総合家電メーカーのパナソニック(6752)、配当が高めの利回りとなる可能性があります。株価指標と業績推移、株価チャートと配当推移を確認していきます。
- 配当は平均水準より高めの利回りだが減配予定
- 株価は大きく上昇・大きく下落する動き
株価情報と配当状況について
パナソニックホールディングスの株価情報と配当状況・株主優待制度を確認していきます。
株価の指標(2025年11月4日終値時点)
株価:1,738.5円
予想PER:15.61倍
PBR:0.84倍
予想EPS:111.37円
時価総額:4兆2,672億円
最新の株価参考:パナソニック(株)【6752】:Yahoo!ファイナンス
株主優待について
株主優待制度は実施していないです。
配当金の情報
2026年3月期の予定年間配当:40円
予想年間配当利回り:2.3%
配当金の推移について
下記は配当金の推移です。配当権利日は9月(中間配当)と3月(期末配当)です。

2021年3月期は減配しましたが、2022年3月期に回復、2026年3月期は減配予定としています。
配当性向は2025年3月期が30.6%、2026年3月期の予想が約36%です。
配当方針の確認
パナソニックの利益配分の基本方針は「連結配当性向30%を目安に、安定的かつ継続的な配当」としています。
業績推移と株価推移について
パナソニックホールディングスの業績推移と株価推移を確認していきます。
業績の推移
下記は売上高・営業利益・経常利益・最終利益の推移です。

2023年3月期は減益でしたが2024年3月期は大きく増益に。
2025年3月期は営業・経常増益、2026年3月期は減益見通しとしています。
株価のチャート
下記は5年分の週足株価チャートです。

株価は2023年4月から大きく上昇しましたが、1,800円あたりで押さえつけられ10月以降は下落。
2024年8月には1,000円まで下落しましたが、その後上昇。2025年は大きく上昇・大きく下落する場面が出ています。
事業内容と財務状況について
パナソニックホールディングスの事業内容と財務状況を確認していきます。
パナソニックホールディングス(6752)の概要
パナソニック ホールディングス株式会社(英: Panasonic Holdings Corporation)は、日本の電機メーカーグループであるパナソニックグループの統括持株会社。
エアコンや洗濯機などといった白物家電分野をはじめ、照明器具・配線器具などの住宅設備分野や、リチウムイオン二次電池などの車載分野などに重点を置く。
国内では唯一の総合家電メーカー(全部門網羅)となったため、家電業界の多くの部門でトップシェアを有し、家電以外の業界でも国内シェア1位を占める。
パナソニックホールディングス – Wikipediaより抜粋
エアコン・冷蔵庫・TVなどの家電から、電池・太陽光発電・電動アシスト自転車などの家電以外も国内でのシェアが高いです。
旧社名は「松下電器産業株式会社」で、ナショナル(National)ブランドも展開していましたが、世界進出によるブランドイメージ統一のために「パナソニック(Panasonic)」に統一しています。
3カ月決算の実績
下記は2026年3月期の各決算期における連結営業利益の推移と前期との比較です。

2026年3月期の連結営業利益は3,200億円見通しとしています。
キャッシュフロー
下記はキャッシュ・フロー推移です。

2023年3月期から2024年3月期の営業CFは増加、投資もしっかり行っています。
配当について
配当は高めの利回りですが減配予定としています。株価は大きく上昇・大きく下落する場面が出ており方向が掴みにくい推移をしています。
