ジンズホールディングス(JINS)の株価が下落し厳しい推移【3046】

「J!NS」ブランドのメガネ製造・販売を行うジンズホールディングス(3046)。

今後の株価と配当はどうなるのか、株価指標と業績推移、株価チャートと配当推移を確認してみました。また、株主優待制度も確認していきます。

ジンズホールディングスの株価POINT
  • 指標の割高感は強め
  • 株価は下落し厳しい推移
  • 海外展開は伸びしろとリスクがある
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JINSの株価情報と業績推移

ジンズホールディングスの株価情報と業績推移・株価チャートを確認していきます。

株価の指標

株価:3,175円
予想PER:34.6倍
PBR:3.55倍
予想EPS:91.77円
時価総額:761億円

2023年4月19日終値時点のデータ
最新の株価参考:(株)ジンズホールディングス【3046】:Yahoo!ファイナンス

PER、PBRともに割高です。

業績の推移

下記はジンズホールディングスの売上高・営業利益・経常利益・最終利益の推移です。

2020年8月期から2022年8月期の営業利益・経常利益は連続減益で推移。期初の見通しから下方修正を行い想定より厳しい業績推移です。

2023年8月期は増益見通しとしています。

参考:財務ハイライト|株式会社ジンズホールディングス

株価のチャート

下記はジンズホールディングス5年分の週足株価チャートです。

株価は上昇気味のレンジで推移していましたが、2022年以降は厳しい業績や今後の警戒感もあり大きく下落。

短期で見ても厳しい推移が続いています。

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JINSの配当情報と株主優待

ジンズホールディングスの配当情報と株主優待制度を見ていきます。

配当情報

2023年8月期の予定年間配当:31円
予想年間配当利回り:0.98%

配当利回りは低いです。

配当金の推移について

下記はジンズホールディングスの配当金推移です。配当権利日は2月(中間配当)と8月(期末配当)です。

JINSの年間配当金推移

2018年8月期:48円
2019年8月期:50円
2020年8月期:25円
2021年8月期:45円
2022年8月期:17円
2023年8月期:31円(予)

2022年8月期は期末配当を見送り大きく減配、2023年8月期も53円予定から31円予定に減額修正しています。

配当性向は2022年8月期が52.8%、2023年8月期の予想が約34%です。

配当の基本方針について

配当の基本方針は「継続的かつ安定的な配当を実現」、「連結配当性向30%を目途に配当を実施」としています。

2022年8月期、2023年8月期は大きく修正しており、今後も業績次第で大きく変動する可能性が想定されます。

参考:株式情報 – 配当情報|株式会社ジンズホールディングス

株主優待について

株主優待制度は「買い物優待券(9,000円分+税分)」、100株以上保有で権利日は8月末、国内直営ショップ・オンラインショップで利用できます。

2022年8月22日に5,000円分から9,000円分に拡充しています。

優待利回り

100株保有で年間9,900円相当とした場合、優待利回りは約3.1%です。

参考:株式情報 – 優待情報|株式会社ジンズホールディングス

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JINSの事業内容と今後について

ジンズホールディングスの事業内容と財務情報の確認と今後について考えてみます。

ジンズホールディングス(3046)の概要

株式会社ジンズ(英: JINS Inc.)は、研究開発から生産販売まで一貫して展開するメガネブランド「JINS」(ジンズ、ロゴ表記はJ!NS)を運営する会社である。

2019年1月にホールディングス体制に移行、社名をジンズホールディングスに変更、JINS事業をジンズジャパンが継承。

ジンズ – Wikipediaより抜粋

「J!NSブランド」のアイウエア(眼鏡)の製造、販売を行っています。

ウェアラブル眼鏡「JINS MEME」でのアプリ課金も展開しています。

3カ月決算の実績

下記はJINSの各決算期における連結経常利益の推移と前期との比較です。

2023年8月期の連結経常利益は38.7億円見通しとしています。

キャッシュフロー

下記はJINSのキャッシュ・フローの推移です。

営業CFが減少しています。

参考:ジンズホールディングス|Google Finance

JINSの今後について

国内市場で収益向上の余地があるとしていますが、海外市場への事業拡大・新規事業への進出も図っています。

2023年8月期は需要が想定より回復せず、業績見通しを下方修正しています。

伸びしろについて

視力矯正目的以外のウェアラブル眼鏡、ブルーライトカットなどの商品拡充、新事業に加え海外展開も加速させており、伸びる可能性はあります。

リスクについて

視力矯正手術などの技術革新により画期的な視力矯正方法が出来た場合、眼鏡市場全体が大きく縮小する可能性があります。

また、IT関連企業などの異業種や海外からの新規参入などで競合が出現した場合、業績に悪影響を与える可能性もあります。

海外市場への事業拡大は伸びしろがありますが、各国の法律・規制に加え、人件費などさまざまなリスクもあります。

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