中部電力の株価分析!株価下落推移で高配当利回り!業績安定だが今後どうなる【9502】

主に愛知県(名古屋)を中心に中部地域に電力販売事業を展開する中部電力(9502)。業績は比較的安定で高配当利回りです。果たして今後の株価と配当はどうなるのか。業績推移・株価チャート・配当推移を分析してみました。

中部電力の株価POINT
  • 株価指標は割安で年間の配当利回りは高め
  • 業績は比較的安定推移、配当は増配傾向
  • 不安材料もあるが安定のディフェンシブ銘柄
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中部電力の事業内容と株価指標

はじめに中部電力の事業内容と株価指標を確認していきます。

株価指標と配当利回り

株価:1,308.5円
予定年間配当:50円
年間配当利回り:3.82%
予想PER:8.6倍
PBR:0.49倍

2021年2月3日終値時点のデータ

株価指標は割安で、年間の配当利回りは高めです。

中部電力(9502)とは

中部電力株式会社は、日本の電力会社である。略称は中電(ちゅうでん)であり、一般に中部地方で「中電」と言えば中部電力を指す。日本の中国地方に本店を置く中国電力(ドメインは energia.co.jp)も、当該地域では通称で「中電」と言われているため、両者の混同を防止するために、株式市場では中部電力は「中部電」、中国電力は「中国電」と呼ばれている。名古屋財界の有力企業新御三家、かつての五摂家の一社。中部経済連合会会長を度々輩出している。

中部電力 – Wikipediaより抜粋

セグメントとしては、「ミライズ」、「パワーグリッド」、「JERA」となっていますが、基本的には電力を販売するのがメインです。また、電力データを活用したサービス、ヘルスケアなど新しい分野への取り組みもしています。

参考:新成長分野|中部電力

中部電力の業績推移と株価チャート

次に中部電力の業績推移と株価チャートの推移を確認していきます。

売上高と経常利益の推移

経常利益ですが、燃料調達の期ズレ影響により2019年3月期はマイナス500億円、2020年3月期はプラス390億円という点を考慮すると、ここ数年の利益は比較的安定していると見ることができます。

参考:業績・指標ハイライト|中部電力

株価チャートの推移

下記は中部電力5年分の週足株価チャートの推移です。

株価はレンジで推移することが多いですが、2020年に入り一時大きく下落。直ぐに戻しましたが、その後の動きはさえません。2019年以降の中長期で見ると下落トレンドです。

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中部電力の配当推移と決算内容

次に中部電力の配当推移と決算内容を確認していきます

配当金の推移

下記は中部電力の配当金の推移です。年2回、中間配当(9月)と期末配当(3月)を実施しています。

中部電力の年間配当金推移

2016年3月期:25円
2017年3月期:30円
2018年3月期:35円
2019年3月期:45円
2020年3月期:50円
2021年3月期:50円(予)

配当は増配推移です。

株主還元の方針として「連結配当性向30%以上を目指す」としています。配当性向は2019年3月期が42.9%、2020年3月期は23%。期ズレの影響を考えるとどちらも約30%となり方針通りと言えます。2021年3月期の予想配当性向は約33%です。

参考:配当の推移|中部電力

決算内容について

2021年1月29日の決算にて2021年3月期3Q累計(4-12月)の連結経常利益は1,914億円と発表。前年同期比15.8%増、通期計画の1,450億円に対する進捗率が132.1%となりました。

中部電力の今後の株価について

最後に中部電力の今後の株価の上昇ポイントと下落ポイントについて考えてみました。

中部電力の株価上昇ポイント

株価指標の割安感が強く、火力発電用の燃料に使われている天然ガス、石炭、原油の価格が下落しているのはプラス材料です。2020年3月期の増益は期ズレ差益が主な要因ですが、販売電力量に大きな問題はないです。

生活必需品をメインで扱うディフェンシブ銘柄は景気不安に強い傾向があります。今後、景気減速となる場合は強さを発揮する可能性があります。

また、株価は過去と比較し安値圏で推移しており配当利回りも高めです。

中部電力の株価下落ポイント

飲食・小売店の営業時間短縮や休業、工場の稼働が減少し販売電力量は前年同期比で減少しておりやや厳しい状況です。

電力自由化による競争も出ており、今後、景気悪化により経費削減の節電取り組みが実施される可能性も高いです。他にも東京電力の福島第一原子力発電所の事故を踏まえた、原子力発電を含む政策などの変化に影響を受ける可能性があります。ディフェンシブ銘柄はあくまでも景気動向に強いというだけで絶対安全ではないです。

株価が下落しているというのは、それなりに不安材料を抱えてるという見方もできます。

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