エービーシー・マートの株価が大きく上昇推移・株式分割予定【2670】

カジュアル、スポーツシューズを軸に靴小売店を展開するエービーシー・マート(ABCマート)(2670)。

今後の株価や配当はどうなるのか、株価指標と業績推移、株価チャートと配当推移を確認してみました。

ABCマート(エービーシー・マート)の株価POINT
  • やや割高感あり
  • 株価は上昇推移
  • 株式分割で買いやすい株価に
スポンサーリンク

ABCマートの株価情報と業績推移

エービーシー・マートの株価情報と業績推移・株価チャートを確認していきます。

株価の指標

株価:7,935円
予想PER:21.54倍
PBR:2.11倍
予想EPS:368.31円
時価総額:6,550億円

2023年7月13日終値時点のデータ
最新の株価参考:(株)エービーシー・マート【2670】:Yahoo!ファイナンス

やや割高感があります。

業績の推移

下記はエービーシー・マートの売上高・営業利益・経常利益・最終利益の推移です。

2020年2月期は20期連続で最高益を更新する見通しでしたが減益で着地、2021年2月期はインバウンド需要減の影響で大きく減収・減益となりました。

2022年2月期、2023年2月期は回復、2024年2月期は増収・増益見通しとしています。

参考:連結経営指標|エービーシー・マート

株価のチャート

下記はエービーシー・マートの週足株価チャートの推移です。

株価は2020年3月に大きく下落、すぐに上昇しましたが2021年中旬から厳しい推移に。

2022年4月以降は業績回復見通しもあり大きく上昇推移。

また、2023年8月31日を基準日として1株を3株に株式分割予定としています。

スポンサーリンク

ABCマートの配当情報と株主優待

エービーシー・マートの配当情報と株主優待制度を確認していきます。

配当金の情報

2024年2月期の予定年間配当:172円
予想年間配当利回り:2.17%

配当金の推移

下記はABCマートの配当金推移です。配当権利日は8月(中間配当)と2月(期末配当)です。株式分割前の株数として表示しています。

ABCマートの年間配当金推移

2019年2月期:170円
2020年2月期:170円
2021年2月期:170円
2022年2月期:170円
2023年2月期:170円
2024年2月期:172円(予)

配当は年間170円で据え置き推移、2024年2月期は増配予定としています。

配当性向は2023年2月期が46.4%。2024年2月期の予想が約47%です。

利益還元の方針を確認

利益還元の基本方針は「収益性の向上や財務体質の強化を図りながら、業績を加味した利益還元を実施していくこと」としています。

株主優待について(廃止)

株主優待制度は「グループ店舗で利用できる優待割引券」でした。

保有株式数優待品内容
100株以上 300株未満優待券3,000円 (1,000円割引券 3枚)
300株以上優待券5,000円 (1,000円割引券 5枚)

配当などによる利益還元を優先することとし、2021年2月末を最後に優待を廃止しています。

参考:株主情報|エービーシー・マート

スポンサーリンク

ABCマートの事業内容と今後について

エービーシー・マートの事業内容と財務情報の確認と今後について考えてみます。

エービーシー・マート(2670)の概要

株式会社エービーシー・マート(英: ABC-MART,INC.)は、靴小売業大手の企業である。国内外に靴や衣料品のチェーン店「ABCマート」(エービーシーマート)を展開する。

HAWKINSやVansブランドの商標権を取得し、ナショナルブランドとして同ブランドの靴を独占販売をしている。ナショナルブランドを主力としたSPA方式(商品企画から販売までの一括管理)を導入し低価格・高品質な商品を販売。

ABCマート – Wikipediaより抜粋

靴をメインに衣料・雑貨などの販売をしています。

1,300店舗以上を展開、国内が約1,000店舗、海外は韓国を中心に展開しています。

3カ月決算の実績

下記はエービーシー・マートの各決算期における連結経常利益の推移と前期との比較グラフです。

2024年2月期の連結経常利益は449億円見通しとしています。

キャッシュフロー

下記はエービーシー・マートのキャッシュ・フローの推移です。

参考:ABCマート|Google Finance

ABCマートの今後について

売上・利益共に順調に伸ばしていましたが、インバウンド需要が大きく落ち込んだ影響で2021年2月期はかなり厳しくなりました。

しかし、2022年2月期、2023年2月期と大きく回復し株価も大きく上昇しています。

長期的な伸びしろとリスクについて

長期的に見ると国内だけでなく、韓国を中心としたアジアへも出店を行い需要増が見込めます。海外出店は国内で成熟した企業には必須ですが、為替の影響・競合など様々なリスクも当然あります。

また、オンライン販売とリアル店舗の相乗効果を高めるためのデジタルコマースの強化をしています。様々な接点を増やすことでチャンスが増えますが、投資などのコストが膨らむ可能性も出てきます。

タイトルとURLをコピーしました