セブン銀行の株価分析!厳しい業績推移で株価は長期下落・高配当だが今後どうなる【8410】

メガバンクが業績伸び悩みから人件費削減・業務効率化を進める中、通常の銀行とはやや異なるセブン銀行(8410)。はたして今後の株価と配当はどうなるのか、業績推移・株価チャート・配当推移を分析してみました。

セブン銀行の株価POINT
  • 株価指標に割高感はなく、配当利回りは高い
  • 厳しい業績推移で株価は長期下落
  • 配当は据え置き予定だが配当性向は上昇する見通し
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セブン銀行の株価指標と事業内容

まずは、セブン銀行の株価指標と事業内容を見ていきます。

株価指標と配当利回り

株価:249円
予定年間配当:11円
年間配当利回り:4.42%
予想PER:14.9倍
PBR:1.26倍
時価総額:2,936億円

2021年8月13日終値時点のデータです。
最新の株価はコチラ⇒(株)セブン銀行【8410】:Yahoo!ファイナンス

指標に目立った割高感は無く、年間配当利回りは高いです。

セブン銀行(8410)とは

株式会社セブン銀行(セブンぎんこう、英称:Seven Bank, Ltd.)は、大手流通企業グループ「セブン&アイ・ホールディングス」傘下の日本の銀行。

コンビニATM事業最大手である。旧商号は株式会社アイワイバンク銀行。日本国内のほかにアメリカ合衆国やインドネシアにもATMを展開して事業を行っている。

主な収益源は、セブン&アイのグループ各店舗に設置した現金自動預け払い機(ATM)により、提携先金融機関や利用者から得られる利用手数料である。また、セブン&アイHLDGS.を始めとする事業者と個人から受け入れた自社預金は、国債・政府保証債など信用リスクの低い商品に限定して運用する。同社はATMによる決済(現金出納サービス)専業銀行という新しいビジネスモデルといえる。

セブン銀行 – Wikipediaより一部抜粋

セブン銀行が通常の銀行と大きく異なる点は「提携金融機関等からの手数料が利益の多くを生み出す」という点です。預かったお金はリスクの低い商品に限定して運用しています。

通常の銀行は銀行ごとに方針の違いがありますが、基本は「集めたお金を貸し出し、そこで生まれる利子」が主な利益です。セブン銀行は利益の生み出し方が通常の銀行と異なります

セブン銀行の業績推移と株価チャート

次に、セブン銀行の業績推移と株価チャートを見ていきます。

売上高と経常利益の推移

経常利益は連続減益、2022年3月期も減益見通しでやや厳しさが出ています。

参考:経営成績・業績予想|セブン銀行

株価チャートの推移

下記はセブン銀行5年分の週足株価チャートです。

株価は長期で下落しています。減益が続き、成長期待度が小さくなったことなどの要因で株価は弱い動きです。

株価のメドについて

上昇した場合のメドは270円、下落した場合のメドは210円辺りと見ることが出来そうです。

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セブン銀行の配当金と配当性向推移

次に、セブン銀行の配当金と配当性向の推移を見ていきます。

配当推移について

下記はセブン銀行の配当金推移です。年2回、中間配当(9月)と期末配当(3月)を実施しています。

セブン銀行の年間配当金推移

2017年3月期:9円
2018年3月期:10円
2019年3月期:11円
2020年3月期:11円
2021年3月期:11円
2022年3月期:11円(予)

配当は年間11円で据え置き推移です。配当性向は2020年3月期が49.6%、2021年3月期が49.9%、2022年3月期の予想が約66%です。

株主還元方針の確認

セブン銀行の株主還元方針は「現金による継続的な安定配当の実現ができるよう努力」、「配当性向については年間40%以上を最低目標」です。

参考:配当・株主還元方針|セブン銀行公式サイト

配当性向の推移

下記はセブン銀行の配当性向推移です。

セブン銀行の配当性向推移

2017年3月期:42.6%
2018年3月期:47.0%
2019年3月期:99.0%
2020年3月期:49.6%
2021年3月期:49.9%
2022年3月期:65.6%(予)

2019年3月期の配当性向は海外子会社の特別損失を計上した影響で高くなっています。それ以外は40%-50%で推移しています。2022年3月期は利益減少の影響で配当性向が上昇する見通しです。

セブン銀行の決算内容と今後について

最後に、セブン銀行の決算内容の確認と今後について考えていきます。

決算内容を確認

2021年8月6日の決算にて、2022年3月期1Q(4-6月)の連結経常利益は76.2億円と発表。前年同期比9.2%減、通期計画の283億円に対する進捗率は26.9%となりました。

今後の動きについて

外出自粛などの影響で一時は駅ATMの利用者数が大きく減少しました。今後はネット通販増加やスマホ決済の影響もあり現金よりもクレジットカードなどを利用する機会が増える可能性があります。

収益の柱

セブン銀行の収益柱は「ATMプラットフォーム事業」です。多くのATMがセブンイレブン店舗にあり、セブンイレブンの店舗数がそのままATM設置台数です。セブンイレブンの店舗数は年々増え続け国内では2万店舗を超えています。まだまだ勢いは止まらないですが、この先永久に国内で店舗が増え続けるのは難しいです。

キャッシュレス普及の波

日本ではどこまでキャッシュレスが普及するのか見えにくい部分がありますが、確実にキャッシュレスの波が来ています。現金を使う事が減ることでATMを利用する機会が減った場合、その影響は確実にあるいえます。

しかし、セブン銀行も何もしていないわけではなく、さまざまな提携を進めて今後に備えています。仮に時代の変化が訪れた時、その変化に対して事前に準備してしっかり対応できるかが業績のカギとなります。

参考:事業等のリスク|セブン銀行

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