PC周辺機器メーカのエレコム(6750)、連続増配当で推移し、平均より高めの配当利回りです。株価指標と業績推移、株価チャートと配当推移を確認していきます。
- 配当は連続増配で推移し、平均より高めの利回り
- 株価は下落推移から上昇
株価情報と配当情報について
エレコムの株価情報と配当状況・株主優待制度を確認していきます。
株価の指標(2025年7月18日終値時点)
株価:1,869円
予想PER:14.06倍
PBR:1.73倍
予想EPS:132.93円
時価総額:1,724億円
最新の株価参考:エレコム(株)【6750】:Yahoo!ファイナンス
株主優待制度(廃止)
エレコムは株主優待制度として「QUOカード」と「自社製品」を実施していましたが、2021年3月末で廃止しています。
株主優待廃止の理由は「配当金による利益還元の充実がより適切であると判断」としています。
配当情報
2026年3月期の予定年間配当:52円
予想年間配当利回り:2.78%
配当金の推移について
下記は配当金の推移です。配当権利日は9月(中間配当)と3月(期末配当)です。

配当は連続増配で推移。2026年3月期も増配予定としています。
配当性向は2025年3月期が40.3%、2026年3月期の予想が約39%です。
配当方針の確認
配当方針は「親会社株主に帰属する当期純利益(連結)に対して30%以上の配当性向を目標として配当額を決定」としています。
業績推移と株価推移について
エレコムの業績推移と株価推移を確認していきます。
業績の推移
下記は売上高・営業利益・経常利益・最終利益の推移です。

2022年3月期は半導体不足・為替の影響で減益となり、2023年3月期はさらに減益に。2024年3月期は増益、2025年3月期は営業増益・経常減益に。
2026年3月期は増益見通しとしています。
株価のチャート
下記は5年分の週足株価チャートです。

株価は2021年は大きく下落。2023年5月から底値を抜けて上昇しましたが、2024年は下落が強めの推移に。2025年は上昇が強めの推移をしています。
事業内容と財務状況について
エレコムの事業内容と財務状況を確認していきます。
エレコム(6750)の概要
エレコム株式会社(ELECOM CO.,LTD.)は、大手コンピュータ周辺機器メーカーである。バッファローやアイ・オー・データと並ぶ日本におけるIT機器大手。
マウス、キーボードをはじめとする13部門において業界トップシェアを誇っており、スマホ関連にも強い。
近年はBtoCからBtoBへ大きく経営の舵を切っており、M&A巧者で法人向けを強化。中国、東南アジアを中心に海外展開も積極的に行っている。
エレコム – Wikipediaより抜粋
「パソコン関連」、「スマートフォン・タブレット関連」、「周辺機器」が主な事業領域です。
「パソコン周辺製品メーカー」から「総合デジタル周辺製品メーカー」へ事業を拡大しています。
キャッシュフロー
下記はキャッシュ・フローの推移です。

営業CFは減少していましたが、2025年3月期は増えています。
配当・優待について
株主優待制度を廃止し配当重視に。連続増配当で推移し、配当利回りは平均より高めです。