ヤマダ電機の株価分析!配当推移と株主優待の利回りを確認。今後どうなる?【9831】

家電量販店最大手のヤマダ電機(9831)の株価がやや上昇気味に推移しています。株価上昇により割安感が薄れてきましたが、今後ヤマダ電機の株価・配当がどうなるのか。株主優待制度の確認に加え、株価チャート・配当推移を分析してみました。

ヤマダ電機の株価POINT
  • 株価に割高感は無く、配当・優待の合計利回りは高め
  • 未定の配当は据え置きが濃厚
  • 業績はやや復活しているものの、この先は新しい収益モデルが必要
スポンサーリンク

ヤマダ電機の事業内容と株価指標

はじめにヤマダ電機の事業内容と現在の株価指標を確認していきます。

ヤマダ電機(9831)とは

株式会社ヤマダ電機(ヤマダでんき)は、日本の家電量販店チェーン。日本の家電販売最大手で、テックランド (Tecc.Land)、LABI(ラビ)、ヤマダモバイル(旧名称テックサイト (Tecc.site))、といった業態の店舗を展開している。

東証一部上場以降、積極的に規模の拡大を指向しており、その手段の一つとしてM&Aを行っている。

wikipediaより一部抜粋

2017年には家電販売店チェーンの「ベスト電器」を完全子会社化。2019年12月には大塚家具を子会社化しています。

参考:子会社化に関するお知らせ|株式会社ヤマダ電機

株価指標と配当利回り

現在の株価:588円

予想年間配当:–

予想PER:19.4倍、PBR:0.81倍

※株価は2020年2月21日終値

割高ではないですが以前のような割安感はないです。2020年3月期の配当は未定としています。仮に2019年3月期と同額の13円となった場合の配当利回りは約2.2%です。

ヤマダ電機の株主優待と配当推移

次にお得と紹介されることが多いヤマダ電機の株主優待制度と配当金の推移を確認していきます。

株主優待制度

ヤマダ電機の株主優待は「買い物割引優待券(500円券)」です。

保有株式数優待内容
100株以上<3月末>2枚
1~2年保有:+3枚
2年以上保有:+4枚
<9月末>4枚
1年以上保有:+1枚
500株以上<3月末>4枚
1~2年保有:+3枚
2年以上保有:+4枚
<9月末>6枚
1年以上保有:+1枚
1,000株以上<3月末>10枚
1~2年保有:+3枚
2年以上保有:+4枚
<9月末>10枚
1年以上保有:+1枚
10,000株以上<3月末>50枚
1~2年保有:+3枚
2年以上保有:+4枚
<9月末>50枚
1年以上保有:+1枚

100株保有している場合は年間で3,000円分(6枚)です。1年以上継続保有していると5,000円分、2年以上継続保有すると5,500円分となります。100株保有(58,800円)で3,000円相当と計算すると優待利回りは約5.1%です。

利回りにすると高いですが気を付けるポイントがあります。それは1回のお買上げ金額が税込み合計金額1,000円以上につき1,000円ごとに、1枚(500円)の優待券が利用可能と言う点です。そのため、あくまで「最大50%引きになる買い物割引券」だということです。

参考:株主優待制度|株式会社ヤマダ電機

優待廃止や改悪の可能性について

株主優待について今後も続くかどうか少し考えてみます。

ヤマダ電機の株主優待は2015年3月に拡充しました。100株保有の場合、540円券1枚から拡充して約6倍となりお得になりました。しかし、お得な優待は時としてコストが利益を圧迫することがあります。今後、利益が伸ばせないようだとコストがかさむ優待は変更になる可能性がありえます。とはいえ、業績に問題なければ自社商品券のような優待が廃止・改悪される可能性はかなり低いです。

参考:株主優待制度の変更に関するお知らせ|株式会社ヤマダ電機

配当推移

下記はヤマダ電機の配当金の推移です。年1回、期末配当(3月)を実施しています。

ヤマダ電機の年間配当金推移

2015年3月期:6円
2016年3月期:12円
2017年3月期:13円
2018年3月期:13円
2019年3月期:13円
2020年3月期:未定

配当は13円で据え置きしています。

2019年3月期は17円の予定配当を減額修正し13円としました。2020年3月期の配当は現在未定となっています。仮に据え置きの13円とした場合の予想配当性向は約43%なので増配する可能性は低く据え置きが本線です。

ヤマダ電機の業績推移と株価チャート

次にヤマダ電機の業績推移と株価チャートを確認していきます。

売上高と経常利益の推移

ここ数年は売上・利益ともに伸び悩んでいますが、2020年3月期は増収・増益の見込みです。とはいえ、昔のような勢いはないという印象です。

参考:各種データ|株式会社ヤマダ電機

株価チャートについて

下記はヤマダ電機の5年分の週足株価チャートです。

広い目で見ればレンジで推移、ここ最近では決算で業績改善が見られたことや割安感から上昇しています。上値のメドは650円、下値のメドは520円あたりと見ることが出来ます。

ヤマダ電機の直近決算と今後

最後にヤマダ電機の直近決算内容確認と今後について考えてみます。

最近の決算について

2020年2月6日の決算にて2020年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は416億円と発表、通期計画の502億円に対する進捗率は82.9%となりました。

前回決算の2Qでは消費税増税前の駆け込み需要もあり好調でしたが、3Qではその反動で前年同期比で21.1%減となっています。

今後について

2019年3月期は配当を減額修正しましたが、前期と同じ配当をキープしました。この先、仮に利益が減っても株主優待を改悪する前に配当の見直しが入りそうです。比較的安い株価でお得な優待もあり、業績が復活気味で東京オリンピックの需要も見込めます。

しかし、オリンピック後の消費の急激な鈍化に対する警戒、人件費、物流費のコスト増、ネット通販を含めた競争激化などの問題点は多いです。ヤマダ電機は大塚家具をはじめ他分野との業務提携や買収で新しい収益モデルの確保を急いでいます。この先、家電量販業界はどこが生き残るのか不透明感は強いです。

タイトルとURLをコピーしました