リコー系で事務機器のリースを行うリコーリース(8566)、株主優待制度はQUOカード・カタログギフトを実施。株主優待に加え、株価指標と業績推移、株価チャートと配当推移を確認していきます。
株価情報と株主優待
株価情報と配当状況・株主優待制度を確認していきます。
株価の指標(2024年8月9日終値時点)
株価:4,890円
予想PER:10.25倍
PBR:0.68倍
予想EPS:476.89円
時価総額:1,528億円
最新の株価参考:リコーリース(株)【8566】:Yahoo!ファイナンス
株主優待について
株主優待制度は「QUOカード」、「カタログギフト」を実施しています。優待権利月は3月、2022年3月期から新制度に変更しています。
所有株式数 | 優待内容 |
---|---|
100株以上 300株未満 | QUOカード 2,000円相当(1年未満) QUOカード 4,000円相当(1年以上3年未満) QUOカード 5,000円相当(3年以上) |
300株以上 | カタログギフト 5,000円相当(1年未満) カタログギフト 8,000円相当(1年以上3年未満) カタログギフト 10,000円相当(3年以上) |
優待利回り
100株保有で2,000円相当とした場合、優待利回りは約0.4%です。3年以上の長期保有の場合、5,000円相当なので、利回りは約1%です。
配当金の情報
2025年3月期の予定年間配当:165円
予想年間配当利回り:3.37%
配当金の推移について
下記は配当金の推移です。配当権利日は9月(中間配当)と3月(期末配当)です。
配当金は毎年増配しています。2025年3月期も増配予定としています。
配当性向は2024年3月期が41%、2025年3月期の予想が約35%です。
利益配分方針の確認
2023~2025年度の中期経営計画目標として「配当性向35%(2026年3月期)」としています。
業績推移と株価推移
業績推移と株価推移を確認していきます。
業績の推移
下記は売上高・営業利益・経常利益・最終利益の推移です。
利益は比較的好調な推移で、2023年3月期は過去最高益を更新しましたが、2024年3月期は減益に。
2025年3月期は最終増益見通しとしています。
株価のチャート
下記は5年分の週足株価チャートです。
株価は2020年3月に大きく下落。その後は下落する場面もありながら、緩やかに上昇推移。
2023年以降は大きく上昇推移していましたが、2024年4月から下落、8月には大きく下落しています。
事業内容と財務状況
事業内容と財務状況を確認していきます。
リコーリース(8566)の概要
リコーリース株式会社はリコーの光学、OA製品のリース、ビジネスローン、集金代行サービスなど各種金融サービス事業を提供するリコー三愛グループの企業である。
事業基盤は中小企業向けの小口リース・割賦事業である。リコーグループ唯一の国内金融子会社であり、資金面・人的面でもリコーグループとは密接なつながりがある。
リコーリース – Wikipediaより抜粋
「リース・割賦事業」と「金融サービス事業」の2つの事業を軸に、総合的なフィナンシャルサービスを提供。
取引先企業のほとんどが中小企業というのが特徴です。
3か月決算の実績
下記は3か月決算の連結経常利益の推移と前期との比較です。
2025年3月期の連結経常利益は212億円見通しとしています。
キャッシュフロー
下記はキャッシュ・フローの推移です。
営業CFはマイナスの時もあり不安定な推移です。
配当・優待について
株主優待はQUOカード、カタログギフトを実施、長期保有で金額が増えます。
配当は連続増配で推移しています。株価が大きく上昇した影響で以前ほどの利回りはないですが、高めの利回りです。