出光興産の株価分析。株価下落で高配当利回り、今後の株価・配当がどうなるか売上推移と株価チャートを分析【5019】

石油精製元売り大手の出光興産(5019)の株価が下落したことで年間配当利回りが高くなっています。果たして、この先の株価・配当がどうなるか、業績推移・株価チャート・配当推移を分析してみました。

出光興産の株価POINT
  • 株価指標に割安感があり、年間の配当利回りはかなり高い
  • 業績を大きく下方修正し不透明感は強い
  • 配当推移から配当を大きく減らす可能性は低そう
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出光興産の事業内容と株価指標

はじめに出光興産の事業内容と株価指標を確認していきます。

出光興産(5019)とは

出光興産株式会社(いでみつこうさん、英称:Idemitsu Kosan Co.,Ltd.)は、石油類の精製・販売などを行っている日本の企業である。

2019年(平成31年)4月1日、経営統合により昭和シェル石油を完全子会社化した。商号「出光興産」、トレードネーム「出光昭和シェル」である。将来的には両社の合併を目指す。

wikipediaより抜粋

主な事業セグメントは「石油製品」で、原油・石油製品の輸入、精製、輸送、貯蔵・販売となります。

参考:セグメント情報|出光興産(出光昭和シェル)

株価指標と配当利回り

下記は出光興産の2020年4月24日終値時点の株価指標と配当利回りです。

現在の株価:2,389円

予定年間配当:160円

年間配当利回り:約6.7%

予想PER:—、PBR:0.57倍

赤字見通しのためPERは算出不可、PBRはかなり割安ですが、石油系銘柄はどの銘柄も割安水準です。年間の配当利回りは株価下落によりかなり高いです。

出光興産の業績推移と株価チャート

次に出光興産の業績推移と株価チャートを確認していきます。

売上高と経常利益の推移

下記は出光興産の売上高と経常利益の推移です。

2020年3月期は当初増益の見通しでしたが、2度下方修正を行い赤字の見通しです。売上は増加し赤字の苦しい時を乗り越えたに見えましたが、新型コロナウイルスの影響による経済の冷え込みと原油価格の下落により再び赤字に転落する見通しと厳しいです。

参考:業績ハイライト|出光興産(出光昭和シェル)

株価チャートの推移

下記は出光興産5年分の週足株価チャートです。

原油の先物価格が下落し安値を付けた頃から株価は下落トレンドを形成しています。この先の原油価格が見えにくい部分は多いですが、業績赤字見通しな事を考えると更に下落した2,000円以下になる可能性も考えられます。

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出光興産の配当推移と株主優待制度

次に出光興産の配当推移と株主優待制度を確認していきます。

配当金の推移

下記は出光興産の配当推移です。年2回、中間配当(9月)と期末配当(3月)を実施しています。

出光興産の年間配当金推移

2015年3月期:50円
2016年3月期:50円
2017年3月期:50円
2018年3月期:80円
2019年3月期:100円
2020年3月期:160円(予)

配当は増配傾向です。

2020年3月期は年間160円の大きく増配予定としています。2020年3月期期は赤字見通しに業績下方修正を行いましたが配当は修正しませんでした。この先は減配する可能性もありますが、2006年に東証1部に上場して以来、これまで赤字でも減配していないためまだ減配する可能性は低いと考えることもできます。

参考:株主還元|出光興産公式サイト

※株主優待は実施していません。

出光興産の決算内容と今後について

最後に出光興産の決算内容の確認と今後について考えてみます。

決算内容を確認

2020年2月14日の決算にて2020年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は913億円と発表、通期計画の1,500億円に対する進捗率は60.9%となりました。

2020年4月21日に業績修正を発表。2020年3月期の連結経常損益を1,500億円の黒字から150億円の赤字に下方修正しました。

今後について

原油価格が下落する場合は利益の悪化要因となり、競合他社よりも効率的な事業運営が求められます。また、原油輸入先は基本的に政治情勢に不安を抱えているのは大きなリスクです。株価が下落したことで割安感や配当利回りの高さが出ていますが、大きく下方修正を行い赤字見通しでかなり厳しい状況です。

株主還元として配当金と合わせて総還元性向50%を目標とした自己株式の取得を打ち出している点やカーシェアリング事業の実証実験をしている点はプラス材料となりますが、新型コロナウイルスの影響が出る前から業績下方修正をおこなっており、今後の不透明感は強めです。

参考:出光IR通信2019年夏号|出光興産公式サイト

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