東レの配当が回復後は据え置き・株価は下落場面もあるがレンジ推移【3402】

炭素繊維で世界トップの東レ(3402)、配当金は回復後据え置きで推移しています。株価指標と業績推移、株価チャートと配当推移を確認していきます。

東レのPOINT
  • 配当は回復、利回りは平均より高め
  • 株価は下落場面もあるが、レンジで推移
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株価情報と配当情報

株価情報と配当状況・株主優待制度を確認していきます。

株価の指標(2024年8月9日終値時点)

株価:719.3円
予想PER:14.23倍
PBR:0.68倍
予想EPS:50.56円
時価総額:1兆1,735億円

最新の株価参考:東レ(株)【3402】:Yahoo!ファイナンス

株主優待について

株主優待制度は実施していないです。

配当金の情報

2025年3月期の予定年間配当:18円
予想年間配当利回り:2.5%

配当金の推移について

下記は配当金の推移です。配当権利日は9月(中間配当)と3月(期末配当)です。

2021年3月期は減配、2022年3月期は回復。2025年3月期は据え置き予定としています。

配当性向は2024年3月期が131.7%、2025年3月期の予想が約36%です。

配当方針を確認

配当方針は「安定的かつ継続的配当の維持を基本、配当性向は30%以上」としています。

参考:株主還元|TORAY

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業績推移と株価推移

業績推移と株価推移を確認していきます。

業績の推移

下記は売上高・営業利益・経常利益・最終利益の推移です。

2021年3月期の利益は厳しくなりましたが2022年3月期は回復、2023年3月期は営業増益に。

2024年3月期は大きく減益となりましたが、2025年3月期の最終利益は大きく増益見通しとしています。

参考:セグメント情報|TORAY

株価のチャート

下記は5年分の週足株価チャートです。

株価は2020年3月に急落も、2020年10月に上昇して下落前の水準に戻っています。

2021年以降は下落する場面もありますが、レンジで推移しています。

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事業内容と財務状況

事業内容と財務状況を確認していきます。

東レ(3402)の概要

東レ株式会社(とうレ、英称:Toray Industries, Inc.)は、合成繊維・合成樹脂をはじめとする化学製品や情報関連素材を取り扱う大手化学企業。

三井グループの中核企業の一つとしてその名を知られており、コーポレート・スローガンは、「Innovation by Chemistry」(化学による革新と創造)。社名にあるレは再生繊維のレーヨンを意味する(旧社名:東洋レーヨン)が、レーヨンの生産を終了している。

東レ – Wikipediaより抜粋

主要事業は「繊維」、「機能化成品」、「炭素繊維複合材料」、「環境・エンジニアリング」、「ライフサイエンス」です。

炭素繊維複合材料は飛行機のボーイングにも利用されるなど世界最大級です。

3カ月決算の実績

下記は各決算期における連結最終利益の推移と前期との比較グラフです。

2025年3月期の連結最終利益は810億円見込みとしています。

キャッシュフロー

下記はキャッシュ・フローの推移です。

営業CFは2022年3月期、2023年3月期に減少しましたが、2024年3月期は増えています。

配当について

2022年3月期は大きく利益が回復し配当も回復しましたが、2023年3月期、2024年3月期は最終減益に。

配当利回りは平均より高めの利回りですが、配当性向は高く過去に減配したことを考えると警戒感はあります。

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