「カレーハウスCoCo壱番屋」を展開する壱番屋(7630)、株主優待制度は飲食券を実施しています。株主優待に加え、業績推移・株価チャート・配当推移を確認していきます。
- 株主優待制度は飲食券、配当との合計利回りは約3.7%
- 配当は安定推移だが高い配当性向
株価情報と株主優待について
壱番屋の株価情報と配当状況・株主優待制度を確認していきます。
株価指標(2025月4月18日終値時点)
株価:985円
予想PER:47.63倍
PBR:4.9倍
予想EPS:20.68円
時価総額:1,572億円
最新の株価参考:(株)壱番屋【7630】:Yahoo!ファイナンス
株主優待制度について
株主優待制度は「店舗で利用できる優待券」を実施しています、優待権利月は2月と8月の年2回です。
所有株式数 | 優待内容 |
---|---|
100株以上 | 1,000円相当 (500円券×2枚) |
1,000株以上 | 2,000円相当 (500円券×4枚) |
5,000株以上 | 6,000円相当 (500円券×12枚) |
10,000株以上 | 12,000円相当 (500円券×24枚) |
優待利回り
100株保有で年間2,000円相当とした場合、優待利回りは約2%です。
配当金の情報
2026年2月期の予定年間配当:16円
予想年間配当利回り:1.62%
配当金の推移
下記は配当金の推移です。配当権利日は、8月(中間配当)と2月(期末配当)です。

配当は年間16円で据え置き推移しています。
配当性向は2025年2月期が80.5%、2026年2月期の予想が約77%です。高い配当性向で推移しています。
配当方針
配当方針は「業績の動向及び内部留保金の水準に留意しつつ、持続的な配当成長を志向することを基本」としています。
業績推移と株価推移について
壱番屋の業績推移と株価推移を確認していきます。
売上高と利益の推移
下記は売上高・営業利益・経常利益・最終利益の推移です。

2021年2月期は環境の悪化により大きく減収・減益となりましたが、その後の営業利益は回復して増加。
2026年2月期も増益予想で過去最高益更新見通しとしています。
株価の推移
下記は5年分の週足株価チャートです。

株価は2020年3月に大きく下落。その後回復しましたが、自粛要請・時短営業などによる業績悪化懸念もあり、緩やかに下落推移。
2023年3月以降は上昇し、2024年に入ると大きく上昇しましたが、2024年2月以降は下落が強い推移をしています。
事業内容と財務状況について
壱番屋の事業内容と財務状況を確認していきます。
壱番屋(7630)とは
株式会社壱番屋(いちばんや、ICHIBANYA CO., LTD.)は、カレーハウスCoCo壱番屋を運営する大手カレーライス専門店チェーンである。ハウス食品グループ本社の連結子会社。
フランチャイズにより日本国内各地のほか、海外の米国・中国・韓国・タイなど世界各国にも店舗を展開する。
壱番屋 – Wikipediaより抜粋
「通称ココイチ」の壱番屋ですが、2015年にハウス食品がTOBを行い連結子会社となりました。
カレーの本場インドに出店するなど海外にも積極的に進出していますが、まだまだ店舗の多くは国内です。
キャッシュフロー
下記はキャッシュ・フローの推移です。

2022年2月期以降の営業CFは好調です。
配当・優待について
株主優待制度は食事優待券を実施、株式分割後も100株保有の優待内容は同じで実質拡充しており、配当との合計利回りは高めです。
配当は安定推移ですが、配当性向が高い推移をしています。