ライオンの株価は安定?配当・株主優待はこれからどうなるのか分析!【4912】

ライオン(4912)の株価はここ数年安定しており、配当も増配しています。

これから先も増配することができるのか、また、株主優待はお得なのか。株価指標・業績推移・株価チャート・配当推移を分析してみました。

ライオンの株価POINT
  • 株価は割高、配当・優待を合わせた利回りはそこまで良くはない
  • 配当が減る可能性は低いが、増える可能性も若干弱まっている
  • 業績不安が若干あるものの、ブランド力は強い

株価指標と事業内容について

はじめにライオンの株価と事業内容についてみていきます。

株価指標と配当利回りについて

現在の株価:2,230円

予定年間配当:21円

年間配当利回り:約0.9%

予想PER:30.9倍、PBR:3.21倍

市場平均と比較すると割高ですが、比較される代表的な銘柄の花王(4452)や小林製薬(4967)は同じくらいか、それ以上に割高です。

※株価は2019年12月3日終値

ライオン(4912)について

ライオン株式会社(英称:Lion Corporation)は、洗剤、石鹸、歯磨きなどトイレタリー用品、医薬品、通販、化学品を手がける日本の大手メーカー。

2018年(平成30年)12月28日、「バルサン」の商標権・製造権・販売権並びにライオンパッケージング株式会社の全株式をレック株式会社へ譲渡。同時に殺虫剤事業から撤退。

2019年(令和元年)7月31日、資生堂の子会社である資生堂薬品の皮膚用薬ブランド「フェルゼア」と「エンクロン」に係る知的財産権等を譲受。

wikipediaより抜粋

一般用消費財が売り上げの多くを占めています。

主要セグメントは「オーラルケア事業」、「ビューティケア事業」「ファブリックケア事業」「リビングケア事業」、「薬品事業」です。ここ数年は海外の売上が大きく伸びています。

参考:ライオンの事業展開|ライオン株式会社

業績推移と株価チャートについて

次に業績の推移と株価チャートについてみていきます。

売上高と最終利益の推移

2018年12月期までは最終利益が順調に右肩上がりです。2019年12月期の最終利益の見込みは減益予想となっています。

株価チャートについて

下記はライオンの5年分の週足株価チャートです。

長期的に見ると上昇していた株価ですが、ここ3年ほどはレンジで推移しています。

2,000円付近が一旦の底値として見ることができますが、ここで反発せず下落すると一気に下落トレンドとなる可能性もあります。上値のメドは2,500円辺りと割と狭い範囲と考えられます。

配当推移と株主優待について

続いて配当の推移と株主優待についてみていきます。

配当推移について

下記はライオンの配当推移です。

2014年12月期2015年12月期2016年12月期2017年12月期2018年12月期2019年12月期(予)
10円10円13円17円20円21円

配当は増配傾向にあります。

ライオンの利益還元の基本方針ですが「継続的かつ安定的な利益還元を行うことを経営の最重要課題と考え、配当は連結配当性向30%を目安として継続的かつ安定的に実施する」こととしています。

2019年12月期の予想配当性向は約29%です。減配する可能性は低いですが、やや配当性向が上昇しているため、増配がそろそろ止まる可能性があります

参考:配当金について|ライオン公式サイト

株主優待制度について

ライオンは株主優待制度を実施しています。

100株以上保有で「自社製品の詰め合わせ」をいただくことができます。権利日は12月末。

毎年、商品が変わりますが、大体2,500円分くらいです。下記は2018年12月の製品になります。

  1. ハミガキ クリニカアドバンテージ クールミント
  2. ハブラシ システマハグキプラスハブラシ コンパクト ふつう
  3. 携帯用ハミガキ・ハブラシ NONIO携帯セット
  4. ハンドソープ キレイキレイ薬用泡ハンドソープ フローラルソープの香り
  5. 洗濯用洗剤 トップハレタ
  6. おしゃれ着洗剤 アクロン フローラルブーケの香り
  7. 調理関連品 リード プチ圧力調理バッグ

参考:株主優待|ライオン株式会社

優待利回りに換算すると100株(223,000円)で2,500円相当なので約1.1%です。

最近の業績と今後の見通しを確認

最後に最近の業績と今後について考えてみます。

最近の業績を確認

2019年11月6日の決算にて2019年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結税引き前利益は248億円と発表、前年同期比で8.8%減となりました。しかし、増税前の駆け込み需要もあって3Qは前年同期比で28.7%増と好調でした。

2019年12月期は減益見通しと若干厳しいですが、計画から大きくずれる可能性は今のところ低そうです。

参考:2019年12月期第3四半期連結決算の概要|ライオン株式会社

今後の動きについて

この先ですが、高付加価値化路線の継続、消費増税に対する対策、海外事業の成長の強化、この 3 点をポイントに挙げています。

その中で個人的に気になるのは海外事業です、中国の景気減速に加えて日韓関係の悪化がマイナスに働く可能性がありどこまで影響するのか見えない部分はあります。

株価に割安感はなく、配当・優待を合わせた利回りが約2%なので、あまりおいしくないです。しかし、主力製品のバファリンや歯磨き関係のブランド力が強いのはプラス材料です。

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