株式投資をしてみたいが「どのような銘柄」が良いか「どのような投資方法」が良いか、分からない人は多いと思います。
今回は「あくまでも一般的に言われる投資初心者へのオススメ銘柄(初心者が避けるべき銘柄)」、「おすすめの投資法(初心者が避けるべき投資法)」を見ていきます。
- 難易度やリスクを考えると初心者に短期取引は難しい
- 投資に不正解はあるが正解は無い
- 一般的な内容が自分に合うかは別の話
初心者オススメの投資スタイル・投資法とは
投資スタイルといっても難しいことはないです。株に限らず「投資」は大きく分けて二つしかありません。
短期取引スタイル
一つは「デイトレード」などと呼ばれるスタイルで、短期間で何度も株を売買し、株の値上がり益(キャピタルゲイン)を狙うものです。
デイトレード(day trading)とは、主に個人投資家による株式・債券などの日計り取引である。
1日に1回もしくは複数回の取引を行い、細かく利益を積み重ねる売買手法である。場合によっては、1日で数百万円~数億円の利益を得られる(あるいは失う)など、他のトレード手法と比べ即時性・ゲーム性・ギャンブル性および依存性が強いとされ、利益をあげ続けるためには高い熟練度を要する。
デイトレード – Wikipediaより抜粋
簡単に言うと「安い時に買って、高くなったら売る」を短期間のうちに繰り返す事です。
大きな利益を手にする事ができる可能性がある反面、大きな損失を出す可能性もあります。
短期取引も使い方によってはリスクを抑えることもできますが、基本はハイリスク・ハイリターンです。
高い難易度
短期取引を否定するわけではないですが、難易度が高いため初心者にオススメ出来ない方法と言われています。また、基本的にチャートなどを常に見張るケースが多く、その点でもおすすめできません。
長期取引スタイル
では、初心者におすすめの投資スタイルとはなにか。それは短期投資の反対の「中長期的な投資」です。
1日の株価の値動きを見るのではなく、長い目でみて「今後この会社は成長する」、「今の株価は下落して安いが将来復活する」、「安定して配当を出している」など、さまざまな理由で長期にわたり保有するのを前提で投資を行います。
必ずしもリスクが低いわけではない
長期保有の投資が必ずしもリスクが低いとは言えないです。
株式投資は長年やっていると、必ずと言っていいほど相場の暴落に当たります。暴落時には保有株のほとんどが大きく下落する可能性もあります。また、リスクの度合いは違いますが、どの銘柄も上場廃止や倒産などの可能性があります。
株に限らず、取引する際は手数料がかかります。売買回数が増えるほど手数料が増えます。証券会社は「出来るだけ売買してほしいと考えている」ということは覚えておいた方がいい事です。
初心者向きの銘柄・初心者が避けるべき銘柄とは
日本株は東証1部上場銘柄だけでも2,000種類以上あります。中には初心者が手を出すべきではないものがあります。
初心者におすすめしない株の銘柄とは何か
初心者にオススメしない銘柄と良く言われるのは株価が「高すぎるもの」と「安すぎるもの」です。
株価が高い銘柄のリスク
株価が高いものは100株買うだけで数百万円するだけでなく、1日で数万円~数十万円動くことが良くあります。
はじめて買った株が、1日で何万円も上下するのは、株をまったくやったことがない人にしたらとても怖いことです。
サービスを利用して買う方法もあるが
通常100株単位で売買する株式ですが、証券会社のサービスを利用することで1株や10株単位で購入できるケースがあります。
サービスを利用して金額を抑えて保有するのも良いかもしれませんが、手数料がどうなっているか、株主優待はどうなるかなどしっかりと確認しておくべきこともあります。
株価が安い銘柄のリスク
株価が安い銘柄、具体的には一株100円未満の株は超低位株と呼ばれます。1万円ほどの少ない資金で購入できますが、問題を抱えている銘柄も多いです。
全ての企業に当てはまるわけではないですが、株価の安い銘柄の中には上場廃止・倒産リスクのある企業もあり、ほとんど株価が動かないケースも多々あります。
しっかり見極める力があればいいですが、初心者のうちは避けるべき銘柄と言われています。
あくまでも初心者は避けた方が安全というだけで、ダメな銘柄と言うわけでは無いです。見極める目があれば問題ないです。
初心者オススメの銘柄とは
初心者が購入するべき株の銘柄は何か。それは、実は身近にあったりするものです。
普段の生活にヒントあり
株価は多くの人が注目すると上昇する投票制です、アイドルやタレントなどと同じです。
普段の生活の中で、自身が良いと感じたものを調べ、どのような会社が関係しているのか、その会社の株価が安ければ購入することで利益を手にする確率は高くなります。
投資雑誌やWEBで取り上げられた銘柄は遅い可能性があります。
過去を考えてみる
今から10年以上前を考えてみます。例えば、回転寿司チェーン店の「無添くら寿司」を展開する「くらコーポレーション」、ソフトバンクグループ、ニトリホールディングスなど。
ほかにも株価が上昇した銘柄はたくさんありますが、これらの会社を10年以上前でも知っていた人はたくさんいます。その時に「この会社はこれから伸びる」、「まだまだ業績が伸びる」と思い株を購入した人がたくさんの利益を手に入れてます。
※すでに上昇した株です。おすすめする銘柄ではありません。
最後に
株を買う時に一番重要視するのは、「この会社はこれから伸びそう」、「この会社を応援したい」という気持ちがわいてくる会社だと思います。これは初心者に限らずだと考えています。
個人投資家への有名な格言
「個人投資家としての強みは、ウォール街の専門家から手に入れるものではなく、自分が既に持っているものの中にある」という有名な言葉があります。
株は意外と身近にあるものです。いつも通る道、お気に入りのお店。普段からさまざまなチャンスを見つけることができます。
また、実際に株を購入するときの気を付ける点としては「自分が注目したとき、すでに遅くないか」をよく考えることです。
最終的な投資スタイルは人それぞれ
様々な手法を試して、自分に合ったスタイルを見つけるのも一つの方法です。当たり前ですが、投資にはリスクが伴います。
「○○なら絶対損をしない」というのは投資では存在しません。また、他人とは違う考えを選択するのも投資の一つです。