伊藤園の株価分析!業績伸び悩みも期待値から長期の株価が上昇推移【2593】

緑茶飲料大手の伊藤園(2593)。株価が長期で上昇しています。果たして今後の伊藤園の株価と配当はどうなるのか。業績推移・株価チャート・配当推移を分析してみました。また、株主優待も確認していきます。

伊藤園の株価POINT
  • 株価はかなり割高、配当・優待利回りも低め
  • 配当は据え置き推移だが、利益悪化で配当性向上昇
  • 業績は落ちているが株価は長期上昇推移
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伊藤園の事業内容と株価指標

はじめに伊藤園の事業内容と株価指標を確認していきます。

株価指標と配当利回り

株価:7,040円
予定年間配当:40円
年間配当利回り:0.57%
予想PER:308倍
PBR:5.76倍

2021年3月19日終値時点のデータ

株価指標は他の飲料メーカーと比較してもかなり割高です。配当利回りも低いです。

伊藤園(2593)とは

株式会社伊藤園(いとうえん、ITO EN, LTD.)は、茶製品および清涼飲料水メーカーである。主力製品は、茶製品、野菜飲料、コーヒー飲料。清涼飲料業界第5位(2017年現在)ながら、茶葉製品および茶系飲料市場において最大手に位置している。

伊藤園の事業戦略の特徴は、飲料製造の最終工程では自社工場を持たないファブレス方式を採用している。自社工場の代わりに全国に約40か所ある協力企業の工場に生産を委託することにより設備投資を抑えている。また、生産拠点と物流拠点を5つのブロックに分散化させるにより大規模災害によるリスクを最小限に抑える効果を期待している。 一方、茶原料の調達では「茶産地育成事業」を一部取り入れ、高齢化や後継者不足により減少する茶生産農家の対策を行うとともに、茶製品の6次産業化を行っている。

日本ブーム・ダイエット嗜好の強いアメリカに2001年に進出する等(日経産業新聞より)、北米・東アジア・東南アジアを中心に海外でも事業展開している。

伊藤園 – Wikipediaより抜粋

お茶系の飲料ブランドとして業界最大手です。傘下にはタリーズコーヒー、チチヤスがあり、海外へも事業展開しています。売上・利益の中心は国内です。

参考:事業戦略|伊藤園

伊藤園の業績推移と株価チャート

次に伊藤園の業績推移と株価チャートを確認していきます。

売上高と経常利益の推移

売上・利益ともに比較的順調に推移していましたが、2020年4月期は減収・減益。2021年4月期も主にコンビニ・自動販売機の需要減の影響で減収・減益見通しです。

参考:財務ハイライト|伊藤園

株価チャートの推移

下記は伊藤園5年分の週足株価チャートの推移です。

株価は長期で上昇推移です。

一時的に下落する場面もありますが、株価指標の割高さや業績予想を考えると株価の勢いは強いです。今後の期待値が高いと考えられます。ここからの上値メドは7,500円、下値メドは6,000円と見えます。

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伊藤園の配当推移と株主優待制度

次に伊藤園の配当推移と株主優待制度について見ていきます。

配当金の推移

下記は伊藤園の配当金の推移です。年2回、中間配当(10月)と期末配当(4月)を実施しています。

伊藤園の年間配当金推移

2016年4月期:40円
2017年4月期:40円
2018年4月期:40円
2019年4月期:40円
2020年4月期:40円
2021年4月期:40円(予)

配当は年間40円の据え置き推移です。

配当性向は2019年4月期が34.5%、2020年4月期が65%、2021年4月期の予想は約175%と利益悪化によりかなり高くなる見通しです。

株主優待制度について

伊藤園の株主優待は「自社製品の詰め合わせ」です、権利日は4月末です。

保有株式数優待内容
100株以上 1,000株未満自社製品詰合せ
(1,500円相当)
1,000株以上自社製品詰合せ
(3,000円相当)

100株保有で年間1,500円相当なので優待利回りは約0.2%です。

配当と合わせても年間利回りは低いです。4月に優待を実施する企業が少ないのでそこは若干有利な点です。

参考:株主還元・配当|伊藤園

伊藤園の決算内容と今後の株価について

最後に伊藤園の決算内容の確認と今後について考えていきます。

決算内容について

2021年3月1日の決算にて2021年4月期3Q累計(2020年5月-2021年1月)の連結経常利益は102億円と発表。通期計画の121億円に対する進捗率は84.6%となりました。

今後の株価について

伊藤園は「お~いお茶」ブランドの売上割合が高いです。

飲料市場の歴史は「炭酸飲料」の成長、「コーヒー飲料」の成長、そして「茶系飲料」の成長ときています。しかし、ここ数年は茶系飲料市場の成長が鈍くなってきています。その影響もあってか伊藤園は連続減収・減益見通しです。

この先、他の飲料が大きく成長し、市場変化についていけないと売り上げが大きく減少する可能性はあります。もちろん、どの飲料メーカーにも言えることです。

伊藤園の株価指標は割高感が強いですが、株価は長期上昇推移です。2018年頃から「割高で業績がやや鈍くなった」として、いくつかの投資会社が弱気と判断しましたが、関係なく株価は上昇しています。

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