ソフトバンク【9434】高い配当利回り・株主優待の実施可能性について

携帯・固定通信会社のソフトバンク(9434)、高い配当性向を目安とし高配当利回りです。高配当利回りや株主優待の新設可能性に加え、業績推移・株価推移を確認していきます。

ソフトバンクのPOINT
  • 高い配当性向方針で高配当利回り
  • 株主優待新設の可能性はあるが確実とは言えない
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ソフトバンクの株価情報と配当・優待

ソフトバンクの株価情報と配当状況・株主優待制度を確認していきます。

株価の指標(2024年3月8日終値時点)

株価:1,989円
予想PER:20.38倍
PBR:4.06倍
予想EPS:97.59円
時価総額:9兆5,405億円

最新の株価参考:ソフトバンク(株)【9434】:Yahoo!ファイナンス

配当金の情報

2024年3月期の予定年間配当:86円
予想年間配当利回り:4.32%

配当金の推移について

ソフトバンクの配当は年2回、中間配当(9月)と期末配当(3月)を実施しています。

配当は据え置き推移です。

配当性向は2023年3月期が76.4%、2024年3月期の予想が約87%です。

IPO時より株主還元を重要な経営課題としており、総還元性向85%を目安としています。高配当利回りの理由の一つが、高い還元目安です。

ソフトバンクの株主優待について

ソフトバンク(9434)は株主優待制度を実施していません。

親会社のソフトバンクグループ(9984)が携帯料金割引の株主優待制度を実施していましたが、2019年3月末で廃止しています。

高い配当性向と優待実施の期待

親会社のソフトバンクグループ(9984)が株主優待を廃止したことにより、ソフトバンク(9434)が株主優待制度を新設する可能性があります。

しかし、高い配当性向を目安として株主還元をしているため見えにくさもあります

参考:株主還元・配当|ソフトバンク

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ソフトバンクの業績推移と株価推移

ソフトバンクの業績推移と株価推移を確認していきます。

業績の推移

下記はソフトバンクの売上高・営業利益・経常利益・最終利益の推移です。

売上・利益ともに上昇推移、2023年3月期も増収・増益となり過去最高を更新しました。

2024年3月期は減益見通しとしています。

参考:業績予想|ソフトバンク

株価のチャート

下記はソフトバンクの週足株価チャートです。

IPO時は大きく公募割れして厳しい推移でしたが、2019年8月にIPO価格1,500円を突破。2020年は厳しめの推移でしたが、その後は比較的レンジで推移。

1,500円周辺がポイントとなっていましたが、2023年9月以降は上昇しています。

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ソフトバンクの事業内容と財務状況

ソフトバンクの事業内容と財務情報を確認していきます。

ソフトバンク(9434)の概要

ソフトバンク株式会社(英: SoftBank Corp.)は、ソフトバンクグループ傘下の会社で、携帯電話などの無線通信サービス(移動体通信事業者)および長距離、国際通信を提供する日本の大手電気通信事業者。

2015年7月1日にソフトバンクモバイル株式会社から商号変更した。

ソフトバンク – Wikipediaより抜粋

ソフトバンクグループを親会社に持ち、スマートフォン、ブロードバンドサービスからIoTなど幅広い事業を展開しています。

売り上げのメインはコンシューマー事業で、「SoftBank」、「Y!mobile」、「LINEモバイル」の販売などです。

3カ月決算の実績

下記はソフトバンクの連結最終利益の推移と前期との比較です。

2024年3月期の連結最終利益は4,620億円見込みとしています。

キャッシュフロー

下記はソフトバンクのキャッシュ・フロー推移です。

ソフトバンクの配当・優待について

高い配当利回りですが、その理由として「2021年3月期から2023年3月期においては総還元性向85%程度を目安」、2023年3月期は安定性、継続性に配慮しつつ据え置きとしています。

今後も高配当の可能性がありますが、配当性向は高く、確実とは言えないです。

一般的な話

配当性向は一般的に30%から40%台、欧米でも50%台と考えると配当性向はかなり高いです。

ソフトバンクはソフトバンクグループおよびその投資先との協働により、「少ない資金で投資効率の高い事業展開を行えるため、高い株主還元と成長投資の両立が可能」としていますが、この先も続けることが出来るのかという不透明感は当然あります。

株主優待新設の可能性

新NISAもあり、どの銘柄でも株主優待制度が新設される可能性はありますが、あくまでも優待はオマケとして考えるべきです。

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