ヤクルト本社(ヤクルト)の株価分析!株価下落から抜け出し上昇気配【2267】

プロ野球チーム「東京ヤクルトスワローズ」の親会社であるヤクルト本社(2267)。株価は下落から抜け出しつつあります。果たして今後の株価と配当金はどうなるのか。業績推移・株価チャート・配当推移を分析してみました。また、ヤクルトは株主優待制度を実施しているので内容と利回りを確認していきます。

ヤクルトの株価POINT
  • 株価指標に割高感があり配当・優待利回りも低い
  • 配当性向は低く、配当推移から今後も増配する可能性は高い
  • 業績は比較的好調に推移しているが今後は主に中国をはじめ海外次第
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ヤクルトの事業内容と株価指標

まずはヤクルトの事業内容と現在の株価指標・配当利回りを確認していきます。

株価指標と配当利回り

株価:6,190円
予定年間配当:48円
年間配当利回り:0.78%
予想PER:26.8倍
PBR:2.71倍

2020年8月20日終値時点のデータ

PER、PBRともに割高です。配当利回りも平均より低いです。

ヤクルト本社(2267)とは

株式会社ヤクルト本社(ヤクルトほんしゃ)は、日本の飲料・食品・化粧品・医薬品メーカーである。

乳酸菌飲料メーカーとしては国内最大手。国外売上比率は4割。海外では39カ国・地域に進出している(2019年8月時点)。プロ野球チーム「東京ヤクルトスワローズ」(株式会社ヤクルト球団)の親会社である。

販売ルートは、ヤクルトレディによる訪問販売と、スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどの量販店・食料品店の店頭、自動販売機がある。

ヤクルト本社 – Wikipediaより抜粋

ヤクルトは独特のヤクルトレディという販売形式をとっており、賛否両論あります。

宣伝・営業の観点から非常に有効な手法と考えられ、実際にその手法で大きく成長してきました。しかし「訪問販売」、「ヤクルトレディと販売店の契約形態が雇用契約関係ではない」点など、やや時代と合わないとも言えます。また、現在の利益は海外比率が高くなっています。

参考:セグメント情報|ヤクルト本社

ヤクルトの配当推移と株主優待

次にヤクルトの配当金推移と株主優待制度を確認していきます。

配当金の推移

下記はヤクルト本社の配当推移です。年2回、中間配当(9月)と期末配当(3月)を実施しています。

ヤクルトの年間配当金推移

2016年3月期:50円
2017年3月期:32円
2018年3月期:34円
2019年3月期:44円
2020年3月期:46円
2021年3月期:48円(予)

2016年3月期の配当は普通配当が30円、特別配当が20円です。そこを考慮すると配当は毎年増配しています。

配当方針は「配当金額のベースを年額30円として業績を考慮して決定」としています。ここ数年は配当性向が約20%で推移しているので減配する可能性は低く、今後も増配する可能性はあります。

参考:配当金推移|ヤクルト本社

株主優待制度について

ヤクルト本社の株主優待は「自社製品の詰め合わせ」、プロ野球公式戦「株主優待証(外野自由席)」がいただけます。

保有株式数優待品内容
100株以上
1,000株未満
自社製品詰め合わせ(3月末)
外野自由席引き換え2ポイント(9月末)
1,000株以上自社製品詰め合わせ(3月末)
外野自由席引き換え12ポイント(9月末)

3年以上継続保有している場合は追加で基礎化粧品もいただくことができます。100株保有時の自社製品を700円、観戦ポイントを1ポイント2,000円と仮定すると年間4,700円分なので優待利回りは約0.75%です。

※利回りは独自算出です、また2020年9月の優待は特別にオリジナルマスクとなるようです。

参考:株主優待|ヤクルト本社

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ヤクルトの業績推移と株価チャート

次にヤクルトの業績推移と株価チャートを確認していきます。

売上高と経常利益の推移

利益推移は右肩上がりです。2020年3月期は若干下方修正しましたが増益、2021年3月期も増益予定で4期連続最高益を更新する見通しです。

参考:業績ハイライト|ヤクルト本社

株価チャートの推移

下記はヤクルト本社5年分の週足株価チャートの推移です。

乳酸菌飲料に注目が集まった影響もあり、ここ最近の株価は底値圏からは抜け出しやや上昇しています。

過去、1万円近くまで上昇したことや好調な業績を考えると買い時にも見えますが、株価指標に割高感があるため判断は難しいです。

ヤクルトの決算内容と今後について

最後にヤクルトの決算内容確認と今後について考えていきます。

決算内容について

2020年7月31日の決算にて2021年3月期1Q(4-6月)の連結経常利益は177億円と発表、前年同期比29.1%増、通期計画の590億円に対する進捗率は30%となりました。好調な出だしです。

今後について

業績は好調に推移していますが、株価指標に割高感があり、しばらく株価は下落して推移していました。ここ最近では下落が終わりやや上昇していますが、まだ割高感は強めです。

この先、国内で大きく伸ばすのは難しく、実際に海外利益比率が増えています。世界各国で事業を展開するのは、為替変動や各国の政治的・経済的な動きに業績が左右されます。また、原材料や原油価格なども業績へ影響を与えます。

日本国内だけでなく、諸外国でも健康意識の高まりがあるので需要は確実にあり、販売が伸びる可能性は高いです。しかし、日本では知名度・ブランド力が強いですが、外国でライバル企業が出てこないとは言い切れません。

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