エービーシー・マートの配当が据え置きから増配に・株価は上昇推移も下落あり【2670】

カジュアル、スポーツシューズを軸に靴小売店を展開するエービーシー・マート(ABCマート)(2670)、配当が据え置き推移から増配しています。株価指標と業績推移、株価チャートと配当推移を確認していきます。

ABCマート(エービーシー・マート)のPOINT
  • 優待廃止で配当重視、据え置き推移から増配
  • 株価は上昇推移も下落場面あり
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株価情報と株主優待

株価情報と配当状況・株主優待制度を確認していきます。

株価の指標(2024年7月26日終値時点)

株価:2,905円
予想PER:17.85倍
PBR:2.08倍
予想EPS:162.75円
時価総額:7,193億円

最新の株価参考:(株)エービーシー・マート【2670】:Yahoo!ファイナンス

株主優待について(廃止)

株主優待制度は「グループ店舗で利用できる優待割引券」を実施していました。

保有株式数優待品内容
100株以上 300株未満優待券3,000円 (1,000円割引券 3枚)
300株以上優待券5,000円 (1,000円割引券 5枚)

配当などによる利益還元を優先することとし、2021年2月末を最後に優待を廃止しています。

参考:株主情報|エービーシー・マート

配当金の情報

2025年2月期の予定年間配当:66円
予想年間配当利回り:2.27%

配当金の推移

下記は配当金の推移です。配当権利日は8月(中間配当)と2月(期末配当)です。

配当は据え置きで推移していましたが、2024年2月期は増配。2025年2月期も増配予定としています。

配当性向は2024年2月期が40.4%。2025年2月期の予想が約41%です。

利益還元の方針を確認

利益還元の基本方針は「収益性の向上や財務体質の強化を図りながら、業績を加味した利益還元を実施していくこと」としています。

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業績推移と株価推移

業績推移と株価推移を確認していきます。

業績の推移

下記は売上高・営業利益・経常利益・最終利益の推移です。

2021年2月期はインバウンド需要減の影響で大きく減収・減益に。2022年2月期、2023年2月期は回復、2024年2月期は大きく増益となりました。

2025年2月期も増益見通しとしています。

参考:連結経営指標|エービーシー・マート

株価のチャート

下記は週足株価チャートの推移です。

株価は2020年3月に大きく下落、すぐに上昇しましたが2021年中旬から厳しい推移に。2022年4月以降は業績回復見通しもあり大きく上昇していますが、10月以降は下落場面もあり不安定な推移です。

また、2023年8月31日を基準日として1株を3株に株式分割しています。

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A事業内容と財務状況

事業内容と財務状況を確認していきます。

エービーシー・マート(2670)の概要

株式会社エービーシー・マート(英: ABC-MART,INC.)は、靴小売業大手の企業である。国内外に靴や衣料品のチェーン店「ABCマート」(エービーシーマート)を展開する。

HAWKINSやVansブランドの商標権を取得し、ナショナルブランドとして同ブランドの靴を独占販売をしている。ナショナルブランドを主力としたSPA方式(商品企画から販売までの一括管理)を導入し低価格・高品質な商品を販売。

ABCマート – Wikipediaより抜粋

靴をメインに衣料・雑貨などの販売をしています。

1,300店舗以上を展開、国内が約1,000店舗、海外は韓国を中心に展開しています。

3カ月決算の実績

下記は各決算期における連結経常利益の推移と前期との比較グラフです。

2025年2月期の連結経常利益は597億円見通しとしています。

キャッシュフロー

下記はキャッシュ・フローの推移です。

2023年2月期の営業CFは減少しましたが、2024年2月期は大きく増えています。

配当・優待について

株主優待制度を廃止して配当重視に。据え置きで推移していましたが増配しています。株価が上昇した影響もあり利回りは高くはないです。

優待は方針の変更がない限り復活する可能性は低そうです。

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