アサヒ(Asahi)の株価分析！警戒感から下落気味の推移・連続増配で株主優待実施【2502】

傘下に「アサヒビール」、「アサヒ飲料」、「カルピス」、「ニッカ」などを持つアサヒグループホールディングス(2502)。今後の株価と配当はどうなるのか、業績推移・株価チャート・配当推移を分析してみました。また株主優待制度も確認していきます。

アサヒグループホールディングスの株価POINT

目立った割安感、割高感は無い
業績回復・連続増配当予定
株価は下落圧がやや強めの推移

アサヒの株価情報と業績推移
アサヒの配当情報と株主優待
1. 配当情報
  1. 配当金の推移
  2. 配当方針(政策)の確認
2. 株主優待について
  1. 優待利回り
アサヒの事業・決算内容と今後について

アサヒの株価情報と業績推移

アサヒグループホールディングスの株価情報と業績推移を見ていきます。

株価指標

株価：4,304円
予想ＰＥＲ：14.89倍
ＰＢＲ：1.04倍
予想ＥＰＳ：289.12円
時価総額：2兆1,821億円

2022年11月21日終値時点のデータ。
最新の株価参考：アサヒグループホールディングス(株)【2502】：Yahoo!ファイナンス

目立った割安感、割高感はないです。

売上高と利益の推移

下記はアサヒグループホールディングスの売上高・営業利益・経常利益・最終利益の推移です。

2020年12月期は大きく減益となりましたが、2021年12月期は回復。

2022年12月期は増収・増益見通しとしています。

参考：財務・業績情報｜アサヒグループホールディングス

株価の推移

下記はアサヒグループホールディングス5年分の週足株価チャートです。

株価は2020年3月に急落しましたが、2020年11月から上昇し下落前の水準まで上昇。

2021年11月からは業績下方修正の影響もあり、やや下落が強めの推移をしています。

アサヒの配当情報と株主優待

アサヒグループホールディングスの配当情報と株主優待制度を見ていきます。

配当情報

2022年12月期の予定年間配当：111円
予想年間配当利回り：2.58%

配当金の推移

下記はアサヒグループホールディングスの配当金推移です。配当権利日は、6月(中間配当)と12月(期末配当)です。

アサヒグループホールディングスの年間配当金推移

2017年12月期：75円
2018年12月期：99円
2019年12月期：100円
2020年12月期：106円
2021年12月期：109円
2022年12月期：111円(予)

配当は毎年増配しています。

配当性向は2021年12月期が36%、2022年12月期の予想が約38%です。

配当方針(政策)の確認

株主還元方針は「配当性向35％程度を目途とした安定的な増配を目指す方針」としています。

参考：配当情報｜アサヒグループホールディングス

株主優待について

アサヒグループホールディングスの株主優待制度は「グループ会社の商品など」です。優待権利月は12月です。

保有株式数	優待内容
100株以上　500株未満	自社グループ製品 (1,000円相当)
500株以上　1,000株未満	自社グループ製品 (2,000円相当)
1,000株以上	自社グループ製品 (3,000円相当)

「限定ビール」、「飲料セット」、「飲料・食品セット」など複数の商品から選択することが出来ます。

優待利回り

100株保有で年間1,000円相当とした場合、優待利回りは約0.2%です。

参考：株主優待制度｜アサヒグループホールディングス

アサヒの事業・決算内容と今後について

アサヒグループホールディングスの事業・決算内容の確認と今後について考えてみます。

アサヒグループホールディングス(2502)とは

アサヒグループホールディングス株式会社（英: Asahi Group Holdings,Ltd.）はアサヒビール、アサヒ飲料、アサヒグループ食品などを傘下に持つ持株会社である。
創業が大阪な事と一時期住友銀行（三井住友銀行）から経営再建のため経営陣を送り込まれた関係上、住友グループの企業として扱われる事が多い。
アサヒグループホールディングス – Wikipidiaより抜粋

事業子会社はビールなどの酒類の「アサヒビール株式会社」、清涼飲料水の「アサヒ飲料」と「エルビー」、食品・健康食品・医薬品の「アサヒグループ食品」、機能性食品や飼料の「アサヒカルピスウェルネス」などです。

売上比率は酒類、飲料が高いです。中国をはじめ豪州・北米・欧州など海外にも事業を展開しています。