三菱ケミカル【4188】配当回復推移で高めの利回り・業績回復見通し

三菱系化学メーカーの三菱ケミカルグループ(4188)、配当は回復推移で高めの利回りです。株価指標と株価チャート、業績推移と配当推移を確認していきます。

三菱ケミカルグループのPOINT
  • 割安感あり、高めの配当利回り
  • 株価は下落を抜けて上昇推移
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三菱ケミカルの株価情報と配当・優待

三菱ケミカルグループの株価情報と配当状況・株主優待制度を確認していきます。

株価の指標(2024年2月9日終値時点)

株価:837.6円
予想PER:8.83倍
PBR:0.7倍
予想EPS:94.91円
時価総額:1兆2,617億円

最新の株価参考:三菱ケミカルグループ(株)【4188】:Yahoo!ファイナンス

配当金の情報

2024年3月期の予定年間配当:32円
予想年間配当利回り:3.82%

配当金の推移について

下記は三菱ケミカルの配当金推移です。配当権利日は9月(中間配当)と3月(期末配当)です。

三菱ケミカルグループの年間配当金推移

2019年3月期:40円
2020年3月期:32円
2021年3月期:24円
2022年3月期:30円
2023年3月期:30円
2024年3月期:32円(予)

2020年3月期、2021年3月期は連続で減配当、2022年3月期はやや回復、2024年3月期は増配予定としています。

配当性向は2023年3月期が44.4%、2024年3月期の予想が約34%です。

配当方針の確認

配当方針は「2025年度までの実行計画において、前年度比での配当増加及び2025年度の配当性向35%を目標」としています。

参考:配当情報|三菱ケミカルグループ

株主優待について

株主優待制度は実施していないです。

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三菱ケミカルの業績推移と株価推移

三菱ケミカルグループの業績推移と株価推移を確認していきます。

業績の推移

下記は三菱ケミカルグループの売上高・営業利益・経常利益・最終利益の推移です。

2019年3月期から2021年3月期は3期連続の減益となり厳しくなりましたが、2022年3月期は大きく回復

2023年3月期は減益も、2024年3月期は増益見通しとしています。

参考:業績・財務ハイライト|三菱ケミカルグループ

株価のチャート

下記は三菱ケミカルグループ5年分の週足株価チャートです。

株価は業績悪化の影響で2018年から下落。2021年に入ると上昇していましたが、2021年9月から再び下落。

2023年以降で見ると上昇していますが、下落場面もあります。

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三菱ケミカルの事業内容と財務状況

三菱ケミカルグループの事業内容と財務状況を確認していきます。

三菱ケミカルグループ(4188)の概要

三菱ケミカルグループ株式会社(みつびしケミカルグループ、英: Mitsubishi Chemical Group Corporation)は、三菱ケミカルをはじめとするグループを統括する持株会社。

2005年10月3日、三菱グループの化学系メーカーである三菱化学と、その子会社で医薬品メーカーの三菱ウェルファーマの株式移転により両社の共同持ち株会社として設立。

2022年7月1日、社名を「株式会社三菱ケミカルホールディングス」から「三菱ケミカルグループ株式会社」に商号変更。

三菱ケミカルグループ – Wikipediaより抜粋

三菱ケミカルグループは「三菱ケミカル」、「田辺三菱製薬」、「生命科学インステイテュート」、「日本酸素ホールディングス」の4つの事業会社とそのグループ会社で構成されています。

主要事業セグメントは「機能商品」、「素材」、「ヘルスケア」です。

3カ月決算の実績

下記は三菱ケミカルの連結税引前利益の推移と前期との比較です。

2024年3月期の連結税引前利益は2,630億円見通しとしています。

キャッシュフロー

下記は三菱ケミカルのキャッシュ・フロー推移です。

営業CFは比較的安定しています。

三菱ケミカルの配当について

配当利回りは高めですが、業績が厳しくなったタイミングで減配し完全回復していないです。

今後も、業績により配当が変動すると考えられそうです。

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