ゼンショー(すき家)【7550】株主優待は食事券・大きく増配当予定

「すき家」、「はま寿司」などを展開するゼンショーホールディングス(7550)、株主優待制度は食事券を実施しています。株主優待に加え、株価指標と業績推移、配当推移と株価チャートを確認していきます。

ゼンショーのPOINT
  • 外食優待銘柄と考えても割高感強め
  • 配当・優待の合計利回りは約1%と低め
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ゼンショーの株価情報と配当・優待

ゼンショーホールディングスの株価情報と配当状況・株主優待制度を確認していきます。

株価の指標(2024年4月1日終値時点)

株価:6,673円
予想PER:33.74倍
PBR:6.5倍
予想EPS:197.76円
時価総額:1兆726億円

最新の株価参考:(株)ゼンショーホールディングス【7550】:Yahoo!ファイナンス

配当金の情報

2024年3月期の予定年間配当:50円
予想年間配当利回り:0.75%

配当金の推移について

下記はゼンショーの配当金推移です。配当権利日は9月(中間配当)と3月(期末配当)です。

2024年3月期は年間50円に増配予定としています。

配当性向は2023年3月期が27.5%、2024年3月期の予想は約26%です。

配当方針の確認

配当方針は「業績に応じた利益配分を行うことを基本方針」としています。

過去には無配となったこともありましたが、2024年3月期は大きく増配予定としています。

株主優待について

株主優待制度はグループで使える「食事優待券」を実施。優待権利月は、3月と9月の年2回です。

保有株式数優待内容
100株以上 300株未満1,000円分 (500円券×2枚)
300株以上 500株未満3,000円分 (500円券×6枚)
500株以上 1,000株未満6,000円分 (500円券×12枚)
1,000株以上 5,000株未満12,000円分 (500円券×24枚)
5,000株以上30,000円分 (500円券×60枚)

「すき家」、「ココス」、「なか卯」などで利用できます。

優待利回りについて

100株保有で年間2,000円分とした場合、優待利回りは約0.3%です。

参考:株主優待|ゼンショーホールディングス

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ゼンショーの業績推移と株価推移

ゼンショーホールディングスの業績推移と株価推移を確認していきます。

業績の推移

下記はゼンショーホールディングスの売上高・営業利益・経常利益・最終利益の推移です。

2021年3月期は自粛要請・時短営業など取り巻く環境の悪化により大きく減益に、2022年3月期は協力金計上で経常利益が大きく回復。

2024年3月期は大きく増益見通しとしています。

参考:財務ハイライト|ゼンショーホールディングス

株価のチャート

下記はゼンショー5年分の週足株価チャートです。

株価は2021年は緩やかな推移でしたが、2022年に入ると上昇。

2023年2月以降はロッテリア買収、好調な業績見通しなどから大きく上昇。9,000円まで大きく上昇していましたが、2023年11月以降は上昇が落ち着いて下落が強めの推移です。

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ゼンショーの事業内容と財務状況

ゼンショーホールディングスの事業内容と財務状況を確認していきます。

ゼンショーホールディングス(7550)の概要

株式会社ゼンショーホールディングス(ZENSHO HOLDINGS CO., LTD.)は、「すき家」をはじめとする各種外食チェーンや、各種スーパーマーケット等を傘下に持つ持株会社である。

連結子会社として、牛丼とカレーライスを中心とする外食チェーン「すき家」の運営管理を行うすき家、ファミリーレストランチェーンの「ココスジャパン」、イタリアンファミリーレストランチェーンの「ジョリーパスタ」、丼物とうどんを中心とする外食チェーンの「なか卯」、焼肉レストランチェーンの「TAG-1」、ハンバーガーなどのファストフード店ロッテリアなどを有する

ゼンショー – Wikipediaより

牛丼カテゴリーの「すき家」を柱に、「なか卯」、「ココス」、「ビックボーイ」、「ロッテリア」など多く企業で構成されています。

積極的なM&Aを行っています。

3カ月決算の実績

下記はゼンショーホールディングスの連結経常利益の推移と前期との比較です。

2024年3月期の連結経常利益は480億円見込みとしています。

キャッシュフロー

下記はゼンショーホールディングスのキャッシュ・フロー推移です。

好調な営業CF推移で、投資もしっかり行っている印象を受けます。

ゼンショーの配当・優待について

ゼンショーの株主優待は、吉野家・松屋と比較すると優待利回りが低く、吉野家や松屋の方がお得と紹介されることが多いです。しかし、株主優待はあくまでもオマケです。

同業他社と比較する場合は「どこに強みがあるのか」、「今後の伸びしろ」を探るのが株を保有する重要なポイントとなります。

配当は大きく増配予定ですが業績に連動する印象が強く利回りは低いです。また、株価が大きく上昇した影響もあり割高感が強めです。

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