三菱系化学メーカーの三菱ケミカルグループ(4188)、配当が高い利回りです。株価指標と株価チャート、業績推移と配当推移を確認していきます。
- 高い配当利回り
- 株価は下落する場面も出ている
株価情報と配当状況について
三菱ケミカルグループの株価情報と配当状況・株主優待制度を確認していきます。
株価の指標(2025年6月9日終値時点)
株価:751.1円
予想PER:7.37倍
PBR:0.61倍
予想EPS:101.88円
時価総額:1兆1,314億円
最新の株価参考:三菱ケミカルグループ(株)【4188】:Yahoo!ファイナンス
株主優待について
株主優待制度は実施していないです。
配当金の情報
2026年3月期の予定年間配当:32円
予想年間配当利回り:4.26%
配当金の推移について
下記は配当金の推移です。配当権利日は9月(中間配当)と3月(期末配当)です。

2021年3月期は減配、2022年3月期、2024年3月期に回復、2026年3月期は据え置き予定としています。
配当性向は2025年3月期が101.2%、2026年3月期の予想が約31%です。
配当方針の確認
配当方針は「配当性向35%を目安」としています。
業績推移と株価推移について
三菱ケミカルグループの業績推移と株価推移を確認していきます。
業績の推移
下記は売上高・営業利益・経常利益・最終利益の推移です。

2021年3月期は最終赤字で厳しくなりましたが、2022年3月期は大きく回復。その後は不安定な利益推移です。
2026年3月期は増益見通しとしています。
株価のチャート
下記は5年分の週足株価チャートです。

株価は2021年に入ると上昇していましたが、2021年9月から下落。2023年から上昇していましたが、2023年10月以降は大きく下落する場面も出ています。
事業内容と財務状況について
三菱ケミカルグループの事業内容と財務状況を確認していきます。
三菱ケミカルグループ(4188)の概要
三菱ケミカルグループ株式会社(みつびしケミカルグループ、英: Mitsubishi Chemical Group Corporation)は、三菱ケミカルをはじめとするグループを統括する持株会社。
2005年10月3日、三菱グループの化学系メーカーである三菱化学と、その子会社で医薬品メーカーの三菱ウェルファーマの株式移転により両社の共同持ち株会社として設立。
2022年7月1日、社名を「株式会社三菱ケミカルホールディングス」から「三菱ケミカルグループ株式会社」に商号変更。
三菱ケミカルグループ – Wikipediaより抜粋
三菱ケミカルグループは「三菱ケミカル」、「田辺三菱製薬」、「生命科学インステイテュート」、「日本酸素ホールディングス」の4つの事業会社とそのグループ会社で構成されています。
主要事業セグメントは「機能商品」、「素材」、「ヘルスケア」です。
キャッシュフロー
下記はキャッシュ・フロー推移です。

2024年3月期、2025年3月期の営業CFは増えています。
配当について
高い配当利回りですが、過去に業績が厳しくなった時に減配しているのは警戒ポイントです。
また、株価は大きく下落する場面も出ています。