不二家の株価が上昇落ち着きレンジ推移・株主優待を実施【2211】

山崎製パン傘下の不二家(2211)。

今後の株価と配当はどうなるのか、株価指標と業績推移、株価チャートと配当推移を確認してみました。比較的人気の株主優待を実施しています。

不二家の株価POINT
  • 目立った割安感、割高感なし
  • 増益推移、株価は上昇が落ち着きレンジ推移
  • 比較的人気の優待、利回りは高くはない
スポンサーリンク

不二家の株価情報と業績推移

不二家の株価情報と業績推移・株価チャートを確認していきます。

株価の指標

株価:2,444円
予想PER:26.25倍
PBR:1.15倍
予想EPS:93.11円
時価総額:630億円

2023年8月22日終値時点のデータ
最新の株価参考:(株)不二家【2211】:Yahoo!ファイナンス

目立った割高感、割安感はないです。

業績の推移

下記は不二家の売上高・営業利益・経常利益・最終利益の推移です。

2021年12月期は大きく増益で着地、2022年12月期も増益となりました。

2023年12月期は下方修正を行い減益見通しとしています。

参考:財務ハイライト|株式会社不二家

株価のチャート

下記は不二家5年分の週足株価チャートです。

株価は2020年3月に大きく下落しましたが、直ぐに元の株価水準まで戻しています。

2021年、2022年は上昇レンジで推移、2023年に入ると上昇が落ち着いています。

スポンサーリンク

不二家の配当推移と株主優待

不二家の配当金推移と株主優待制度を確認していきます。

配当金の情報

2023年12月期の予定年間配当:30円
予想年間配当利回り:1.23%

配当金の推移について

下記は不二家の配当金推移です。期末(12月)の一括配当を実施しています。

2021年12月期は普通配当25円、創立111年の記念配当が5円です。

配当性向は2022年12月期が22.9%、2023年12月期の予想が約32%です。

株主優待について

株主優待制度は「自社店舗で利用できる優待券」、優待権利月は12月です。

所有株式数ご優待内容
100株から499株まで500円券×6枚(3,000円分)
500株から999株まで500円券×8枚(4,000円分)
1,000株以上500円券×12枚(6,000円分)

優待利回り

100株保有で年間3,000円相当とした場合、優待利回りは約1.2%です。

参考:株主優待制度|株式会社不二家

スポンサーリンク

不二家の事業内容と今後について

不二家の事業内容と財務情報の確認と今後について考えてみます。

不二家(2211)の概要

株式会社不二家(ふじや、英称 Fujiya Co.,Ltd.)は、ケーキなど洋菓子を中心に菓子類の製造販売を主とする老舗の食品メーカー。

洋菓子店のほかレストランをフランチャイズ展開している。1910年創業。2008年より山崎製パンの子会社となっている。

不二家 – Wikipediaより抜粋

事業は「洋菓子事業(洋菓子・レストラン)」、「製菓事業(菓子・飲料)」などを行っています。

「製菓事業」が売上の多くを占めています。

3カ月決算の実績

下記は不二家の連結経常利益の推移と前期との比較です。

2023年12月期の連結経常利益は39億円見通しとしています。

キャッシュフロー

下記は不二家のキャッシュ・フローの推移です。

参考:不二家|Google Finance

不二家の今後について

製菓事業は巣ごもり需要に加え、「カントリーマアム チョコまみれ」などのヒットもあり順調に伸びています。

ヒット商品が業績に影響

ニュースやブームで大きく売り上げが左右される銘柄の一つです。

「カントリーマアム チョコまみれ」だけでなく、中国子会社でポップキャンディの販売好調など、大ヒットが生まれれば業績に大きく影響します。

リスク要因

全ての食品メーカーが抱えている原材料費・輸送費・人件費などのさまざまなコストの問題がリスク要因としてあります。

コスト増により価格改定を行ったことで販売量が減少、コスト上昇分を吸収できず2023年12月期の業績見通しを下方修正しています。

タイトルとURLをコピーしました