セブン銀行の株価と配当は今後どうなるか。将来性と配当性向を分析【8410】

メガバンク3行が業績の伸び悩みから人件費削減・業務効率化を進める中、比較的業績が良く銀行銘柄と考えると株価が比較的な割高なセブン銀行(8410)。今後の株価・配当がどうなるかを業績推移・株価チャート・配当推移を分析してみました。

セブン銀行の株価POINT
  • 割安感はないが配当は高めの水準
  • 業績は安定的に推移している
  • 株価は長期で見ると下落しており判断が難しい
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セブン銀行の事業内容と株価指標

まずはセブン銀行の事業内容と株価指標を確認していきます。

セブン銀行(8410)とは

株式会社セブン銀行(セブンぎんこう、英称:Seven Bank, Ltd.)は、大手流通企業グループ「セブン&アイ・ホールディングス」傘下の日本の銀行。

コンビニATM事業最大手である。旧商号は株式会社アイワイバンク銀行。日本国内のほかにアメリカ合衆国やインドネシアにもATMを展開して事業を行っている。

主な収益源は、セブン&アイのグループ各店舗に設置した現金自動預け払い機(ATM)により、提携先金融機関や利用者から得られる利用手数料である。また、セブン&アイHLDGS.を始めとする事業者と個人から受け入れた自社預金は、国債・政府保証債など信用リスクの低い商品に限定して運用する。同社はATMによる決済(現金出納サービス)専業銀行という新しいビジネスモデルといえる。

wikipediaより一部抜粋

通常の銀行と大きく異なる点は「ATMの手数料が利益の多くをしめる」というところです。預かったお金はリスクの低い商品に限定して運用しています。

通常の銀行はそれぞれ方針の違いがありますが、ベースは「集めたお金を貸して、そこで生まれる利子が利益の多くをしめます」

参考:個人投資家のみなさま|セブン銀行

株価指標と配当利回り

現在の株価:260円

予定年間配当:11円

年間配当利回り:約4.2%

予想PER:11.5倍、PBR:1.4倍

※株価は2020年3月18日終値

銀行銘柄では一番高いPBRですが、いい方向に捉えると銀行銘柄の中では期待値が高いとも言えます。配当利回りは高めです。

セブン銀行の業績推移と株価チャート

次にセブン銀行の業績推移と株価チャートを確認していきます。

売上高と経常利益の推移

売り上げは右肩上がりで推移しています。経常利益は大きく伸びてはいないですが、比較的安定推移しています。

株価チャートについて

下記はセブン銀行の5年分の週足株価チャートです。

長期の株価は下落推移しています。

業績を考えるとやや株価は弱い印象です。株価は下落したというより、期待値の高さから上昇しすぎていたと考えることもできます。銀行銘柄として割高になったこと、この先の成長期待度がやや小さくなったことで下落したと考えられます。

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セブン銀行の配当金と配当性向の推移

次にセブン銀行の配当金と配当性向の推移を確認していきます。

配当推移について

下記はセブン銀行の配当金推移です。年2回、中間配当(9月)と期末配当(3月)を実施しています。

セブン銀行の年間配当金推移

2015年3月期:8円
2016年3月期:8.5円
2017年3月期:9円
2018年3月期:10円
2019年3月期:11円
2020年3月期:11円(予)

配当は増配傾向です。

セブン銀行の株主還元方針は「現金による継続的な安定配当の実現ができるよう努力」、「配当性向については年間40%以上を最低目標」としています。

参考:配当・株主還元方針|セブン銀行公式サイト

配当性向の推移

下記はセブン銀行の配当性向推移です。

セブン銀行の配当性向推移

2015年3月期:41.0%
2016年3月期:40.9%
2017年3月期:42.6%
2018年3月期:47.0%
2019年3月期:99.0%
2020年3月期:48.6%(予)

2019年3月期の配当性向は海外子会社の特別損失を計上した影響で高くなっていますが、それ以外は配当方針通りと言えます。増配傾向にあった配当はそろそろ止まりそうです。

セブン銀行の決算内容と今後について

最後にセブン銀行の決算内容の確認と今後について考えていきます。

決算内容を確認

2020年2月7日の決算にて2020年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は315億円と発表、通期計画の397億円に対する進捗率は79.5%となりました。

前年同期比で1.8%減と若干ではありますが厳しい状況です。

今後の動きについて

セブン銀行の収益の柱は「ATMプラットフォーム事業」です。セブンイレブン店舗数がそのままATM設置台数につながります。現在のセブンイレブンの店舗数ですが年々増え続けて国内では2万店舗を超えています。

まだまだ勢いは止まらないですが、いつまでも国内で増え続けるというのも考えにくいです。この先で気になる点としてはスマホ決済・電子マネーなどによる現金以外を利用する人が増えることです。日本人は特に現金が好きなので現状ではどこまでキャッシュレスが普及するのか見えにくい部分がありますが、仮に現金を使う人が減ることでATMを利用する人が減った場合、特にATMに収益の柱を置いているセブン銀行への影響は大きいです。

しかし、セブン銀行は何もしていないわけではないです。PayPayとのATM連携サービスをはじめさまざまな提携を進めて今後に備えています。

参考:事業等のリスク|セブン銀行公式サイト

参考:セブンペイとのATM連携サービスを開始|セブン銀行公式サイト

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