中部電力の株価分析!株価下落で高配当利回り・業績安定も今後どうなる【9502】

主に愛知県(名古屋)を中心に中部地域に電力販売事業を展開する中部電力(9502)。業績は比較的安定し高配当利回りです。果たして今後の株価と配当はどうなるのか。業績推移・株価チャート・配当推移を分析してみました。

中部電力の株価POINT
  • 株価指標は割安で年間配当利回りは高め
  • 業績は比較的安定推移、配当は据え置き傾向
  • 不安材料もあるが安定のディフェンシブ銘柄
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中部電力の事業内容と株価指標

はじめに中部電力の事業内容と株価指標を確認していきます。

株価指標と配当利回り

株価:1,320.5円
予定年間配当:50円
年間配当利回り:3.79%
予想PER:10.5倍
PBR:0.49倍

2021年4月30日終値時点のデータ

株価指標は割安で、年間配当利回りは高いです。

中部電力(9502)とは

中部電力株式会社は、日本の電力会社である。略称は中電(ちゅうでん)であり、一般に中部地方で「中電」と言えば中部電力を指す。日本の中国地方に本店を置く中国電力(ドメインは energia.co.jp)も、当該地域では通称で「中電」と言われているため、両者の混同を防止するために、株式市場では中部電力は「中部電」、中国電力は「中国電」と呼ばれている。名古屋財界の有力企業新御三家、かつての五摂家の一社。中部経済連合会会長を度々輩出している。

中部電力 – Wikipediaより抜粋

事業セグメントは「ミライズ」、「パワーグリッド」、「JERA」となっていますが、基本的には電力販売がメインです。また、電力データを活用したサービス、ヘルスケアなど新しい分野への取り組みもしています。

参考:新成長分野|中部電力

中部電力の業績推移と株価チャート

次に中部電力の業績推移と株価チャートの推移を確認していきます。

売上高と経常利益の推移

経常利益ですが、数値上では上下が大きいですが、燃料調達の期ズレ影響を考慮すると、見た目の数値よりは安定しているという見方もできます。

参考:業績・指標ハイライト|中部電力

株価チャートの推移

下記は中部電力5年分の週足株価チャート推移です。

株価はレンジで推移することが多いですが、2020年に入り一時大きく下落。直ぐに戻しましたが、その後の動きはさえません。2019年以降の中長期で見ると下落、短期でも公取委の立ち入り検査影響で下落しています。

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中部電力の配当推移と決算内容

次に中部電力の配当推移と決算内容を確認していきます

配当金の推移

下記は中部電力の配当金の推移です。年2回、中間配当(9月)と期末配当(3月)を実施しています。

中部電力の年間配当金推移

2017年3月期:30円
2018年3月期:35円
2019年3月期:45円
2020年3月期:50円
2021年3月期:50円
2022年3月期:50円(予)

配当は年間50円で据え置き推移です。

株主還元の方針は「連結配当性向30%以上を目指す」です。配当性向は2020年3月期は23%、2021年3月期は25.6%。2021年3月期の予想配当性向は約40%です。期ズレ補正後の連結配当性向は2020年3月期は30.4%、2021年3月期は30.4%、2022年3月期の予想は32.9%です。

参考:配当の推移|中部電力

決算内容について

2021年4月28日の決算にて2021年3月期の連結経常利益は1,922億円と発表。2022年3月期は1,300億円見通し、年間配当は50円予定としています。

中部電力の今後の株価について

最後に中部電力の今後の株価の上昇ポイントと下落ポイントについて考えてみました。

中部電力の株価上昇ポイント

株価指標に割安感があり、火力発電用の燃料に使われている天然ガス、石炭、原油の価格が下落した場合はプラス材料です。利益の増減は期ズレ差益が主な要因で大きな問題はないです。

生活必需品を扱うディフェンシブ銘柄は景気不安に強い傾向があります。今後、景気減速となる場合は強さを発揮する可能性があります。

また、株価は過去と比較しても安値圏で推移しており配当利回りも高めです。

中部電力の株価下落ポイント

飲食・小売店の営業時間短縮や休業、工場の稼働が減少し販売電力量は前年同期比で減少しておりやや厳しい状況です。

電力自由化による競争も出ており、今後、景気悪化により経費削減の節電取り組みが実施される可能性も高いです。他にも東京電力の福島第一原子力発電所の事故を踏まえた、原子力発電を含む政策などの変化に影響を受ける可能性があります。ディフェンシブ銘柄はあくまでも景気動向に強いというだけで絶対安全ではないです。

燃料コストは下落すればプラスですが、上昇すれば当然マイナスポイントです。また、株価が下落しているというのは、それなりに不安材料を抱えてるという見方もできます。

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