三菱ケミカルホールディングスは高配当で株価が低く買いやすいが気になる点もある【4188】

三菱ケミカルホールディングス(4188)の株価は買いやすい値段かつ高配当利回りです。はたして三菱ケミカルホールディングス株は買っても良いのか、今後の株価について株価チャートや過去の業績、各指標、配当利回りなどさまざまな角度から考えてみました。

三菱ケミカルホールディングスの株価POINT
  • 割安感があり、高配当利回りだが業績見通しは厳しい
  • 配当方針・配当性向から考えると減配する可能性もある
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株価指標と事業内容について

はじめに、三菱ケミカルHDの株価指標と事業内容を見ていきます。

株価指標について

現在の株価:823.2円

予定年間配当:40円

年間配当利回りは約4.9%

PER:8.9倍、PBR:0.85倍

化学系銘柄は割安で高配当銘柄がいくつかありますが、その中でもトップクラスの高配当利回りと割安さです。

※株価は2019年11月20日終値

三菱ケミカルホールディングス(4188)とは

三菱ケミカルホールディングスとは三菱グループの化学系メーカーである三菱ケミカル株式会社(三菱化学・三菱樹脂・三菱レイヨンの3が事業統合)と、その100%子会社で医薬品メーカーの三菱ウェルファーマ株式会社(当時、田辺三菱製薬株式会社)と2005年(平成17年)10月3日に会社設立。

株式公開買付けにより、2007年(平成19年)10月1日に「三菱樹脂株式会社」、(2010年(平成22年)4月1日には三菱レイヨンを、2014年(平成26年)11月12日には大陽日酸をそれぞれ子会社化し、傘下におさめた。

wikipediaより抜粋

三菱ケミカルHDの主な事業セグメントは「機能商品」「素材」「ヘルスケア」の3分野です。

参考:事業領域|三菱ケミカルホールディングス公式サイト

業績推移と株価チャート・配当推移

次に三菱ケミカルHDの業績推移と株価チャート・配当推移をみていきます。

売上高と経常利益の推移

2019年3月期は当初、増益の見通しでしたが減益に下方修正。

2020年3月期も下方修正により大きく減益の見通しと中々苦しい展開となっています。

株価チャートについて

下記は三菱ケミカルHDの直近約3年分の週足株価チャートです。

株価は下落トレンドで、ここ最近は若干上昇しましたが、やや弱いという印象で完全に底値から脱出してトレンドが変わったとは言えない状況です。

指標や配当利回りを考えると700円が底値で700円台は比較的買い場と考えることができますが、業績が軟調なのを考えると今後の展開次第では更に下落する可能性もあります。

配当推移について

下記は三菱ケミカルHDの配当推移です。

2015年3月期2016年3月期2017年3月期2018年3月期2019年3月期2020年3月期(予)
13円15円20円32円40円40円

配当は増配傾向ですが、2020年3月期は中間配当(9月末)が20円、期末配当(3月末)が20円の年間40円で現状では前期から据え置きの予定です。

配当方針ですが、「事業展開の原資である内部留保の充実を考慮しつつ、中期的な利益水準の30%を連結配当性向の目安とし、安定的に配当を実施する」としています。

2020年3月期の配当性向は業績下方修正を行ったことで43.3%となる見通しです。そのため、減配当する可能性が出ており、増配期待はかなり低いです。

参考:配当情報|三菱ケミカルホールディングス公式サイト

最近の業績と今後の見通しを確認

最後に最近の業績と今後について見ていきます。

最近の業績を確認

2019年11月1日の決算にて2020年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結税引き前利益は1,224億円と発表、あわせて通期の同利益を従来予想の2,780億円から2,210億円に下方修正しました。

下方修正を行った通期計画の2,210億円に対する進捗率は55.4%となりました。

今後の動きについて

米中貿易摩擦の影響などから利益予想は厳しく、株価が下落気味です。ここ最近では株価が下落したことで配当利回りが上がり、下げ渋る展開が何度かありましたが、それでも完全に下げ止まりしたようには見えないです。

三菱ケミカルHDは田辺三菱製薬(4508)の完全子会社化を発表しましたが、TOB価格の高さなどから財務悪化への警戒感もあります。

とはいえ、株価にはさまざまな悪条件を織り込んでいる感が強いです。

高配当利回りというのは非常に魅力的ではありますが、配当を見る前にまずはその会社がどんなことをしているのか、最近の業績や今後の見込みはどうなのかを見ることが重要だと考えています。

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