出光興産の株価分析!株価下落がやや落ち着きも下限配当を下方修正【5019】

石油精製元売り大手の出光興産(5019)。長期株価は下落していますが、短期ではやや落ち着いています。果たして今後の株価と配当はどうなるか、業績推移・株価チャート・配当推移を分析してみました。

出光興産の株価POINT
  • 配当利回りは高いが下限配当修正で今後も見えにくい
  • 株価・業績は原油価格の影響で大きく上下
  • 中長期戦略の再構築を進めるが不透明感は強い
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出光興産の株価指標と事業内容

はじめに出光興産の株価指標と事業内容を確認していきます。

株価指標と配当利回り

株価:2,588円
予定年間配当:120円
年間配当利回り:4.64%
予想PER:9.1倍
PBR:0.67倍

2021年5月21日終値時点のデータ

PBRは割安ですが、石油系銘柄は全般的に割安水準です。年間配当利回りは高いです。

出光興産(5019)とは

出光興産株式会社(いでみつこうさん、英称:Idemitsu Kosan Co.,Ltd.)は、石油精製、石油化学、電子材料の製造と販売、またEV用次世代電池の全固体電池の主要材料となる固体電解質の研究開発にも力を入れ数多くの特許を保有している日本の企業である。

2019年4月1日、経営統合により昭和シェル石油を完全子会社化した。商号「出光興産」、トレードネーム「出光昭和シェル」である。2021年4月より、全国に約6400か所あるサービスステーション(給油所)のブランド名を2023年までに、「apollostation」(アポロステーション)へ統一する予定である

出光興産 – Wikipediaより抜粋

主要事業セグメントは「燃料油」です。原油・石油製品の輸入、精製、輸送、貯蔵・販売となります。

参考:セグメント情報|出光興産(出光昭和シェル)

出光興産の業績推移と株価チャート

次に出光興産の業績推移と株価チャートを確認していきます。

売上高と経常利益の推移

2020年3月期は増益見通しでしたが、下方修正を行い赤字で着地。経済冷え込みと原油価格下落の影響で厳しくなりました。2021年3月期に黒字復活、2022年3月期は増収・増益見通しです。

参考:業績ハイライト|出光興産(出光昭和シェル)

株価チャートの推移

下記は出光興産5年分の週足株価チャート推移です。

2018年10月、原油の先物価格が下落した頃から株価は下落。2021年からは原油価格上昇の影響もあり、まだ弱めですがやや持ち直す動きです。今後の原油価格は見えにくいですが、ここから上昇した場合ののメドは3,200円、下落した場合のメドは2,200円辺りと見えます。

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出光興産の配当推移と決算内容

次に出光興産の配当推移と決算内容を確認していきます。

配当金の推移

下記は出光興産の配当推移です。年2回、中間配当(9月)と期末配当(3月)を実施しています。

出光興産の年間配当金推移

2017年3月期:50円
2018年3月期:80円
2019年3月期:100円
2020年3月期:160円
2021年3月期:120円
2022年3月期:120円(予)

2022年3月期は据え置き予定です。

中期経営計画(2020年3月期~2022年3月度)にて「株主還元を総還元性向50%以上、1株当たり配当金160円を下限」としたことで、2020年3月期は年間160円に大きく増配。しかし、2021年3月期の配当は減配、中期経営計画を見直し下限を120円に変更しています。

参考:株主還元|出光興産公式サイト

参考:2030年ビジョン・中期経営計画|出光興産公式サイト

決算内容について

2021年5月11日の決算にて2021年3月期の連結経常利益は1,083億円と発表。2022年3月期の同利益は1,400億円見通し、年間配当は120円予定としています。

出光興産の今後について

最後に出光興産の今後について考えてみます。

今後について

原油価格の動きが業績・株価に与える影響が大きく、原油輸入先が基本的に政治情勢に不安を抱えている点で大きなリスクです。また、これからは競合他社よりも効率的な事業運営が求められます。

2021年3月期は業績が回復したものの、まだまだ厳しい状況です。中期経営計画を見直し目標を下方修正、配当下限も160円から120円へ変更するなど、今後の不透明感は強めです。

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