総合商社の三菱商事(8058)、累進配当方針で配当が増配推移、高い利回りです。株価指標と業績推移、株価チャートと配当推移を確認していきます。
- 累進配当方針で増配推移、高い利回り
- 株価は下落推移から上昇が強い推移に
株価情報と配当状況について
三菱商事の株価情報と配当状況・株主優待制度を確認していきます。
株価の指標(2025年11月7日終値時点)
株価:3,637円
予想PER:20.12倍
PBR:1.54倍
予想EPS:180.74円
時価総額:14兆6,532億円
最新の株価参考:三菱商事(株)【8058】:Yahoo!ファイナンス
株主優待について
株主優待制度は実施していないです。
配当金の情報
2026年3月期の予定年間配当:110円
予想年間配当利回り:3.02%
配当金の推移について
下記は配当金の推移です。配当権利日は9月(中間配当)と3月(期末配当)です。

連続増配で推移しており、2026年3月期も増配予定としています。
配当性向は2025年3月期が42.2%、2026年3月期の予想が約59%です。
配当方針の確認
株主還元の基本方針は『中期経営戦略2027』にて「利益成長に応じて増配を行う累進配当」、「総還元性向40%を目処」としています。
参考:株主還元情報|三菱商事
業績推移と株価推移について
三菱商事の業績推移と株価推移を確認していきます。
業績の推移
下記は売上高・経常利益・最終利益の推移です。

2022年3月期は業績が大きく回復、2023年3月期は増益で過去最高益を更新も2024年3月期は減益に。
2025年3月期は最終減益、2026年3月期も最終減益見通しとしています。
株価のチャート
下記は5年分の週足株価チャートです。

株価は2022年は緩やかに推移していましたが、2023年6月以降に大きく上昇。
2024年6月から下落が強めの推移となりましたが、2025年4月以降は上昇が強い推移をしています。
事業内容と財務状況について
三菱商事の事業内容と財務状況を確認していきます。
三菱商事(8058)の概要
三菱商事株式会社(みつびししょうじ、英: Mitsubishi Corporation)は、三菱グループの大手総合商社。
三井物産、住友商事、伊藤忠商事、丸紅と共に五大商社の一つ。
三菱商事 – Wikipediaより抜粋
三菱商事は日本最大規模の総合商社です。国内外の拠点数は200を超え、多くの企業と連携しながらビジネスを展開しています。
「三菱食品(7451)」、「ローソン(2651)」などの子会社、関連会社は1,700社以上あります。
3カ月決算の実績
下記は2026年3月期の各決算期における連結最終利益の推移と前期との比較です。

2026年3月期の連結最終利益は7,000億円見通しとしています。
キャッシュフロー
下記はキャッシュ・フロー推移です。

2023年3月期の営業CFは大きく増えています。
配当について
経営戦略として累進配当を継続して打ち出しており、高い配当利回りです。
しかし、株を保有するときは配当・優待を見るのではなく、利益を上げることが出来るかを考えることが重要です。

