日産自動車傘下の三菱自動車工業(7211)、配当は無配転落から回復後、増配推移で高い利回りです。株価指標と業績推移、配当推移と株価チャートを確認していきます。
- 配当は復配後に増配推移、高い利回り
- 株価は下落が強めの推移
株価情報と配当状況について
三菱自動車工業の株価情報と業績推移・株価チャートを確認していきます。
株価の指標(2025年2月7日終値時点)
株価:394.9円
予想PER:16.45倍
PBR:0.54倍
予想EPS:24.01円
時価総額:5,767億円
最新の株価参考:三菱自動車(株)【7211】:Yahoo!ファイナンス
株主優待について
株主優待制度は実施していないです。
配当金の情報
2025年3月期の予定年間配当:15円
予想年間配当利回り:3.8%
配当金の推移について
下記は配当金の推移です。年2回、中間配当(9月)と期末配当(3月)を実施しています

2021年3月期、2022年3月期は連続無配となりました。2023年3月期は復配、2025年3月期は増配予定としています。
配当性向は2024年3月期は9.6%、2025年3月期の予想が約57%です。
業績推移と株価推移について
三菱自動車工業の業績推移と株価推移を確認していきます。
業績の推移
下記は売上高・営業利益・経常利益・最終利益の推移です。

2020年3月期は出荷台数の減少・為替影響などにより最終赤字で着地。2021年3月期は大きく赤字となりましたが、2022年3月期は回復。
2023年3月期は大きく増収・増益に。2025年3月期は減益見通しとしています。
参考:業績・財務ハイライト|MITSUBISHI MOTORS
株価のチャート
下記は5年分の週足株価チャートです。

株価は2021年に底値から抜けて上昇。
2022年4月から更に大きく上昇しましたが、2022年9月以降は株価が大きく上昇・下落しながら不安定に推移。下落が強めの動きをしています。
事業内容と財務状況について
三菱自動車工業の事業内容と財務状況を確認していきます。
三菱自動車工業(7211)の概要
三菱自動車工業株式会社(みつびしじどうしゃこうぎょう、略称:三菱自動車(みつびしじどうしゃ)・三菱自工(みつびしじこう)、英語: Mitsubishi Motors Corporation、略称:MMC)は、日本の自動車メーカー。
2016年10月に日産自動車が筆頭株主となり、日産自動車とフランスのルノーと共にルノー・日産・三菱アライアンスを構成している。
三菱自動車工業 – Wikipediaより抜粋
筆頭株主は約34%の株式を保有する日産自動車、次いで約20%を保有する三菱商事です。海外売上比率が高いです。
3か月決算の実績
下記は2025年3月期の各決算期における連結経常利益の推移と前期との比較です。

2025年3月期の連結経常利益は900億円見通しとしています。
キャッシュフロー
下記はキャッシュ・フロー推移です。

2021年3月期の営業CFはマイナスとなりましたが回復しています。
配当について
配当は無配当から復活して連続増配で推移しており、高い利回りです。
業績は回復していましたが、減益見通しで株価は下落が強めの推移をしています。