菓子・乳業で国内最大手の明治ホールディングス(2269)、株主優待制度は自社商品のお菓子詰め合わせを実施。株主優待に加え、業績推移、株価チャートと配当推移を確認していきます。
明治の株価情報と配当・優待
明治ホールディングスの株価情報と配当推移・株主優待制度を確認していきます。
株価の指標(2024年3月15日終値時点)
株価:3,419円
予想PER:18.7倍
PBR:1.27倍
予想EPS:182.83円
時価総額:1兆33億円
最新の株価参考:明治ホールディングス(株)【2269】:Yahoo!ファイナンス
配当金の情報
2024年3月期の予定年間配当:95円
予想年間配当利回り:2.78%
配当金の推移について
下記は明治ホールディングスの配当金推移です。配当権利日は9月(中間配当)と3月(期末配当)です。
配当は増配推移です。2024年3月期も増配予定としています。
配当性向は2023年3月期が36.4%、2024年3月期の予想が約52%です。
配当方針の確認
明治ホールディングスの利益配分の基本方針は「2024年3月期までに連結配当性向40%水準に引き上げる」としています。
株主優待について
株主優待制度は「自社商品の詰め合わせ」を実施、優待権利月は3月です。
所有株式数 | 優 待 品 |
---|---|
100株以上 | 明治グループ製品詰合せ (1,500円相当) |
200株以上 | 明治グループ製品詰合せ (2,500円相当) |
1,000株以上 | 明治グループ製品詰合せ (5,500円相当) |
優待利回り
100株保有で1,500円相当なので優待利回りは約0.4%です。
明治の業績推移と株価推移
明治ホールディングスの業績推移と株価推移を確認していきます。
業績の推移
下記は明治ホールディングスの売上高・営業利益・経常利益・最終利益の推移です。
2022年3月期は「収益認識に関する会計基準」等を適用する影響もあり減収・減益に。2023年3月期は更に減益、2024年3月期は営業・経常増益見通しとしています。
株価のチャート
下記は明治ホールディングス5年分の週足株価チャートです。
株価は下落が目立つ推移です。2023年8月の決算にて好業績が発表されると上昇しましたが、11月に警戒感から同じくらい下落しています。
また、2023年3月1日を基準日として1株を2株に株式分割を行っています。
明治の事業内容と財務状況
明治ホールディングスの事業内容と財務状況を確認していきます。
明治ホールディングス(2269)の概要
明治ホールディングス株式会社(めいじホールディングス、英: Meiji Holdings Co.,Ltd.)は、食品メーカーの明治、製薬会社のMeiji Seika ファルマを傘下に持つ持株会社。
2011年4月1日に明治製菓のフード&ヘルスケア事業を吸収分割により明治乳業へ継承。食品事業が一体化した明治乳業は株式会社明治へ、医薬品事業が残った明治製菓はMeiji Seikaファルマ株式会社へそれぞれ商号変更
明治ホールディングス – Wikipediaより一部抜粋
事業セグメントは大きく分けると「食品セグメント」と「医薬品セグメント」の二つです。
今後は特に医薬品セグメントを伸ばしていくとしています。
3カ月決算の実績
下記は明治ホールディングスの連結経常利益の推移と前期との比較です。
2024年3月期の連結経常利益は780億円見通しとしています。
キャッシュフロー
下記は明治ホールディングスのキャッシュ・フロー推移です。
営業CFは比較的安定した推移です。
明治の配当・優待について
配当は連続増配当で推移し、利回りも高めです。予想配当性向が方針よりやや高いのは気になる点です。
株主優待制度は自社商品のお菓子の詰め合わせを実施。利回りは高くはないですが、株式分割を行ったことに加え、株価がここ数年で見ると安めの位置なのは保有しやすいとも考えられます。