不透明感は強いです。

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青山商事の配当推移と株主優待

次に青山商事の配当推移と株主優待制度を確認していきます。

配当金の推移について

下記は青山商事の配当金の推移です。通常は年2回、中間配当(9月)と期末配当(3月)を実施しています。

青山商事の年間配当金推移

2017年3月期:165円
2018年3月期:170円
2019年3月期:105円
2020年3月期:50円
2021年3月期:0円
2022年3月期:未定

青山商事は中期計画(2018年度~2020年度)にて配当基本方針を「連結配当性向70%を目処に普通配当を1株当たり100円とし、配当性向を目処に計算した配当が100円を上回る場合は、その差を期末に特別配当を実施する」としていました。

しかし、業績悪化により中期経営計画を取り下げ、2020年3月期の期末配当見送り、2021年3月期は無配となりました。新たな中期計画では連結総還元性向30%目安としています。2022年3月期の年間配当は未定ですが、現状の利益予想から逆算すると15円~20円辺りと考えられます。

参考:中期経営計画「Aoyama Reborn2023」|青山商事

株主優待について

青山商事の株主優待は「店舗で使える優待割引券」です。3月末と9月末が権利日です。

保有株式数優待内容
100株以上 1,000株未満買物優待券(20%割引) 3枚
1,000株以上 3,000株未満買物優待券(20%割引) 4枚
3,000株以上買物優待券(20%割引) 5枚

以前は15%割引券でしたが20%割引券に変更しています。配当を見送る中、優待の割引率を上昇させているため無くなりにくい優待と考えられます。

参考:株主優待|青山商事

青山商事の決算内容と今後について

最後に青山商事の決算内容確認と今後について考えていきます。

決算内容を確認

2021年5月14日の決算にて2021年3月期の連結経常損益は114億円の赤字と発表。2022年3月期の同損益は46億円の黒字見通し、年間配当は未定としています。

今後の見通しについて

以前の中期計画では「安定的な配当として100円」を方針としていたため、株価が下落し配当利回りが上昇した時に保有した人もいます。しかし、中期計画を取り下げて無配転落という厳しい結果となりました。新たな中期計画では連結総還元性向30%目安のため、以前の配当に戻る可能性は極めて低い状況です。

スーツ離れが進んでいることもあり、青山商事に限らず他の紳士服専門店もかなり苦戦しています。しかし、株価というのはいつも過剰に反応するものです。今の株価は業績悪化だけでなく今後の業績に期待できないのを織り込んだ価格と考えることもできます。

不透明感が強いですが、回復すればお得な株価になる可能性も秘めています。ただし、業績悪化が続けばいくら割安でも、どんな銘柄でも株価は下落する可能性があります。

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