セブン銀行の株価と配当を分析!今後の将来性と配当性向について確認【8410】

メガバンク3行が業績の伸び悩みから人件費削減・業務効率化を進める中、比較的業績が良く銀行銘柄と考えると株価指標がやや割高なセブン銀行(8410)。はたして今後の株価と配当はどうなるのか、業績推移・株価チャート・配当推移を分析してみました。

セブン銀行の株価POINT
  • 株価指標に目立った割安感はないが、配当利回りは高い
  • 株価はやや下落しており判断が難しい
  • 配当は据え置き予定だが配当性向は上昇する見通し
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セブン銀行の事業内容と株価指標

まずはセブン銀行の事業内容と株価指標を確認していきます。

株価指標と配当利回り

株価:265円
予定年間配当:11円
年間配当利回り:4.15%
予想PER:13.6倍
PBR:1.41倍

2020年8月12日終値時点のデータ

銀行銘柄と考えると高いPBRですが、いい方向に捉えると期待値が高いと言えます。年間配当利回りは高いです。

セブン銀行(8410)とは

株式会社セブン銀行(セブンぎんこう、英称:Seven Bank, Ltd.)は、大手流通企業グループ「セブン&アイ・ホールディングス」傘下の日本の銀行。

コンビニATM事業最大手である。旧商号は株式会社アイワイバンク銀行。日本国内のほかにアメリカ合衆国やインドネシアにもATMを展開して事業を行っている。

主な収益源は、セブン&アイのグループ各店舗に設置した現金自動預け払い機(ATM)により、提携先金融機関や利用者から得られる利用手数料である。また、セブン&アイHLDGS.を始めとする事業者と個人から受け入れた自社預金は、国債・政府保証債など信用リスクの低い商品に限定して運用する。同社はATMによる決済(現金出納サービス)専業銀行という新しいビジネスモデルといえる。

セブン銀行 – Wikipediaより一部抜粋

通常の銀行と大きく異なる点は「ATMの手数料が利益の多くを生み出す」という点です。預かったお金はリスクの低い商品に限定して運用しています。通常の銀行は銀行ごとに方針の違いがありますが基本は「集めたお金を貸し出し、そこで生まれる利子」が利益です。セブン銀行は利益の生み出し方が通常の銀行と異なります

参考:個人投資家のみなさま|セブン銀行

セブン銀行の業績推移と株価チャート

次にセブン銀行の業績推移と株価チャートを確認していきます。

売上高と経常利益の推移

売り上げは右肩上がりで推移しています。経常利益は大きく伸びてはいないですが比較的安定推移しています。2020年3月期は若干の増収・減益となりました。2021年3月期は減収・減益の見通しです。

参考:2020年3月期決算説明会資料|株式会社セブン銀行

株価チャートの推移

下記はセブン銀行5年分の週足株価チャートの推移です。

ここ3年くらいの株価は下落推移しています。

業績が若干ですが伸びているのを考えると株価推移はやや弱い印象です。期待値が大きく株価が上昇し銀行銘柄としては割高になったこと、この先の成長期待度がやや小さくなったことなどが下落要因と考えられます。

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セブン銀行の配当金と配当性向の推移

次にセブン銀行の配当金と配当性向の推移を確認していきます。

配当推移について

下記はセブン銀行の配当金推移です。年2回、中間配当(9月)と期末配当(3月)を実施しています。

セブン銀行の年間配当金推移

2016年3月期:8.5円
2017年3月期:9円
2018年3月期:10円
2019年3月期:11円
2020年3月期:11円
2021年3月期:11円

配当は年間11円で据え置いています。

セブン銀行の株主還元方針は「現金による継続的な安定配当の実現ができるよう努力」、「配当性向については年間40%以上を最低目標」としています。

参考:配当・株主還元方針|セブン銀行公式サイト

配当性向の推移

下記はセブン銀行の配当性向推移です。

セブン銀行の配当性向推移

2016年3月期:40.9%
2017年3月期:42.6%
2018年3月期:47.0%
2019年3月期:99.0%
2020年3月期:49.6%
2021年3月期:56%(予)

2019年3月期の配当性向は海外子会社の特別損失を計上した影響で高くなっていますが、それ以外は配当方針通りと言えます。2021年3月期は利益減少の影響で配当性向が上昇する見通しです。

セブン銀行の決算内容と今後について

最後にセブン銀行の決算内容の確認と今後について考えていきます。

決算内容を確認

2020年8月7日の決算にて2021年3月期1Q(4-6月)の連結経常利益は83.9億円と発表、あわせて通期の業績予想は連結経常利益が328億円見通し、年間配当は11円予定としています。

今後の動きについて

ここ最近では外出自粛などの影響から特に駅ATMの利用者数が大きく減少しています。ネット通販増加やスマホ決済の影響から現金よりもクレジットカードを利用する機会が増えている影響もあるかもしれません。

セブン銀行の収益柱は「ATMプラットフォーム事業」です。多くがセブンイレブン店舗にあり、セブンイレブンの店舗数がそのままATM設置台数です。現在のセブンイレブンの店舗数は年々増え続けて国内では2万店舗を超えています。

まだまだ勢いは止まらないですが、この先永久に国内で増え続けるのは難しいです。今後はスマホ決済・電子マネー・クレジットカードなど現金以外を利用する人が増える可能性が高いと見られています。日本人は特に現金が好きなので現状ではどこまでキャッシュレスが普及するのか見えにくい部分がありますが、現金を使う人が減ることでATMを利用する人が減った場合、ATMが収益の柱であるセブン銀行への影響は大きいです。

しかし、セブン銀行も何もしていないわけではなくPayPayとのATM連携サービスをはじめさまざまな提携を進めて今後に備えています。

参考:事業等のリスク|セブン銀行

参考:セブンペイとのATM連携サービスを開始|セブン銀行

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