腕時計で国内首位級のセイコーグループ(8050)、配当は大きく減配していましたが、完全に回復しています。株価指標と業績推移、配当推移と株価チャートを確認していきます。
SEIKOの株価情報と配当・優待
セイコーグループの株価情報と配当状況・株主優待制度を確認していきます。
株価の指標(2024年2月20日終値時点)
株価:3,080円
予想PER:14.12倍
PBR:0.89倍
予想EPS:218.12円
時価総額:1,275億円
最新の株価参考:セイコーグループ(株)【8050】:Yahoo!ファイナンス
配当金の情報
2024年3月期の予定年間配当:80円
予想年間配当利回り:2.6%
配当金の推移について
下記はセイコーの配当金推移です。配当権利日は9月(中間配当)と3月(期末配当)です。
2021年3月期は大きく減配も2022年3月期にやや回復、2023年3月期に完全回復しています。
配当性向は2023年3月期が61.5%、2024年3月期の予想は約36%です。
配当方針の確認
第7次中期経営計画(~2021年度)にて「安定配当の維持」としていましたが、2021年3月期に減配。第8次中期経営計画(~2026年度)では、成⻑投資、財務体質改善、株主還元の⼀層の拡充を⽬指すとしています。
株主優待について
株主優待制度は実施していないです。
SEIKOの業績推移と株価推移
セイコーグループの業績推移と株価推移を確認していきます。
業績の推移
下記はセイコーグループの売上高・営業利益・経常利益・最終利益の推移です。
インバウンド需要が大きく減少した影響で、2021年3月期は大きく減益となりました。2022年3月期は大きく回復、2023年3月期は更に増収・増益に。
2024年3月期も増収・増益見通しとしています。
株価のチャート
下記はセイコーグループ5年分の週足株価チャートです。
株価は2020年3月に大きく下落し厳しめの推移に、その後は2021年、2022年に大きく上昇するタイミングが出ていましたが、2022年11月から下落。
2024年2月に上昇しています。
SEIKOの事業内容と財務状況
セイコーグループの事業内容と財務状況を確認していきます。
セイコーグループ(8050)の概要
セイコーグループ株式会社は、セイコーグループの中心会社である。
ブランド名はSEIKOの他複数を保有しており、高級実用腕時計であるグランドセイコーや高級・宝飾腕時計としてクレドールなどを展開している。
日本初の腕時計、世界初のクオーツウオッチを製品化し、現在も時計関連で著名な企業である。
セイコーグループ – Wikipediaより抜粋
セイコーグループは「電子デバイス事業」、「システムソリューション事業」なども展開していますが、中心事業は「ウォッチ事業(時計事業)」です。
3カ月決算の実績
下記はセイコーグループの連結経常利益の推移と前期との比較です。
2024年3月期の連結経常利益は145億円見通しとしています。
キャッシュフロー
下記はセイコーグループのキャッシュ・フロー推移です。
セイコーの配当について
配当金は大きく回復していますが、利回りは高くはないです。また、過去の配当を見ると業績に連動する印象を受けます。
株価が上昇し、高めの位置ですが目立った割高感はなく、電子デバイス事業の医療分野で好調な需要もあり、急速に業績が回復しています。