電子部品大手メーカーのTDK(6762)、連続増配当で推移していますが、株価が上昇した影響もあり利回りは低めです。株価指標と業績推移、株価チャートと配当推移を確認していきます。
TDKの株価情報と配当・優待
TDKの株価情報と配当状況・株主優待制度を確認していきます。
株価の指標(2024年2月1日終値時点)
株価:7,850円
予想PER:24.81倍
PBR:1.85倍
予想EPS:316.36円
時価総額:3兆519億円
最新の株価参考:TDK(株)【6762】:Yahoo!ファイナンス
配当情報
2024年3月期の予定年間配当:116円
予想年間配当利回り:1.48%
配当金の推移について
下記はTDKの配当金の推移です。配当権利日は、9月(中間配当)と3月(期末配当)です。
配当は増配推移、2024年3月期も増配予定です。
配当性向は2023年3月期が35.2%、2024年3月期の予想が約37%です。
株主還元方針の確認
配当方針は「連結ベースの株主資本利益率(ROE)や株主資本配当率(DOE)の水準、事業環境の変化等を総合的に勘案して配当を行う」としています。
株主優待について
株主優待制度は実施していないです。
TDKの業績推移と株価推移
TDKの業績推移と株価推移を確認していきます。
業績の推移
下記はTDKの売上高・営業利益・経常利益・最終利益の推移です。
2021年3月期は減益見通しでしたが増益で着地、2022年3月期はさらに大きく増収・増益となりました。
2024年3月期は減収・増益見通しとしています。
株価のチャート
下記はTDK5年分の週足株価チャートです。
株価は2020年4月から上昇、業績上振れ期待などもあり2021年1月には20年ぶりとなる過去最高値を更新。
その後は材料出尽くし感から下落しましたが、2023年中旬から更に大きく上昇しています。
TDKの事業内容と財務状況
TDKの事業内容と財務状況を確認していきます。
TDK(6762)の概要
TDK株式会社(ティーディーケイ、英: TDK Corporation)は、日本の電気機器製造会社である。
フェライトなどの電子部品に加え、過去にはビデオテープ、アナログオーディオテープ、デジタルオーディオテープ、フロッピーディスクなどの各種記録メディア(磁気、光など)も製造販売していたが、現在ではフェライトやコンデンサを始めとする電子材料・電子部品・磁気ヘッド・二次電池などを製造販売する大手メーカーである。
海外を含むM&Aを繰り返して事業を成長させている。経営のグローバル化も進んでおり、海外売上比率は9割を超え、海外株主比率も4割に達する。
TDK – Wikipediaより一部抜粋
主な事業セグメントは二次電池やLED用電源の「エナジー応用製品」、ノイズを抑えるキーデバイスやコンデンサの「受動部品」、発電用マグネットや磁気ヘッドなどの「磁気応用製品」です。
3カ月決算の実績
下記はTDKの各決算期における連結税引前利益の推移と前期との比較グラフです。
2024年3月期の連結税引前利益は1,700億円見通しとしています。
キャッシュフロー
下記はTDKのキャッシュ・フローの推移です。
2022年3月期の営業CFはやや減少しています。
TDKの配当について
配当は連続増配当で推移していますが、株価が上昇した影響もあり利回りは低めです。
また、2021年10月1日に1株を3株に株式分割を実施して買いやすさがでましたが、株価が上昇し買いにくさが出つつあります。