松井証券【8628】高配当利回りだが高い配当性向で推移・株価下落場面もあり

ネット証券の先駆者である松井証券(8628)。高い配当利回りですが、配当性向も高い推移です。業績推移・株価チャート・配当推移と配当性向を確認していきます。

松井証券のPOINT
  • 配当利回りは高いが配当性向も高い推移
  • 株価は下落場面もあり
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松井証券の株価情報と配当・優待

松井証券の株価情報と配当状況・株主優待制度を確認していきます。

株価指標(2024年1月29日終値時点)

株価:832円
予想PER:—
PBR:2.93倍
時価総額:2,157億円

最新の株価参考:松井証券(株)【8628】:Yahoo!ファイナンス

配当情報

2024年3月期の予定年間配当:40円
予想年間配当利回り:4.81%

配当金の推移

下記は松井証券の配当金推移です。配当権利日は、9月(中間配当)と3月(期末配当)です。

松井証券の年間配当金推移

2019年3月期:84円
2020年3月期:45円
2021年3月期:40円
2022年3月期:40円
2023年3月期:40円
2024年3月期:40円(予)

2019年3月期は普通配当が45円、100周年記念の特別配当が39円です。2020年3月期は普通配当を据え置き、2021年3月期は減配しています。

配当方針について

松井証券の配当方針は「配当性向60%以上且つ純資産配当率(DOE)8%以上を基準」としています。配当性向は高い水準で推移しており、DOEも13%前後で推移しています。

参考:配当・株主還元|松井証券

株主優待について

株主優待制度は実施していないです。

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松井証券の業績推移と株価推移

松井証券の業績推移と株価推移を確認していきます。

業績の推移

下記は松井証券の売上高・営業利益・経常利益・最終利益の推移です。

連続減収・減益で厳しかったですが、2021年3月期は相場環境の変化がプラスに働き増収・増益に。

2022年3月期はほぼ横ばいも、2023年3月期は減益となりました。

参考:財務ハイライト|松井証券

株価の推移

下記は松井証券5年分の週足株価チャートです。

株価は2018年に業績回復見通し、特別配当実施などの影響で上昇も、その後は大きく下落。

2020年4月以降は口座開設数増の影響もあり、やや持ち直しましたが上昇しきれず、2022年以降は狭いレンジで推移。2024年以降は上昇推移しています。

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松井証券の事業内容と財務状況

松井証券の事業内容と財務状況を確認していきます。

松井証券(8628)とは

松井証券株式会社(まついしょうけん、英: Matsui Securities Co., Ltd.)は、日本の証券会社。

長らく一般的な中堅の証券会社であったが、インターネット証券に参入し大きく成長。

2001年8月には、インターネット取引専業の証券会社として、日本で初めて東証第1部に上場した。オンライン証券取引を専門に扱う業者としては、日本において最大手だった時代もあった。

松井証券 – Wikipediaより抜粋

以前は「ネット証券の先駆者」でしたが、現在の口座開設数はSBI証券、楽天証券のネット証券二大巨頭と比較し離されています。

3カ月決算の実績

下記は松井証券の各決算期における連結経常利益の推移と前期との比較グラフです。

キャッシュフロー

下記は松井証券のキャッシュ・フローの推移です。

不安定な営業CFです。

松井証券の配当について

配当利回りは高いですが、配当性向は高い推移です。株価も下落する場面があり注視していきたいです。

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