ペッパーフード(いきなりステーキ)の株主優待は自社商品か食事券・株価は下落推移から上昇場面も【3053】

「いきなり!ステーキ」を展開するペッパーフードサービス(3053)、株主優待制度は自社商品または食事券で再開しています。株主優待に加え、株価指標と業績推移、株価チャートと配当推移を確認していきます。

ペッパーフードサービスのPOINT
  • 株主優待制度は廃止していたが再開、高い利回り
  • 配当は無配継続、黒字回復で株価は上昇場面も
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株価情報と株主優待について

ペッパーフードサービスの株価情報と配当状況・株主優待制度を確認していきます。

株価の指標(2025年4月8日終値時点)

株価:183円
予想PER:201.1倍
PBR:3.47倍
予想EPS:0.91円
時価総額:109億円

最新の株価参考:(株)ペッパーフードサービス【3053】:Yahoo!ファイナンス

株主優待について(廃止から再開)

株主優待制度は「食事券または自社商品」を実施、優待権利月は6月と12月です。(2024年12月から再開しています)

保有株式数優待内容
500株以上 5,000株未満食事券または自社商品(3,000円相当)
5,000株以上 10,000株未満食事券または自社商品(6,000円相当)
10,000株以上 30,000株未満食事券または自社商品(9,000円相当)

業績悪化により2022年6月末日で優待を廃止しましたが再開しています。

優待利回り

500株保有で年間6,000円相当とした場合、優待利回りは約6.6%です。

参考:株主優待制度|株式会社ペッパーフードサービス

配当金について

配当金は、2019年12月期に業績悪化で期末配当見送り、2020年12月期以降は無配を継続しています。

業績が復活すれば配当も復活する可能性はありますが、現状では大きく配当が復活する可能性は低そうです。

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業績推移と株価推移について

ペッパーフードサービスの業績推移と株価推移を確認していきます。

業績の推移

下記は売上高・営業利益・経常利益・最終利益の推移です。

「いきなり!ステーキ」展開後はメディアにも多く取り上げられ業績が急成長。しかし、2019年12月期は店舗同士が競合、人件費などのコスト上昇もあり最終損益が赤字に。その後は営業赤字が続いていました。

2024年12月期は黒字回復しています。

株価のチャート

下記は5年分の週足株価チャートです。

株価は成長期待感から急上昇した後、上昇しすぎた影響や業績悪化などで大きく下落後安値で推移しています。

2024年以降は優待復活発表、業績黒字化もあり上昇場面が出ています。

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事業内容と財務状況について

ペッパーフードサービスの事業内容と財務状況を確認していきます。

ペッパーフードサービス(3053)の概要

株式会社ペッパーフードサービス(英: PEPPER FOOD SERVICE CO.,LTD)は、いきなり!ステーキなどステーキを中心としたレストランチェーンを運営する外食産業企業。

以前は「ペッパーランチ」を直轄で運営していたが、新設子会社の株式会社JPに運営を移管。JP(ペッパーランチ事業)を投資ファンドに売却。

ペッパーフードサービス – Wikipediaより抜粋

「いきなり!ステーキ」はステーキを立ち食いスタイルにすることで回転率・コストパフォーマンスを上げるという新業態で注目を浴び、2017年-2018年に業績と株価が急成長。

しかし、大量出店により店舗同士の競合が発生するなどの影響もあり、売上は大幅に減少。出店計画を見直し不採算店舗を大量閉鎖。業績が急激に悪化しました。

キャッシュフロー

下記はキャッシュ・フローの推移です。

営業CFはマイナスが続いていましたが、2024年12月期はプラスです。

配当・優待について

株主優待制度は2022年6月末日を基準日に廃止を発表。その後、多くの株主から意見・要望があったとし「2024年12月から再開」しています。

株価は以前と比べかなり安く、優待の対象となる500株も保有しやすいですが、この先どこまで業績が回復するか、配当は復活するのか、株主優待が変更・廃止を含めどうなるのかの不透明感は強いです。

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