AGC(旭硝子)の株価が警戒感から下落も持ち直す動き・高配当利回り【5201】

ガラスで世界トップクラス、5G関連素材も手掛けるAGC(5201)。

今後の株価と配当はどうなるのか、株価指標と業績推移、株価チャートと配当推移を確認してみました。

AGCの株価POINT
  • 割安感あり、高配当利回り
  • 株価は下落推移から持ち直す気配も
  • 需要は望めるが、リスク要因もある
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AGCの株価情報と業績推移

AGCの株価指標と業績推移・株価チャートを確認していきます。

株価の指標

株価:5,000円
予想PER:12.7倍
PBR:0.79倍
予想EPS:393.79円
時価総額:1兆1,372億円

2023年5月19日終値時点のデータ
最新の株価参考:AGC(株)【5201】:Yahoo!ファイナンス

PBRに割安感がありますが、同業他社と比較すると目立つ感じは無いです。

業績の推移

下記はAGCの売上高・営業利益・経常利益・最終利益の推移です。

2019年12月期、2020年12月期と連続減益で厳しくなりましたが、2021年12月期は大きく増益に。

2022年12月期は大きく下方修正を行い最終赤字となりました。

2023年12月期は増収・増益見通しとしています。

参考:財務ハイライト|AGC

株価のチャート

下記はAGC5年分の週足株価チャートです。

株価は2018年以降やや厳しい推移でしたが、2020年5月から大きく上昇。

2021年11月以降は業績警戒感などから上昇が落ち着き、やや下落推移。

2023年以降の短期で見ると上昇する気配も見せています。

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AGCの配当情報と株主優待

AGCの配当情報と株主優待制度を確認していきます。

配当金の情報

2023年12月期の予定年間配当:210円
予想年間配当利回り:4.2%

配当利回りは高いです。

配当金の推移について

下記はAGCの配当金推移です。配当権利日は6月(中間配当)と12月(期末配当)です。

AGCの年間配当金推移

2018年12月期:115円
2019年12月期:120円
2020年12月期:120円
2021年12月期:210円
2022年12月期:210円
2023年12月期:210円(予)

2021年12月期は普通配当160円、特別配当50円です。配当金は210円で据え置き推移しています。

配当性向は2022年12月期が最終赤字、2023年12月期の予想が約53%です。

株主還元方針の確認

中期計画で株主還元方針を「連結配当性向40%を目安に安定的な配当を継続」に変更しています。

参考:配当情報|AGC

株主優待について

株主優待制度は実施していないです。

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AGCの事業内容と今後について

今後のAGCの事業内容と財務情報の確認と今後について考えてみます。

AGC(5201)の概要

AGC株式会社(エイジーシー、英: AGC Inc.)は、世界最大級のガラスメーカー。三菱グループの一員である。主力製品は、建築用ガラス、フッ素化学製品。

旧商号は旭硝子株式会社(あさひがらす、英: Asahi Glass Co., Ltd.)。2018年7月にAGCを正式社名に変更した。

AGC – Wikipediaより一部抜粋

旧社名は旭硝子株式会社。

主要事業は世界トップクラスの「ガラス」を中心に「電子」と「化学品」などです。

3カ月決算の実績

下記はAGCの連結税引前利益の推移と前期との比較です。

2023年12月期の連結税引前利益は1,470億円見通しとしています。

キャッシュフロー

下記はAGCのキャッシュ・フロー推移です。

営業CFは比較的安定した推移です。

参考:AGC|Google Finance

AGCの今後について

ガラス業界国内最大手、世界的なメーカーです。

2022年12月期は減損損失が大きく、最終赤字と厳しくなりましたが、2023年12月期は回復を見込んでいます。

株価上昇ポイント

ガラス以外にも電磁事業や化学品事業も強く、5G関連素材も手掛け伸びしろもあります。配当利回りが高いのもプラス要因です。

株価下落ポイント

資源、エネルギーを大量に使用するため、原材料価格が業績に影響します。また、海外にも展開しているので為替などの影響も受けます。

需要が見込める分野の製品を提供しているのは、競合や価格競争になる可能性もあります。

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