電気機器メーカーのマクセル(6810)、配当は復配した後、安定推移をしています。配当状況に加え、株価指標と業績推移、株価チャート・配当推移を確認していきます。
- 配当は復配後、安定した推移
- 株価は下落場面もあるが上昇が強めの推移
株価情報と配当状況について
マクセルの株価情報と配当状況・株主優待制度を確認していきます。
株価の指標(2025年8月29日終値時点)
株価:2,074円
予想PER:12.78倍
PBR:0.98倍
予想EPS:162.32円
時価総額:974億円
最新の株価参考:マクセル(株)【6810】:Yahoo!ファイナンス
株主優待について
株主優待制度は実施していません。
配当金の情報
2026年3月期の予定年間配当:50円
予想年間配当利回り:2.41%
配当金の推移について
下記は配当金の推移です。配当権利日は9月(中間配当)と3月(期末配当)です。

2021年3月期は業績悪化により無配、2022年3月期に復配。2026年3月期は据え置き予定としています。
2025年3月期の配当性向は53.7%、2026年3月期の予想配当性向は約31%です。
業績推移と株価推移について
マクセルの業績推移と株価推移を確認していきます。
業績の推移
下記は売上高・営業利益・経常利益・最終利益の推移です。

2021年3月期、2022年3月期は最終赤字で3期連続最終赤字となりましたが2023年3月期は黒字回復。
2024年3月期は増益、2025年3月期は営業増益、最終減益に。
2026年3月期は増益見通しとしています。
参考:業績・財務情報|マクセル
株価のチャート
下記は5年分の週足株価チャートです。

株価は2021年から2023年は下落場面もあるレンジ気味の推移に。
2023年以降は下落場面もありますが、上昇が強めの推移をしています。
事業内容と財務状況について
マクセルの事業内容と財務状況を確認していきます。
マクセル(6810)の概要
マクセル株式会社(英: Maxell, Ltd.)は、電池、磁気テープ、光学部品、理美容、健康、医療などの製造・販売、CD、DVDなどの光ディスクの販売を行う日本の企業。
電池ではアルカリマンガン乾電池や酸化銀電池を日本初でそれぞれ製品化している。
過去には、記憶メディア部門はTDKやソニー、乾電池部門はパナソニック オートモーティブ&インダストリアルシステムズ社とのシェア争いが熾烈を極めた時期もあったが、現在の部門別売上高ではそれぞれ後塵を拝している。
マクセル – Wikipediaより抜粋
マクセル株式会社は一般向けには電池や美容家電などが強いです。
昔はカセットテープやCD-RなどのCMもしており、日立製作所(HITACHI)の完全子会社時代もありました。
3カ月決算の実績
下記は2026年3月期の各決算期における連結営業利益の推移と前期との比較です。

2026年3月期の連結営業利益は100億円見通しとしています。
キャッシュフロー
下記はキャッシュ・フローの推移です。

2023年3月期の営業CFは大きく減少、不安定な営業CFの推移です。
配当について
基本の配当方針は「配当性向3~4割を目安」としています。平均より高い利回りで、過去には大きな特別配当を実施したこともありますが、無配当になった時もあります。