ケーズホールディングス(ケーズデンキ)の株価分析。業績好調・株主優待拡充だが株価はやや下落【8282】

家電量販店のケーズデンキを展開するケーズホールディングス(8282) の株価ですが2019年8月20日大引け後に株主優待制度を拡充すると発表しました。その発表後から株価は上昇して推移していましたが現在は新型コロナウイルスの影響で下落しています。果たして、今後のケーズホールディングスの株価と配当はどうなるのか。株主優待制度の確認に加え、業績推移・株価チャート・配当推移を分析してみました。

ケーズホールディングスの株価POINT
  • 株価指標には割安感があり配当・優待の利回りは平均よりやや高め
  • 業績は好調に推移しているが新型コロナウイルスの影響で厳しくなる可能性も
  • 株主優待を拡充したがものすごくお得というわけでもない
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ケーズホールディングスの事業内容と株価指標

はじめにケーズホールディングスの事業内容と株価指標を確認していきます。

ケーズホールディングス(8282)とは

株式会社ケーズホールディングス(K’s Holdings Corporation)は、家電量販店チェーンを展開する企業。子会社8社及びその他フランチャイズ契約加盟店により構成される(2016年4月現在)。

家電量販店の売上高では国内5位(2015年3月現在)。主に「ケーズデンキ」(アルファベット表記はK’s)の屋号で、家電量販店チェーンを展開している。

wikipediaより抜粋

下記がケーズホールディングスの子会社です。2019年6月にテクニカルアーツを子会社化しています。

  • 株式会社デンコードー
  • 株式会社ギガス
  • 株式会社関西ケーズデンキ
  • 株式会社ビッグ・エス
  • 株式会社北越ケーズ
  • 株式会社九州ケーズデンキ
  • 株式会社ケーズソリューションシステムズ
  • 株式会社ケーズキャリアスタッフ
  • 株式会社テクニカルアーツ

関東地方を地盤に全国展開する家電量販店大手ですが、ここ数年の店舗数はほぼ横ばいです。

参考:店舗展開状況|株式会社ケーズホールディングス

株価指標と配当利回り

下記はケーズホールディングスの2020年5月1日終値時点の株価指標と配当利回りです。

現在の株価:1,171円
予想年間配当:30円
年間配当利回り:2.56%
予想PER:10.1倍、PBR:0.95倍

株価指標には割安感があります。年間配当利回りは平均より若干高めです。

ケーズホールディングスの株主優待制度について

次にケーズホールディングスの株主優待制度について確認していきます。

株主優待制度の内容

ケーズホールディングスの株主優待は「お買物優待券」です。2019年9月30日から株主優待の実施回数を現行の年1回から9月末と3月末の年2回に変更しました。

保有株式数優待内容
100株以上1,000円(1,000円券×1枚)
500株以上3,000円(1,000円券×3枚)
1,000株以上5,000円(1,000円券×5枚)
3,000株以上10,000円(1,000円券×10枚)
6,000株以上20,000円(1,000円券×20枚)
10,000株以上30,000円(1,000円券×30枚)

単純に年間でいただける優待券の枚数が2倍となりました。 有効期限が半年に変わったので以前からの株主は気を付ける点です。

参考:株主優待拡充に関するお知らせ|株式会社ケーズホールディングス

優待利回りについて

100株保有の場合、年間2,000円分なので優待利回りは約1.7%です。低くはないですが、家電量販店の他銘柄の優待はお得な優待が多いため決して高くはないです。

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ケーズホールディングスの業績推移と株価チャート・配当推移

次にケーズホールディングスの業績推移と株価チャート・配当推移を見てみます

売上高と経常利益の推移

下記はケーズホールディングスの売上高と経常利益の推移です。

売上・利益ともに右肩上がりに好調に推移しています。家電量販店業界は競争が激しく、売上や利益が伸び悩んでいる企業もある中で善戦しています。

参考:業績ハイライト|株式会社ケーズホールディングス

株価チャートの推移

下記はケーズホールディングス5年分の週足株価チャートです。

2018年にそれまで上昇して推移していた株価が下落しました。しかし、2019年8月の決算にて前年同期比で増益となったことや自社株買い、株主優待拡充の発表を行い株価が上昇し始めました。しかし、その後に新型コロナウイルスの影響で上昇前の株価まで大きく下落しました。現在はやや戻しています。

配当金の推移

下記はケーズホールディングスの配当金の推移です。年2回、中間配当(9月)と期末配当(3月)を実施しています。株式分割を考慮した配当金額です。

ケーズホールディングスの年間配当金推移

2015年3月期:17.5円
2016年3月期:20.0円
2017年3月期:27.5円
2018年3月期:31.5円
2019年3月期:30.0円
2020年3月期:30.0円(予)

2019年期3月期の配当はあくまでも記念配当分を落とした形です。

2019年3月期の配当性向は29%、2020年3月期の予想配当性向は約26%と特に問題はないです。新型コロナウイルスの影響で短縮営業を行い、少なからず影響が考えられるため業績・配当が見えにくい部分があります。

参考:株式について|株式会社ケーズホールディングス

ケーズホールディングスの決算内容と今後について

最後にケーズホールディングスの決算内容の確認と今後について考えてみます。

決算内容について

2020年2月6日の決算にて2020年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は294億円と発表、通期計画の396億円に対する進捗率は74.2%となりました。

3Qだけでみると前年同期比で47.7%減と消費税増税の反動がきています。月次速報をみると新型コロナウイルスの影響もあり1-3月もやや厳しい数値となっているため、通期計画達成は厳しそうです。

参考:2019年度月次速報|株式会社ケーズホールディングス

今後について

家電量販店業界の競争は激しく、過去には業界首位に立ったことのあるコジマとベスト電器は2012年にそれぞれビックカメラとヤマダ電機の子会社になっています。

近年も業界再編は活発でケーズホールディングスは2019年6月にパソコン教室を展開するテクニカルアーツを小会社化、ヤマダ電機は大塚家具を子会社化しています。今後も各社さまざまな動きが出てくる可能性が高いです。

ケーズホールディングスの株価指標には割安感がありますが、新型コロナウイルスの影響が間違いなくあります。2021年3月期は確実に厳しくはなりますが、次の一手をしっかり考えている印象があります。

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