「醤油」で最大手メーカーのキッコーマン(2801)、株主優待制度は自社商品を実施しています。株主優待に加え、株価指標と業績推移、株価チャートを確認していきます。
株価情報と株主優待
キッコーマンの株価情報と配当状況・株主優待制度を確認していきます。
株価の指標(2024年10月4日終値時点)
株価:1,656円
予想PER:27.35倍
PBR:3.04倍
予想EPS:60.54円
時価総額:1兆6,054億円
最新の株価参考:キッコーマン(株)【2801】:Yahoo!ファイナンス
株主優待について
株主優待制度は「自社グループ商品」を実施しています。優待権利月は3月で半年以上の継続保有が条件です。
保有株式数 | 優待品内容 |
---|---|
100株以上 継続半年以上 | グループ商品(1,000円相当) |
500株以上 継続半年以上 | グループ商品(2,000円相当) |
5,000株以上 継続半年以上 | グループ商品+オリジナル品 (計6,000円相当) |
株式分割後に条件などを変更し、実質拡充しています。
優待利回り
100株保有で1,000円相当とした場合、優待利回りは約0.6%です。
配当金の情報
2025年3月期の予定年間配当:21円
予想年間配当利回り:1.27%
配当金の推移について
下記は配当金の推移です。配当権利日は9月(中間配当)と3月(期末配当)です。
配当金は増配推移、2025年3月期も増配予定としています。
配当性向は2024年3月期が35.1%、2025年3月期の予想が約35%です。
業績推移と株価推移
キッコーマンの業績推移と株価推移を確認していきます。
業績の推移
下記は売上高・営業利益・経常利益・最終利益の推移です。
売上・利益とも比較的好調に推移し、2024年3月期は過去最高売上・利益を更新。
2025年3月期も増益見通しで過去最高益を更新予定としています。
株価のチャート
下記は約5年分の週足株価チャートです。
株価は2021年に好調な決算もあり上昇。しかし、その後は割高感に加え原材料価格・原油価格上昇の警戒感もあり下落が強めの推移に。
2023年3月以降は再び上昇も2024年8月に下落しています。
また、2024年3月末を基準日に1株を5株に株式分割しています。
事業内容と財務状況
キッコーマンの事業内容と財務状況を確認していきます。
キッコーマン(2801)の概要
キッコーマン株式会社(英: KIKKOMAN CORPORATION)は、醤油を主とする調味料、加工食品の大手企業である。
主力の醤油のシェアは高く、日本シェア30%、世界シェア50%である。特にアメリカ合衆国でのシェアは55%と高い。
醤油以外にも様々な事業展開を行っており、調味料、健康食品、バイオ事業、外食・中食事業、食料品卸売事業を幅広く展開している。
キッコーマン – Wikipediaより一部抜粋
醤油が有名でシェアも高いですが、つゆ・だしなどの醤油関連調味料、豆乳・デルモンテ飲料なども大きな割合を占めます。海外の売上・利益比率が高いです。
3か月決算の実績
下記は各決算期の連結営業利益の推移と前期との比較です。
2025年3月期の連結営業利益は708億円見通しとしています。
キャッシュフロー
下記はキャッシュ・フローの推移です。
営業CFは安定した推移です。
配当・優待について
株主優待制度は継続保有が条件で利回りが低めですが、株式分割後は実質拡充しており、株価も買いやすくなっています。
ここ数年の配当は増配し好調な推移ですが、利回りは低めです。