日本電気硝子の配当がDOE目安で安定推移・高めの利回り【5214】

FPD用ガラス大手の日本電気硝子(5214)、配当方針でDOEを目安にしており、安定した推移で高い利回りです。配当状況に加え、株価指標と業績推移、株価推移を確認してみました。

日本電気硝子のPOINT
  • 配当はDOE目安で安定推移、高めの利回り
  • 株価は上昇が落ち着き、下落する場面も
スポンサーリンク

株価情報と配当状況について

日本電気硝子の株価情報と配当状況・株主優待制度を確認していきます。

株価の指標(2025年1月29日終値時点)

株価:3,369円
予想PER:9.7倍
PBR:0.56倍
予想EPS:347.47円
時価総額:3,353億円

最新の株価参考:日本電気硝子(株)【5214】:Yahoo!ファイナンス

株主優待について

株主優待制度は実施していません。

配当金の情報

2024年12月期の予定年間配当:130円
予想年間配当利回り:3.86%

配当金の推移について

下記は配当金の推移です。配当権利日は6月(中間配当)と12月(期末配当)です。

2024年12月期は増配予定としています。

2023年12月期は最終赤字、2024年12月の予想配当性向は約35%です。

利益還元方針の確認

配当方針は「安定配当を基本とし、業績、財務状況、成長投資等を踏まえ配当を拡充」、「株主資本配当率(DOE)3%を目標」としています。

ここ数年のDOEは2.2%で推移しているため、方針の変更がなければ安定配当に期待できます。

スポンサーリンク

業績推移と株価推移について

日本電気硝子の業績推移と株価推移を確認していきます。

業績の推移

下記は売上高・営業利益・経常利益・最終利益の推移です。

2021年12月期は大きく増益となりましたが、2022年12月期は営業・経常減益に、2023年12月期は赤字となりました。

2024年12月期は黒字回復見通しとしています。

参考:業績ハイライト|日本電気硝子株式会社

株価のチャート

下記は5年分の週足株価チャートです。

株価は2020年4月以降に上昇していましたが、2022年は緩やかな下落推移に。

2023年9月から上昇していましたが、2024年5月以降は下落場面もある緩やかな推移です。

スポンサーリンク

事業内容と財務状況について

日本電気硝子の事業内容と財務状況を確認していきます。

日本電気硝子(5214)の概要

日本電気硝子株式会社(にっぽんでんきがらす 英: Nippon Electric Glass Co., Ltd.)は、ガラス製造事業者である。

液晶用ガラス基板を世界生産の約2割供給するほか、フラットパネルディスプレイ (FPD) 用ガラスを米コーニング、AGCらと3社で市場を寡占し、高機能性樹脂強化用ガラス繊維は世界市場の筆頭である。

日本電気硝子 – Wikipediaより抜粋

主力事業は「薄型パネルディスプレイ(FPD)用ガラス」と「ガラスファイバ」です。自動車向けがやや厳しいですが、5Gなどの通信関係が好調です。

キャッシュフロー

下記はキャッシュ・フローの推移です。

2023年12月期の営業CFはマイナスです。

配当について

配当方針でDOEを目標としており、安定配当推移で高い配当利回りです。

2023年12月期は赤字でしたが配当を据え置いており、今後も安定配当に期待が持てますが、利益の状況は注意したいです。

タイトルとURLをコピーしました