ケーズHDの株主優待は買い物券・配当との合計利回りが高い【8282】

家電量販店の「ケーズデンキ」を展開するケーズホールディングス(8282)、株主優待制度は買い物優待券を実施しており、長期保有で利回りが高めです。株主優待に加え、業績推移、株価チャートと配当推移を確認していきます。

ケーズホールディングスのPOINT
  • 配当・優待の合計利回りは約4.6%
  • 株主優待は長期保有で金額アップ
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株価情報と株主優待について

ケーズホールディングスの株価情報と配当状況・株主優待制度を確認していきます。

株価の指標(2024年11月8日終値時点)

株価:1,396.5円
予想PER:19.91倍
PBR:0.89倍
予想EPS:70.15円
時価総額:2,653億円

最新の株価参考:(株)ケーズホールディングス【8282】:Yahoo!ファイナンス

株主優待について

株主優待制度は「お買物優待券」を実施、優待権利月は9月と3月の年2回です。

保有株式数優待内容
100株以上1,000円(1,000円券×1枚)
500株以上3,000円(1,000円券×3枚)
1,000株以上5,000円(1,000円券×5枚)
3,000株以上10,000円(1,000円券×10枚)
6,000株以上20,000円(1,000円券×20枚)
10,000株以上30,000円(1,000円券×30枚)

1年以上の長期保有で優待券が追加されます(100株以上で+1枚、1,000株以上で+2枚)。

優待利回りについて

100株保有で年間2,000円相当とした場合、優待利回りは約1.4%です。1年以上の長期保有の場合、年間4,000円相当なので優待利回りは約2.9%です。

利用制限は1回で32枚までなので実質条件なしです。

参考:株主優待|ケーズホールディングス

配当金の情報

2025年3月期の予定年間配当:44円
予想年間配当利回り:3.15%

配当金の推移について

下記は配当金の推移です。配当権利日は9月(中間配当)と3月(期末配当)です。

2025年3月期の配当は据え置き予定としています。

配当性向は2024年3月期が105.7%、2025年3月期の予想が約61%です。

参考:株式情報|株式会社ケーズホールディングス

配当方針について

配当方針は「減配はしないよう安定配当を目指し、業績に裏付けられた成果配分を行うことを方針」としています。

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業績推移と株価推移について

ケーズホールディングスの業績推移と株価推移を確認していきます。

業績の推移

下記は売上高・営業利益・経常利益・最終利益の推移です。

2021年3月期は需要増の影響もあり大きく過去最高益を更新しましたが、その後は連続減益で推移しています。

2025年3月期は増益見通しとしています。

参考:業績ハイライト|株式会社ケーズホールディングス

株価のチャート

下記は5年分の週足株価チャートです。

株価は2021年4月以降、想定以上の反動減の影響で下落。

2022年は不安定な推移でしたが、2023年以降は上昇が強めの推移ですが、下落する場面も出ています。

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事業内容と財務状況について

ケーズホールディングスの事業内容と財務状況を確認していきます。

ケーズホールディングス(8282)の概要

株式会社ケーズホールディングス(K’s Holdings Corporation)は、家電量販店チェーンを展開する企業。

子会社8社及びその他フランチャイズ契約加盟店により構成される(2021年3月現在)。家電量販店の売上高では国内3位(2023年1月2日現在)。主に「ケーズデンキ」(アルファベット表記はK’s)の屋号で、家電量販店チェーンを展開している。

ケーズホールディングス – Wikipediaより抜粋

ケーズホールディングスは関東地方を地盤に全国展開する、大手家電量販店です。

店舗数は毎年増えていますが、ここ数年の増加ペースはやや落ちています。

3か月決算の実績

下記は各決算期の連結経常利益の推移と前期との比較です。

2025年3月期の連結経常利益は240億円見通しとしています。

キャッシュフロー

下記はケーズホールディングスのキャッシュ・フロー推移です。

2023年3月期の営業CFはマイナスですが、2024年3月期は大きくプラスになっています。

優待・配当について

株主優待制度は長期保有で金額が増え、配当は安定推移で合計利回りが高いです。

しかし、利益が減少しており、配当性向が上昇しているのは気になるポイントです。

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