セリアの株価に上昇の兆し?株主優待の新設可能性も含め今後どうなるか考えてみた【2782】

大きく株価が下落している100円ショップ大手のセリア(2782)ですが、ここ最近では底打ち感が出てきて上昇の兆しをみせています。果たして今後の株価はどうなるのか、株価指標、業績推移・株価チャートから考えてみました。

  • セリアの業績推移と株価チャートについて
  • 株価指標と配当利回り、配当推移について
  • セリアの株主優待の新設と東証1部昇格の可能性について
  • これからの見通しについて、最近の業績や今後の予測

業績推移と株価チャートについて

はじめにセリアの業績推移と株価チャートを見ていきます

セリアとは

株式会社セリア(Seria Co., Ltd. )は、100円ショップ運営会社、および同社が展開する100円ショップ。

100円ショップ業界第2位で、設立以来連続で増収を確保する。平成21年3月期決算で売上がキャンドゥを追い抜いた。

wikipediaより抜粋

100円ショップで業界2位。2019年11月現在、全国に1,500店舗以上展開し、そのほとんどが直営店です。

売上高・経常利益の推移

下記はセリアの売上・利益の推移です。

セリアの業績は非常に好調で2020年期も増収・増益を見込んでいて、11期連続で増益の予定です。とはいえ、その勢いが落ちてきているのは事実です。

株価チャートについて

下記はセリアの直近約3年の週足株価チャートです。

業績は好調に推移していますが、株価はさえないです。

株価というのはあくまでも需要と供給で成立しています。今の業績も重要ですが、将来の期待値の方が大きく反映されることが多いです。もちろん、業績以外のことも株価に影響はします。

2018年から株価が下落始めたのは業績の伸びが鈍くなったことで、今後の見通しが若干厳しくなったこと、上昇していた株価の割高感が強くなったこと、利益確定売りなど様々な条件があります。

しかし、ここ数カ月の株価は下落から上昇に転換しそうな気配を見せています。

株価指標と配当推移について

次にセリアの株価指標と配当推移についてです

各指標と配当利回り

現在の株価:3,050円

予定年間配当:55円

年間配当利回り:約1.8%

PER:約19.9倍、PBR:約3.29倍

PBRはまだ割高ですが、以前に比べるとやや割高感が薄れてきています。

※株価は2019年11月1日終値

配当推移について

下記はセリアの配当推移です。

2015年3月期2016年3月期2017年3月期2018年3月期2019年3月期2020年3月期(予)
12.5円15円20円30円50円55円

業績が好調なので配当も順調に増配しています。

2018年期は当初25円の予定から30円に増額修正しました。2019年期は20円の大幅増配しているので、2020年期の配当は予定通りの55円となる可能性が高いと考えています。

この先の配当もこれまでの動きを考えるとまだ増配していきそうです。

大きく株価が伸びる可能性の2つについて

セリアには何年も前から2つの大きく株価が伸びる手があると言われています。

株主優待の新設はあるのか?

同じ100円ショップ銘柄のキャンドゥ(2698)、ワッツ(2735)が優待券やオリジナル商品の株主優待制度を実施している中、セリアは実施していません。

セリアの株主還元の基本方針ですが

企業価値を向上させることによって株主利益を増大させることを重要な課題としております。利益配分につきましては、経営基盤や財務体質の強化を図り、利益水準や配当性向を考慮しつつ安定的な配当の継続を目指しております

決算短信より抜粋

参考:2019年3月期決算短信|セリア公式サイト

判断が難しいところですが、現状だと少し考えにくいという印象です。もちろん、下記、1部昇格に関係してくるとおり可能性がゼロと言うわけではないです。

東証1部昇格はあるのか?

セリアはジャスダックに上場しています。

数年前から同じジャスダックに上場しているマクドナルド(2702)、ワークマン(7564)と並んで1部昇格候補銘柄と言われています。

時価総額も問題なく、2017年4月に株式分割を行った際には1部昇格が近いのではと思われましたがまだ昇格はしていません。いつ昇格してもおかしくないですが、東証再編まで待つ可能性もあります。

この1部昇格ですが、再度株式分割、もしくは株主優待を新設するとその確率がかなり上がるのではないかと考えています。キャンドゥやワッツが優待を実施し、セリアが実施していない理由の一つにこの上場先の違いもあると考えています。

最近の業績とこれからの見込みについて

最後にセリアについて、最近の業績とこの先の展開を考えてみます。

最近の業績に関して

2019年10月31日の決算にて2020年3月期第2四半期累計(4-9月)の経常利益(非連結)は81.3億円と発表、あわせて通期の同利益を従来予想の172.5億円から169.5億円に下方修正しました。

下方修正した通期計画に対する進捗率は48%となりました。

2019年期の経常利益は168.5億円のため、増益を目指すためにも計画達成は必須と言ったところです。現状ではギリギリ超えるか、超えないか。といったところです。

今後の予測

消費税増税、人件費上昇などで今後も厳しい局面が続くと見込んでいる中で、POSシステムをはじめとしたITを活用して管理体制の整備と業務効率化を進めて利益をしっかり伸ばすのを目指しています。

まだ割安感は出ていませんが、業績の好調さや時価総額、1部昇格などの可能性などを考えると現在の株価は比較的安く感じます。しかし、100円ショップと言えばダイソーが首位に君臨しています。

ダイソーは上場することで他社に売上高などの情報を知られることを懸念し非上場となっていますが、何年も前からいつかは上場するのではないか。と言われている会社の一つです。仮に上場となれば、セリアなど他の100円ショップ銘柄にとって、うれしくない展開かもしれません。

タイトルとURLをコピーしました