楽天グループ【4755】株主優待で楽天モバイル無料提供・厳しい業績推移

ネット通販大手で携帯キャリアに参入し、幅広く事業を展開する楽天グループ(4755)、株主優待制度は楽天モバイルの1年無料です。株主優待制度に加え、業績推移、株価チャートと配当推移を確認していきます。

楽天グループのPOINT
  • 株主優待はデータ量十分の楽天モバイル無料提供
  • 厳しい業績で配当は無配に転落
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楽天の株価情報と配当・優待

楽天グループの株価情報と配当状況・株主優待制度を確認していきます。

株価の指標(2024年3月7日終値時点)

株価:838.6円
予想PER:—
PBR:2.15倍
予想EPS:—
時価総額:1兆7,967億円

最新の株価参考:楽天グループ(株)【4755】:Yahoo!ファイナンス

配当金の推移

下記は楽天グループの配当金推移です。配当権利日は12月(期末の一括)です。

配当は年間4.5円で据え置き推移でしたが、2023年12月期は無配転落。2024年12月期は未定としていますが、厳しくなる可能性も想定されます。

配当政策の確認

配当方針は「中長期的な成長に向けた投資や、財務基盤の安定化のための内部留保の充実を勘案しつつ、安定的・継続的に配当を行う」としています。

参考:配当・株主還元|楽天グループ株式会社

株主優待について

株主優待制度は「楽天モバイルの音声+データ(30GB/月)プランを1年間無料」を実施、優待権利月は12月です。

優待利回り

100株保有で仮に月2,000円、年間24,000円相当とした場合、優待利回りは約29%とかなり高いです。

参考:株主優待制度|楽天グループ株式会社

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楽天の業績推移と株価推移

楽天グループの業績推移と株価推移を確認していきます。

業績の推移

下記は楽天グループの売上高・営業利益・経常利益・最終利益の推移です。

2019年12月期の経常・最終損益は赤字に。「物流事業・モバイル事業への先行投資」「米国Lyftに対する投資の減損損失を計上」が主な赤字要因です。

その後も先行投資が大きく、連続赤字が続いています。

参考:業績推移|楽天グループ株式会社

株価のチャート

下記は楽天グループ5年分の週足株価チャートです。

株価は2021年3月に日本郵政との資本・業務提携発表により一時はストップ高まで上昇。

その後はさまざまな警戒感から大きく下落、厳しい推移でしたが2024年2月に優待内容変更を発表すると大きく株価が上昇しました。

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楽天の事業内容と財務状況

楽天グループの事業内容と財務情報の確認をしていきます。

楽天グループ(4755)の概要

楽天グループ株式会社(らくてんグループ、英: Rakuten Group, Inc.)は、インターネット関連サービスを中心に展開する日本の企業。

Eコマース、通信、金融、不動産、スポーツなど様々な業種の企業を傘下に有しており、これらで構成される企業集団「楽天グループ」の中核会社かつ事実上の持株会社である。

楽天グループ – Wikipediaより抜粋

売上セグメントは「インターネットサービス」、「フィンテック」、「モバイル」です。

モバイルセグメントは先行投資がかさみ赤字が続いています。

キャッシュフロー

下記は楽天グループのキャッシュフロー推移です。

2022年12月期の営業CFはマイナスです。

楽天の配当・優待について

100株保有に必要な資金が約8万円で、十分な通信量付きの楽天モバイルが無料で利用できるのは非常に大きいです。しかし、株主優待制度はどの銘柄も変更や廃止などの可能性があるのは注意するポイントです。

また、配当は無配に転落し、仮に回復しても利回りは低いです。

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