ケーズHD(8282)の株価が上昇トレンド!株主優待拡充が好感触だが今後どうなるか考えてみた

ケーズホールディングス(8282) が2019年8月20日大引け後に株主優待制度を拡充すると発表しました。発表後から株主還元強化を好感触とみる買いが広がり、現在も株価は上昇トレンドを形成しています。

これから先、ケーズホールディングスの株価がどうなるかを株主優待制度の確認に加え、業績推移、株価チャートや指標の割安度、配当から考えてみます。

  • ケーズHDの拡充した株主優待を確認
  • ケーズHDの株価指標と配当を確認
  • 業績推移と株価チャートを確認
  • 最近の業績と今後の見通しを考えてみる

ケーズの株主優待制度について

まずはじめにケーズの株主優待について確認していきます。

変更した株主優待について

ケーズホールディングスの株主優待は「お買物優待券」です。2019年9月30日から株主優待の実施回数を現行の年1回から9月末と3月末の年2回に変更しました。

保有株式数優待内容
100株以上1,000円(1,000円券×1枚)
500株以上3,000円(1,000円券×3枚)
1,000株以上5,000円(1,000円券×5枚)
3,000株以上10,000円(1,000円券×10枚)
6,000株以上20,000円(1,000円券×20枚)
10,000株以上30,000円(1,000円券×30枚)

単純に年間でいただける優待券の枚数が2倍となりました。 有効期限が半年に変わったので以前からの株主は気を付ける点ですね。

参考:株主優待拡充に関するお知らせ|ケーズHD公式サイト

優待利回りはいくつか

100株保有の場合、123,600円で年間2,000円分なので優待利回りは約1.6%です。以前の株価は1,000円以下でしたので、その時と比較するとお得度が若干薄れています。

各指標と配当利回りを確認

次にケーズHDの株価指標と配当利回りについて見てみます。

株価指標と配当利回り

現在の株価:1,236円

予想年間配当:30円

年間配当利回り:約2.4%

PERは11.3倍、PBRは1.08倍

若干割安ですが、株価がやや上昇したこともあり家電量販店というくくりの中で競合と比較すると明らかに割安という感じではないです。とはいえ、配当と優待を合わせた利回りで約4%は割と良い水準です。

※株価は2019年10月23日終値

過去の配当推移を確認

ケーズHDの過去の配当推移です

2015年3月期2016年3月期2017年3月期2018年3月期2019年3月期2020年3月期(予)
17.5円20円27.5円31.5円30円30円

2018年期から2019年期への配当ですが、あくまでも記念配当分を落としたという形です。

ここ数年の配当性向も30%以下なので特に問題はないです。そろそろ数円増配してもおかしくはないとみられます。もちろん業績次第ではあります。

参考:株式について|ケーズHD公式サイト

業績の推移と株価チャートの確認

次にケーズHDについて、業績推移と株価チャートを見てみます

ケーズホールディングス(8282)とは

株式会社ケーズホールディングス(K’s Holdings Corporation)は、家電量販店チェーンを展開する企業。子会社8社及びその他フランチャイズ契約加盟店により構成される(2016年4月現在)。

家電量販店の売上高では国内5位(2015年3月現在)。主に「ケーズデンキ」(アルファベット表記はK’s)の屋号で、家電量販店チェーンを展開している。

wikipediaより抜粋

下記がケーズホールディングスの子会社です。2019年6月にテクニカルアーツを子会社化しています。

  • 株式会社デンコードー
  • 株式会社ギガス
  • 株式会社関西ケーズデンキ
  • 株式会社ビッグ・エス
  • 株式会社北越ケーズ
  • 株式会社九州ケーズデンキ
  • 株式会社ケーズソリューションシステムズ
  • 株式会社ケーズキャリアスタッフ
  • 株式会社テクニカルアーツ

売上高と経常利益の推移

ケーズHDの過去5期分+今期の予想売上高・経常利益の推移です

右肩上がりに推移していますが、家電量販店業界は競争が激しくケーズHDに限らずどこも売上の伸びに苦戦しています。その中でいかに利益を確保するかがポイントですね。

株価チャートを確認

ケーズHDの約3年分の株価チャートの週足です。

下落トレンドでしたが、1Qの決算で持ち直したことや自社株買い、株主優待拡充の発表で底は完全に抜け上昇トレンドとなっています。しかし、ここにきてやや止まった感が出てきているので、さらに株価を伸ばすためには材料が必要と考えられます。

最近の業績と今後について

最後に直近の業績と今後について考えてみます。

最近の業績と今後の見込み

2019年8月6日の決算で2020年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は83.3億円と発表しました。前年同期比では増加しましたが通期計画の396億円に対する進捗率は21%となり、若干厳しいという感じですが明らかに悪いというわけでもないです。

また、2019年10月24日に業績修正を発表。2020年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益を275億円から245億円に下方修正しました。通期計画は据え置きましたが月次速報を見ると消費税増税前の駆け込み需要の影響もあり、9月はかなり売り上げを伸ばしています。

この売上の伸びがあっても上期の計画達成は難しいとの判断だと思われます。今後はこの増税前需要の反動がどれだけあるのかが注目する点です。

参考:2019年9月月次速報|ケーズHD公式サイト

今後について

ケーズHDに限らず家電量販店業界の競争は厳しく、過去には業界首位に立ったことのあるコジマとベスト電器は2012年にそれぞれビックカメラとヤマダ電機の子会社になっています。

近年も業界再編は活発でケーズHDは2019年6月にパソコン教室を展開するテクニカルアーツを小会社化しています。これから各社さまざまな動きが出てくる可能性が高くどのような思惑で企業が動いているのかどの分野で利益を上げるのかを理解することが重要だと考えています。

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