フマキラーの株価が下落後は安値圏で推移・警戒感から厳しめ【4998】

家庭用殺虫剤メーカーのフマキラー(4998)。

今後の株価と配当はどうなるのか、株価指標と業績推移、株価チャートと配当推移を確認してみました。また、株主優待も確認していきます。

フマキラーの株価POINT
  • 配当・優待利回りは悪くはない
  • 警戒感から株価は下落し安値で推移
  • 伸びしろはあるが、警戒ポイントもある
スポンサーリンク

フマキラーの株価情報と業績推移

フマキラーの株価情報と業績推移・株価チャートを確認していきます。

株価の指標

株価:1,063円
予想PER:18.23倍
PBR:0.87倍
予想EPS:58.31円
時価総額:175億円

2023年4月21日終値時点のデータです
最新の株価参考:フマキラー(株)【4998】:Yahoo!ファイナンス

PBRにやや割安感があります。

業績の推移

下記はフマキラーの売上高・営業利益・経常利益・最終利益の推移です。

2019年3月期は東南アジアの天候不順の影響などにより市場が低迷、売上・利益が大きく減少。

2021年3月期は需要が増えたことで過去最高売上・利益を更新も、2022年3月期は反動減となりました。

2023年3月期は減益見通しとしています。

参考:IRニュース|フマキラー株式会社

株価のチャート

下記はフマキラー5年分の週足株価チャートです。

株価は2018年-2019年に天候不順による業績悪化、不適切取引疑いなどの影響で下落。

2020年3月からは業績回復・暖冬などの影響により株価上昇も、2021年から下落。短期で見ると安値圏でレンジ推移しています。

スポンサーリンク

フマキラーの配当情報と株主優待

フマキラーの配当情報と株主優待制度を確認していきます。

配当情報

2023年3月期の予定年間配当:22円
予想年間配当利回り:2.07%

配当金の推移について

下記はフマキラーの年間配当金推移です。期末(3月)の一括配当を実施しています。

2021年3月期は普通配当20円、特別配当4円です。2023年3月期の配当は据え置き予定としています。

配当性向は2022年3月期が26.1%、2023年3月期の予想が約38%です。

株主優待について

株主優待制度は「自社製品詰め合わせ」、優待権利月は3月です。

保有株式数優待内容
100株以上1,000円相当の自社製品
500株以上3,000円相当の自社製品

優待利回り

100株保有で1,000円相当とした場合、優待利回りは約0.9%です。

参考:株主優待制度の変更に関するお知らせ|フマキラー

スポンサーリンク

フマキラーの事業内容と今後について

フマキラーの事業内容と財務情報の確認と今後について考えてみます。

フマキラー(4998)の概要

フマキラー株式会社(英: Fumakilla Limited)は殺虫剤など衛生薬品の製造・販売を行う日本の日用品メーカーである。

ライバル企業のアース製薬が経営統合を視野に入れて、フマキラー株約10%を取得した影響もあり、2010年5月には、永年に亘って友好的なビジネスパートナーであったエステーとの資本業務提携を発表。

アース製薬は経営統合を断念し、2011年3月に保有するフマキラー株をエステーに売却。

フマキラー – Wikipediaより抜粋

メイン事業は「殺虫剤」で、海外売上比率が約45%です。

業績は天候の影響を受けやすく、家庭用防虫剤などを事業として行うエステー株式会社(4951)と業務提携しています。

3カ月決算の実績

下記はフマキラーの連結経常利益の推移と前期との比較です。

2023年3月期の連結経常利益は23.9億円見通しとしています。

キャッシュフロー

下記はフマキラーのキャッシュ・フローの推移です。

営業CFは上下が大きいです。

参考:フマキラー|Google Finance

フマキラーの今後について

基本的に、暖冬や暖かい日が続くと商品の需要が増えます

海外でも好調な売上ですが、海外売上は為替影響などがあります。

商品需要とリスク

原材料価格の上昇・除菌関連商品の反動減がありますが、キャンプ需要が見込めます。

また、他社が参入し競合する可能性もありますが、ヒアリやシロアリの分野で今後の需要も見込めます

2019年に発覚したの不適切取引について、しっかりと対策していくと発表していますが不安な点ではあります。

タイトルとURLをコピーしました