液晶パネル、白物家電の大手電機機器メーカーのシャープ(6753)、厳しい業績で無配当に転落しています。株価指標と業績推移、株価チャートと配当推移を確認していきます。
- 株価は大きく下落し安値推移
- 黒字回復予想も厳しい見通し
シャープの株価情報と配当・優待
シャープの株価情報と配当状況・株主優待制度を確認していきます。
株価の指標(2024年1月26日終値時点)
株価：1,034円
予想ＰＥＲ：67.14倍
ＰＢＲ：2.46倍
予想ＥＰＳ：15.4円
時価総額：6,725億円
最新の株価参考サイト：シャープ(株)【6753】：Yahoo!ファイナンス
配当金の情報
2024年3月期の予定年間配当：未定
予想年間配当利回り：—
配当金の推移について
下記はシャープの配当金の推移です。期末(3月)の一括配当を実施しています。
2023年3月期の配当は無配に、2024年3月期は未定としています。
配当性向は2021年3月期が34.4%、2022年3月期が28.5%です。
配当方針について
配当方針は「安定配当の維持を基本としながら、連結業績や財務状況並びに今後の事業展開等を総合的に勘案」としています。
利益黒字回復予想ですが、配当が厳しくなる可能性も想定されます。
株主優待について
株主優待制度は実施していないです。
シャープの業績推移と株価推移
シャープの業績推移と株価推移を確認していきます。
業績の推移
下記はシャープの売上高・営業利益・経常利益・最終利益の推移です。
2020年3月期は厳しくなりましたが、2021年3月期は回復、2022年3月期も増益となりました。
2023年3月期は大きく減益で赤字に、2024年3月期は黒字回復見通しとしています。
株価のチャート
下記はシャープ5年分の週足株価チャートの推移です。
株価はかなり下落した位置で推移しています。過去と比較すると1,000円以下はかなり安い水準です。
ここからの下落は限られると見ることができますが、さらに下落しないとも言い切れないです。
シャープの事業内容と財務状況
シャープの事業内容と財務状況を確認していきます。
シャープ(6753)の概要
シャープ株式会社（英: SHARP CORPORATION）は日本の電機メーカー。台湾の鴻海精密工業（フォックスコングループ）の子会社。
2016年2月4日、台湾の鴻海（ホンハイ）精密工業がシャープに対し7000億円超での支援の意向を示し、シャープは同日の取締役会で鴻海案を協議した。
シャープ – Wikipediaより抜粋
2012年頃から経営不振に陥り、2016年には日本の大手電機メーカーとして初の外資傘下の企業となりました。
主な事業はテレビ、冷蔵庫、液晶パネルなど電気・電子機器の製造・販売で、海外売上比率が約7割です。
キャッシュフロー
下記はシャープのキャッシュ・フロー推移です。
シャープの配当について
2023年3月期は厳しい業績もあり、無配当に転落。以前の配当額に戻れは高い利回りとなる可能性もありますが、株価は大きく下落しており、不透明感があります。