ITシステムで国内トップの富士通(6702)、連続増配当で推移していますが、利回りは低めです。業績推移・株価チャート・配当推移を確認していきます。2024年3月29日を基準日に1株を10株に株式分割しています。
株価情報と株主優待
株価情報と配当状況・株主優待制度を確認していきます。
株価指標(2024年7月26日終値時点)
株価:2,700円
予想PER:21.97倍
PBR:2.79倍
予想EPS:122.87円
時価総額:5兆5,920億円
最新の株価参考:富士通(株)【6702】:Yahoo!ファイナンス
株主優待について
「現在、実施しておりません」としています。
配当情報
2025年3月期の予定年間配当:28円
予想年間配当利回り:1.04%
配当金の推移
下記は配当金の推移です。配当権利日は、9月(中間配当)と3月(期末配当)です。
配当金は毎年増配しています。2025年3月期も増配予定としています。
配当性向は2024年3月期が19.2%、2025年3月期の予想が約23%です。
株主還元方針の確認
株主還元は「安定配当に加え自己株式取得を積極的に行い、総還元額を拡大」としています。
業績推移と株価推移
業績推移と株価推移を確認していきます。
売上高と利益の推移
下記は売上高・営業利益・経常利益・最終利益の推移です。
2022年3月期は下振れて減益で着地。2023年3月期は大きく増益となりましたが、2024年3月期は大きく営業減益となりました、
2025年3月期は営業増益見通しとしています。
株価の推移
下記は5年分の週足株価チャートです。
株価は2020年中旬以降に大きく上昇も2022年、2023年は比較的レンジで推移。2024年からは上昇場面が出ています。
また、1株が2万円以上の値がさ株でしたが、2024年3月末に1株を10株に株式分割しており、買いやすさが出ています。
事業内容と財務状況
事業内容と財務状況を確認していきます。
富士通(6702)とは
富士通株式会社(ふじつう、英: Fujitsu Limited)は、日本の総合エレクトロニクスメーカー、総合ITベンダー。
通信システム、情報処理システムおよび電子デバイスの製造・販売ならびにそれらに関するサービスの提供を行っている。
ITサービス提供企業としては、国内2位、世界10位の売上高(2022年)。2015年は、国内1位、世界4位であった。
富士通 – Wikipediaより抜粋
デジタル技術とデータを駆使した革新的なサービス、ビジネスプロセスの変革をもたらすDX(デジタルトランスフォーメーション)企業への変革を目指しています。
キャッシュフロー
下記はキャッシュ・フローの推移です。
営業CFは比較的安定した推移です。
今後について
配当は連続増配で推移していますが、株価が上昇した影響もあり利回りは低めです。
IT需要はまだまだ大きいですが、競合メーカーとの技術競争などのリスク、海外売上や為替変動も業績に影響します。