ソフトバンク(softbank)の株価分析!高配当利回りの理由と株主優待の新設可能性について【9434】

※この記事はソフトバンクIPO時の記事をリライトしています

携帯・固定通信会社のソフトバンク(9434)。IPO以降も日経平均に採用、親会社のソフトバンクグループの株式売り出し(PO)など話題に欠きません。果たして今後の株価と配当はどうなるのか。株主優待の新設可能性についても確認していきます。

ソフトバンクの株価POINT
  • 高い配当性向を打ち出しているので高配当利回り
  • 将来、株主優待を新設する可能性はありそう
  • 将来的な伸びの期待もあるが、当然リスク要因もある
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ソフトバンクの株価情報と事業内容

はじめに、ソフトバンクの株価情報と事業内容を見ていきます。

株価指標と配当利回り

株価:1,520円
予定年間配当:86円
年間配当利回り:5.66%
予想PER:14.3倍
PBR:4.89倍
時価総額:7兆2,765億円

2021年9月3日終値時点のデータです。
最新の株価はコチラ⇒ソフトバンク(株)【9434】:Yahoo!ファイナンス

PBRは割高、年間配当利回りはかなり高いです。ソフトバンクはIPO時より株主還元を重要な経営課題としており、総配当性向85%を目安としています。高配当利回りなのは配当性向が高いからです。

参考:株主還元・配当|ソフトバンク

ソフトバンク(9434)とは

ソフトバンク株式会社(SoftBank Corp.)は、ソフトバンクグループ株式会社傘下の会社で、日本で携帯電話などの無線通信サービス(移動体通信事業者)および長距離、国際通信を提供する日本の大手電気通信事業者。2015年7月1日にソフトバンクモバイル株式会社から商号変更した。

ソフトバンク – Wikipediaより抜粋

ソフトバンクはソフトバンクグループを親会社に持ち、スマートフォン、ブロードバンドサービスからIoTなどなど幅広い事業を展開しています。売り上げのメインはコンシューマー事業で、「SoftBank」、「Y!mobile」、「LINEモバイル」の販売などです。

ソフトバンクのIPO時の状況と株価チャート

次に、2018年12月のソフトバンクIPO時の状況と株価チャートを見ていきます。

IPO時の状況

下記枠内はIPO時に記載した内容を抜粋したものです。

ソフトバンクのIPOについて

ソフトバンクのIPO規模ですが総額2兆6,000億円をこえ、過去最大級です。IPOでは異例のCMを流したり、各証券会社もかなり気合を入れています。

ソフトバンク株のプラス材料(株価上昇ポイント)

配当性向を高く設定して1株当たりの配当は75円です。IPO株価1,500円に対し年間配当利回り5%と高いです。また、親会社のソフトバンクグループが株主優待を行っているため、将来、ソフトバンクが株主優待を行う可能性があります。

ソフトバンク株のマイナス材料(株価下落ポイント)

ソフトバンク株の予想PERは17倍、同業種であるKDDIの10倍、NTTドコモの13.7倍と比較すると多少割高感があります、PBRも割高です。また、すべての携帯会社に対して言えることですが、携帯電話料金の行政指導などがあり今後厳しくなっていくのが想定されます。

最後に

IPOのソフトバンク株が明らかに安いかと言われるとそうではないです。IPOの一番の魅力は、その価格では手に入らないくらい安い価格で手に入れることができる可能性があることです。年間配当利回りが5%ということもあり、主に大口の個人投資家には売れているそうですが、株価1,500円はIPOで買うほどのものではないです。ソフトバンク株自体の購入は否定しませんが、1,500円以下で買うチャンスは直ぐにあると考えられます。IPOに参加するより、その時に買う方がお得だと個人的には考えます。

株価チャート推移

下記はソフトバンクの上場以降の週足株価チャートです。

IPO時は大きく公募割れして厳しい推移でしたが、2019年8月にIPO価格1,500円を突破。しかし、その後の株価は不安定で中々上昇できていません。

1,500円の壁

2020年8月以降に大きく下落しているのはソフトバンクグループの売り出し(PO)による警戒感からです。その後は一旦落ち着き上昇していますが、1,500円周辺はこれまでも何度か壁になっています。

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ソフトバンクの株主優待について

次に、ソフトバンクの株主優待について確認していきます。

ソフトバンクの株主優待はどうなるのか

2021年9月現在、ソフトバンク(9434)は株主優待を実施していません。親会社であるソフトバンクグループ(9984)が携帯料金が割引になる優待を実施していましたが、2019年3月末で株主優待制度を廃止しました。

高い配当性向と優待期待

ソフトバンクグループが株主優待を廃止したことにより、ソフトバンク(9434)が株主優待制度を新設する準備が整った可能性はあります。しかし、今のところ株主優待の話はなく、高い配当性向で配当で大きく株主還元しているため、見えにくさもあります。

ソフトバンクの決算内容と今後について

最後に、ソフトバンクの決算内容の確認と今後について考えてみました。

決算内容の確認

2021年8月4日の決算にて、2022年3月期1Q(4-6月)の連結経常利益は2,724億円(前年同期比5.9%増)、連結最終利益は1,509億円(前年同期比0.8%減)と発表しています。

今後について

携帯電話はこの先、競争激化や政府による料金引き下げ圧力に加えて、5Gなど新たな技術がリスクとなるケースもあります。ソフトバンクは高い配当性向を打ち出しているため、高配当利回りですが割高で親会社のソフトバンクグループ同様に自己資本比率が低いのは注意点です。

高配当性向の注意点

高い配当性向方針を打ち出し高配当利回りですが、あくまでも2021年3月期から2023年3月期です。その後も高い配当性向方針が続く可能性はもちろんありますが、確実とは言えないです。

一般的な話

配当性向は一般的に30%~40%台、欧米でも50%台と考えると85%目安という配当性向方針はかなり高いです。ソフトバンクはソフトバンクグループおよびその投資先との協働により、「少ない資金で投資効率の高い事業展開を行えるため、高い株主還元と成長投資の両立が可能」としていますが、この先も続けることが出来るのかという不透明感は当然あります。

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