サントリーBFの配当は積極還元で大きく増配予定・株価は上昇推移【2587】

サントリー子会社で清涼飲料大手のサントリー食品インターナショナル(2587)、配当は目安となる配当性向を引き上げ、還元に積極的です。株価指標と業績推移、株価チャートと配当推移を確認していきます。

サントリーBFのPOINT
  • 目安の配当性向引き上げて増配予定、利回りは高くはない
  • 株主優待制度を実施する可能性は現状では低い
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株価情報と株主優待

株価情報と配当状況・株主優待制度を確認していきます。

株価の指標(2024年7月10日終値時点)

株価:5,640円
予想PER:20.62倍
PBR:1.55倍
予想EPS:273.46円
時価総額:1兆7,428億円

最新の株価参考:サントリー食品インターナショナル(株)【2587】:Yahoo!ファイナンス

株主優待制度について

株主優待制度を実施していません。

株主還元方針で「業績の向上を通じた安定した配当と企業価値を高める」としているため、今後も優待を実施する可能性は低いと考えられます。

参考:株主優待について|サントリー食品インターナショナル

配当金の情報

2024年12月期の予定年間配当:110円
予想年間配当利回り:1.95%

配当金の推移について

下記は配当金の推移です。配当権利日は6月(中間配当)と12月(期末配当)です。

2024年12月期の配当は増配予定としています。

配当性向は2023年12月期が29.9%、2024年12月期の予想が約40%です。

配当政策の確認

配当方針は「連結配当性向40%以上を目安に、利益成長による安定的な増配を目指す」としています。

2023年度まで30%以上としておりましたが、2024年度から40%以上に引き上げています。

参考:配当金|サントリー食品インターナショナル

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業績推移と株価推移

業績推移と株価推移を確認していきます。

売上高と利益の推移

下記は売上高・営業利益・経常利益・最終利益の推移です。

2020年12月期は減収・減益でしたが、取り巻く環境を考えると耐えたという見方もできます。2021年12月期は回復、2022年12月期、2023年12月期も増益となりました。

2024年12月期は増益見通しとしています。

参考:業績ハイライト|サントリー食品インターナショナル

株価のチャート

下記は5年分の週足株価チャートです。

株価は2021年まで厳しい推移でしたが、2021年、2022年は下落場面もありながら上昇推移。2022年11月にコスト上昇による業績警戒感などから下落も、2023年2月から上昇推移。

大きく上昇、下落する場面が出ています。

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事業内容と財務状況

事業内容と財務状況の確認をしていきます。

サントリー食品インターナショナル(2587)の概要

サントリー食品インターナショナル株式会社 (サントリーしょくひんインターナショナル、英: Suntory Beverage & Food Limited)は、日本の洋酒・ビールメーカーであるサントリーホールディングス傘下の清涼飲料事業子会社である。

サントリーグループ内のソフトドリンク部門を受け持つ。主要機能子会社のサントリーフーズを主軸に国内外に事業を展開している。

サントリー食品インターナショナル – Wikipediaより抜粋

主力ブランドは「サントリー天然水」、「BOSS」、「伊右衛門」、「サントリーウーロン茶」、「GREEN DA・KA・RA」、「ペプシ」、「オランジーナ」などです。

飲料市場は時代により変化しており、現在の日本国内では茶飲料・コーヒーの比率が高く、海外では水・炭酸飲料の比率が高いという特徴があります。

3か月決算の実績

下記は3か月決算の連結営業利益の推移と前期との比較です。

2024年12月期の連結営業利益は1,490億円見通しとしています。

キャッシュフロー

下記はキャッシュ・フローの推移です。

比較的安定した営業CFの推移です。

配当・優待について

配当方針で目安となる配当目安を引き上げており還元に積極的ですが、利回りは高くないです。

方針を見ると、現状では株主優待制度を実施する可能性は低いと考えられます。

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