三井住友銀行、三井住友カード、SMBC日興証券などを傘下に置く三井住友フィナンシャルグループ(8316)。今後の株価と配当がどうなるか、業績推移・株価チャート・配当推移を分析してみました。
- 銀行銘柄内でも高い配当利回り
- 配当が減る可能性は小さい
- 株価は上昇が落ち着き、レンジ推移
三井住友FGの株価情報と事業内容について
三井住友フィナンシャルグループの株価情報と事業内容を見ていきます。
株価指標
株価:3,858円
予想PER:7.89倍
PBR:0.43倍
時価総額:5兆3,023億円
2022年3月10日終値時点のデータです。
最新の株価参考サイト:(株)三井住友フィナンシャルグループ【8316】:Yahoo!ファイナンス
PER、PBRは銀行銘柄と言う感じです。
三井住友フィナンシャルグループ(8316)とは
株式会社三井住友フィナンシャルグループ(みついすみともフィナンシャルグループ、英語: Sumitomo Mitsui Financial Group, Inc. )は、三井住友銀行(SMBC、都市銀行)、SMBC信託銀行 、三井住友カード(クレジットカード会社)、三井住友ファイナンス&リース、日本総合研究所、SMBC日興証券を傘下に置く金融持株会社である。
略称はSMFG。上場銘柄としての略称は、単に「三井住友」としている。
三井住友フィナンシャルグループ – Wikipediaより抜粋
三井住友フィナンシャルグループ(SMBCグループ)は「三井住友銀行」や「SMBC日興証券」など各業界トップクラスの企業で構成されています。
累進的配当(減配せず配当維持もしくは増配)方針で10年減配していません。
三井住友FGの業績推移と株価推移について
三井住友フィナンシャルグループの業績推移と株価推移を見ていきます。
売上高と最終利益の推移

2018年3月期以降は伸び悩み、2021年3月期は大きく減益となりました。
2022年3月期の最終利益は回復見通しとしています。
株価の推移
下記は三井住友フィナンシャルグループ5年分の週足株価チャートです。

2018年から下落していた株価ですが、2020年4月から株価を戻しています。
2021年3月以降で見るとレンジで推移しています。
三井住友FGの配当情報と決算内容について
三井住友フィナンシャルグループの配当情報と決算内容を見ていきます。
配当情報
2022年3月期の予定年間配当:210円
予想年間配当利回り:5.44%
銀行銘柄は利回りが高いのが多いですが、その中でも高めです。
配当金の推移
下記は三井住友フィナンシャルグループの配当金推移です。
配当権利日は、9月(中間配当)と3月(期末配当)です。

2017年3月期:150円
2018年3月期:170円
2019年3月期:180円
2020年3月期:190円
2021年3月期:190円
2022年3月期:210円(予)
配当は増配推移です。2022年3月期も増配予定としています。
配当性向は2020年3月期が37%、2021年3月期が50.8%、2022年3月期が約43%です。
株主還元方針の確認
配当方針は「2022年度までに配当性向40%を目標、累進的配当政策(減配せず、配当維持もしくは増配)」としています。
決算内容を確認
2022年2月2日に決算発表。
2022年3月期3Q累計(4-12月)の連結最終利益は6,247億円と発表。
前年同期比44%増、通期計画の6,700億円に対する進捗率は93.2%となりました。
三井住友FGの今後について
三井住友フィナンシャルグループの今後について考えていきます。
今後について
大手金融機関はRPAなどによる業務の効率化・人件費削減をはじめ、経営改善・構造改革を進めていくのが想定されます。
「この先どこまでコスト削減を出来るか」によって大きく業績が左右されると考えられます。
リスクについて
銀行銘柄の中でも配当利回りが高く、加えて累進的配当政策としており安定配当にも期待が持てます。
しかし、メガバンクは国内外における取引先の経済活動が業績に大きな影響を与えます。
他にも保有株式に係るリスク、為替リスクなどさまざまなリスクを抱えています。