三菱ケミカルホールディングスの株価・配当分析。業績悪化で減配当!今後どうなるのか分析【4188】

三菱ケミカルホールディングス(4188)の株価は安く配当利回りが高かったですが、業績悪化により減配当予定としています。はたして三菱ケミカルホールディングス株価と配当は今後どうなるか。株価チャート・業績推移・配当推移を分析してみました。

三菱ケミカルホールディングスの株価POINT
  • 割安感があり、配当利回りも高めだが業績見通しは厳しい
  • 配当方針・配当性向を考えるとさらに減配する可能性もある
  • 現在の株価は悪材料を織り込んでいるが不透明感は強い
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三菱ケミカルの事業内容と株価指標

はじめに三菱ケミカルHDの事業内容と株価指標を確認していきます。

三菱ケミカルホールディングス(4188)とは

三菱ケミカルホールディングスとは三菱グループの化学系メーカーである三菱ケミカル株式会社(三菱化学・三菱樹脂・三菱レイヨンの3が事業統合)と、その100%子会社で医薬品メーカーの三菱ウェルファーマ株式会社(当時、田辺三菱製薬株式会社)と2005年(平成17年)10月3日に会社設立。

株式公開買付けにより、2007年(平成19年)10月1日に「三菱樹脂株式会社」、(2010年(平成22年)4月1日には三菱レイヨンを、2014年(平成26年)11月12日には大陽日酸をそれぞれ子会社化し、傘下におさめた。

三菱ケミカルホールディングス – Wikipediaより抜粋

三菱ケミカルHDの主な事業セグメントは「機能商品」、「素材」、「ヘルスケア」の3分野です。

参考:事業領域:三菱ケミカルホールディングス

株価指標と配当利回り

下記は三菱ケミカルホールディングスの2020年5月25日終値時点の株価指標と配当利回りです。

現在の株価:604.5円
予定年間配当:24円
年間配当利回り:3.97%
予想PER:17.5倍、PBR:0.73倍

化学銘柄としてみるとPERは割高、PBRは割安です。減配しましたが高めの配当利回りです。

三菱ケミカルの配当推移と業績推移

次に三菱ケミカルホールディングスの配当推移と業績推移を確認していきます。

配当金の推移

下記は三菱ケミカルHDの配当金推移です。年2回、中間配当(9月)と期末配当(3月)を実施しています。

三菱ケミカルHDの年間配当金推移

2016年3月期:15円
2017年3月期:20円
2018年3月期:32円
2019年3月期:40円
2020年3月期:32円
2021年3月期:24円(予)

2020年3月期は40円の予定から減額修正して32円に変更。2021年3月期は更に減配の24円予定と厳しい推移です。

配当方針は「事業展開の原資である内部留保の充実を考慮しつつ、中期的な利益水準の30%を連結配当性向の目安とし、安定的に配当を実施する」としています。

2020年3月期の配当性向は84%、2021年3月期の予想配当性向は約70%と減配してもかなり高い配当性向の為、更に減額修正・減配の可能性も考えられます。

参考:配当情報:三菱ケミカルホールディング

売上高と経常利益の推移

下記は三菱ケミカルホールディングスの売上高と経常利益の推移です。

2019年3月期は当初、増益の見通しでしたが減益に下方修正。2020年3月期も下方修正により大きく減益、2021年3月期の見通しも厳しいです。

参考:業績・財務ハイライト:三菱ケミカルホールディングス

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三菱ケミカルの株価チャートと決算内容

次に三菱ケミカルHDの株価チャートと決算内容を確認していきます。

株価チャートの推移

下記は三菱ケミカルホールディングス5年分の週足株価チャートです。

株価は長期下落トレンドで推移しています。かなり安くなっているようにも見えますが、過去の業績と配当を考えると400円以下まで下落する可能性があります。利益が回復し配当が戻れば当然かなり安い株価です。

決算内容について

2020年5月13日の決算にて2020年3月期の連結経常利益は1,220億円と発表、2021年3月期は1,140億円に減る見通し、年間配当は24円に減配する予定としています。

2020年3月期は従来予想が2,780億円であったことを考えるとかなりの下振れです。

三菱ケミカルの今後について

最後に三菱ケミカルHDの今後について考えていきます。

今後の動きについて

現在の三菱ケミカルHDは業績悪化などさまざまな悪材料が既に株価に織り込まれています。ここを耐えることができれば非常に安い株価といえますが、新型コロナウイルス感染症の影響もあり不透明感は強いです。

他にも米中貿易摩擦の問題、田辺三菱製薬(4508)完全子会社化でのTOB価格の高さなどから財務悪化への警戒感もあります。高配当利回りというのは非常に魅力的ではありますが、減配すると株価の下落が止まらないケースもあります。配当を見る前にまずはその会社がどんなことをしているのか、業績や今後の見込みを考えるのが重要です。

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