携帯・固定通信会社のソフトバンク(9434)、株主優待制度はPayPayポイントを実施、株主優待に加え、業績推移・株価推移・配当推移を確認していきます。
株価情報と株主優待
ソフトバンクの株価情報と配当状況・株主優待制度を確認していきます。
株価の指標(2024年10月25日終値時点)
株価:185.5円
予想PER:17.48倍
PBR:3.72倍
予想EPS:10.61円
時価総額:8兆8,445億円
最新の株価参考:ソフトバンク(株)【9434】:Yahoo!ファイナンス
株主優待について
株主優待制度は「PayPayポイント」を実施しています、優待権利月は3月です。
保有株式数 | 優待内容 |
---|---|
100株以上 | 1,000円相当のPayPayマネーライト |
1年以上継続保有で対象です。中長期保有を目的として新設しています。
優待利回り
優待利回りは100株保有で1,000円相当とした場合、約5.4%です。
配当金の情報
2025年3月期の予定年間配当:8.6円
予想年間配当利回り:4.64%
配当金の推移について
下記は配当金の推移です。年2回、中間配当(9月)と期末配当(3月)を実施しています。
配当は据え置きで推移しています。
配当性向は2024年3月期が83.4%、2025年3月期の予想が約81%です。
高い配当性向で推移
IPO時に、株主還元を重要な経営課題としており、総還元性向85%を目安としました。高配当利回りの理由の一つが、高い還元目安です。
現在は、業績動向、財政状態、キャッシュ・フローの状況などを総合的に勘案して安定性、継続性に配慮しながら実施していく方針としています。
業績推移と株価推移
ソフトバンクの業績推移と株価推移を確認していきます。
業績の推移
下記は売上高・営業利益・経常利益・最終利益の推移です。
売上・利益ともに上昇推移、2023年3月期は過去最高を更新。しかし、2024年3月期は減益に。
2025年3月期は増益見通しとしています。
参考:業績予想|ソフトバンク
株価のチャート
下記は5年分の週足株価チャートです。
2020年は厳しめの推移でしたが、2021年以降は比較的レンジで推移。2023年9月以降に大きく上昇し、2024年はやや上下しています。
また、2024年9月末に1株を10株に株式分割予定しており、かなり買いやすい株価です。
事業内容と財務状況
ソフトバンクの事業内容と財務情報を確認していきます。
ソフトバンク(9434)の概要
ソフトバンク株式会社(英: SoftBank Corp.)は、ソフトバンクグループ傘下の会社で、携帯電話などの無線通信サービス(移動体通信事業者)および長距離、国際通信を提供する日本の大手電気通信事業者。
2015年7月1日にソフトバンクモバイル株式会社から商号変更した。
ソフトバンク – Wikipediaより抜粋
ソフトバンクグループを親会社に持ち、スマートフォン、ブロードバンドサービスからIoTなど幅広い事業を展開しています。
売り上げのメインはコンシューマー事業で、「SoftBank」、「Y!mobile」、「LINEモバイル」の販売などです。
3か月決算の実績
下記は各決算期の連結営業利益の推移と前期との比較です。
2025年3月期の連結営業利益は9,000億円見通しとしています。
キャッシュフロー
下記はキャッシュ・フロー推移です。
比較的安定した営業CFの推移です。
配当・優待について
高い配当利回りですが、その理由の一つに「2021年3月期から2023年3月期においては総還元性向85%程度を目安」とし、高い配当性向で推移しています。
今後も高配当の可能性がありますが、配当性向は高い推移で確実とは言えないです。
一般的な話
配当性向は一般的に30%から40%台、欧米でも50%台と考えると配当性向はかなり高いです。
ソフトバンクはソフトバンクグループおよびその投資先との協働により、「少ない資金で投資効率の高い事業展開を行えるため、高い株主還元と成長投資の両立が可能」としていますが、この先も続けることが出来るのかという不透明感は当然あります。
株主優待制度
新NISAもあり、株主優待制度を新設しています。高い利回りですが、優待はオマケとして考えるべきです。