ユナイテッドアローズの株価が業績回復も不安定なレンジ推移【7606】

セレクトショップ大手のユナイテッドアローズ(7606)。

今後の株価・配当はどうなるか、株価指標と業績推移、株価チャートと配当推移を確認してみました。また、株主優待も確認していきます。

ユナイテッドアローズの株価POINT
  • 配当復配、回復推移
  • 業績回復も株価は大きくは上昇せずレンジ推移
  • 収益構造を抜本的に見直し
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Uアローズの株価情報と業績推移

ユナイテッドアローズの株価情報と業績推移・株価チャートを確認していきます。

株価指標

株価:2,406円
予想PER:14.19倍
PBR:2.03倍
予想EPS:169.5円
時価総額:727億円

2023年7月28日終値時点のデータ
最新の株価参考:(株)ユナイテッドアローズ【7606】:Yahoo!ファイナンス

目立った割高感・割安感は無いです。

業績の推移

下記はユナイテッドアローズの売上高・営業利益・経常利益・最終利益の推移です。

2020年3月期は増益予定でしたが減益で着地、2021年3月期は赤字となりました。

2022年3月期は黒字回復、2023年3月期は更に回復しています。

参考:財務・業績|UNITED ARROWS

株価の推移

下記はユナイテッドアローズ5年分の週足株価チャートです。

株価は2019年から業績悪化に加え、指標が割高なこともあり大きく下落。

2021年以降は底値から抜けましたが、大きくは上昇せず不安定なレンジで推移しています。

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Uアローズの配当情報と株主優待

ユナイテッドアローズの配当情報と株主優待制度を確認していきます。

配当金の情報

2024年3月期の予定年間配当:55円
予想年間配当利回り:2.29%

配当金の推移について

下記はユナイテッドアローズの配当金推移です。配当権利日は9月(中間配当)と3月(期末配当)です。

ユナイテッドアローズの年間配当金推移

2019年3月期:80円
2020年3月期:83円
2021年3月期:0円
2022年3月期:19円
2023年3月期:47円
2024年3月期:55円(予)

2021年3月期は業績悪化により無配当に、2022年3月期に復配。その後増配推移です。

配当性向は2023年3月期が30.8%、2024年3月期の予想が約32%です。

利益配分の方針確認

株主還元の基本方針は「業績に連動した安定的な配当、株式分割、自己株取得ならびに消却など」としています。

参考:株主還元|UNITED ARROWS

株主優待について

株主優待制度は「15%割引の優待割引券」、優待権利月は3月です。

所有株式数優待内容
100株以上優待割引券(15%割引)×2枚
200株以上優待割引券(15%割引)×4枚
500株以上優待割引券(15%割引)×6枚
1,000株以上優待割引券(15%割引)×10枚

割引券は各店舗や通販サイトで利用できます。1枚につき税抜き25万円まで利用できる15%割引券です。

参考:株主優待制度|UNITED ARROWS

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Uアローズの事業・決算内容と今後について

ユナイテッドアローズの事業・決算内容の確認と今後について考えてみます。

ユナイテッドアローズ(7606)の概要

株式会社ユナイテッドアローズ(英称:United Arrows Ltd.)は、衣類や小物などを販売するセレクトショップ「ユナイテッドアローズ」等を運営する企業である。

BEAMS(ビームス)、SHIPS(シップス)とともにセレクトショップの御三家と呼ばれる。セレクトショップ業態の中では業界最大手である。

ユナイテッドアローズ – Wikipediaより抜粋

主に衣類を販売し、近年はウィメンズ商品の売上比率が上昇しています。

収益構造見直しのため不採算子会社、事業、店舗を見極め、退店や統廃合を進めています。

3カ月決算の実績

下記はユナイテッド・アローズの連結経常利益の推移と前期との比較です。

2024年3月期の連結経常利益は74.2億円見通しとしています。

キャッシュフロー

下記はユナイテッド・アローズのキャッシュ・フローの推移です。

2021年3月期の営業CFはマイナスです。

参考:ユナイテッドアローズ|Google Finance

Uアローズの今後について

2021年3月期は赤字、無配当に転落したこともあり株価が大きく下落。

2022年3月期は黒字回復・復配。その後さらに業績回復も株価は大きくは上昇していないです。

オンラインストア強化へ

2022年3月にユナイテドアローズオンラインをリニューアルオープン、システム開発を内製化したことで、機能追加の迅速化・サービスの強化などを行っています。

今後は更に不採算事業を見極め、収益構造の見直しを進めるとしています。オンラインストアがどこまで伸びるのかも業績回復のカギとなりそうです。

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